超人計画
- 冒険サスペンス (40)
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アマゾンで、アマゾンカワイルカが発見される。その体長、何と10メートル!しかし、それを撮影した日本人たちは何者かに殺された。犯人は普通では考えられない大男だったらしい。 舞台は変わってブラジルのポルトベェーリョ。佐倉という医者が末端肥大症の患者を診ている。末端肥大症は発症率の高い病気ではないが、立て続けに3人もの患者が末端肥大症になっているのである。何かがおかしい。しかし、その3人の成長ホルモンの値は正常だったのだ。そして3人とも「恐怖」を感じにくくなっていた。 佐倉は滝沢牧場という場所に謎を解くヒントがあると考え、調べてみるが、それに協力したパイロットは殺された。これ以上首を突っ込むなという警告である。 しかし、佐倉は涼子という日本人医学者と協力して一連の出来事を調べることにするが・・・。 そして2人はある「計画」の恐るべき全貌を知ることになる。それは非常に危険な思想に基づくものだった。佐倉たちはこの計画を止めることができるのだろうか・・・? 著者の問題意識は、資本主義によって人類は果てしない欲望を満たすために行動し、いずれは自滅してしまうだろうということだ。 この小説の「計画」は、まさにそれを解決するためのものだといえる。その計画の是非はともかく、確かにこのまま行けば人類は滅亡の危機に陥るだろう。地球の人類の総人口はもう限界に近い。それこそ、近い将来火星にでも移住しなければやっていけなくなるだろう。現在の生活のあり方を根本的に変えなければ、人類の未来はない。そんな危機感を持たざるを得ない作品だった。 | ||||
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響堂さんの作品一般に言えることだが、テーマも悪くないし、知識の裏づけもある。構成も悪くはない。場所の設定も、本作品ではブラジル奥地が舞台ということで、マイケル・クライトン張りのスケール感のある作品になってもよいはずだ。ただ、残念ながら、面白くない。 結局、キャラが立っていないということなのかもしれない。どの人物についてもそれなりの背景が描かれ、濡れ場なんかもあったりするのだが、生き生きとしていない。たぶん、これで人物に血肉が感じられれば、ハリウッド映画の原作になってもおかしくないレベルの内容なのだが、全く惜しい限りだ。 | ||||
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