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絶体絶命ゲーム 1億円争奪サバイバル



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【この小説が収録されている参考書籍】
絶体絶命ゲーム 1億円争奪サバイバル (角川つばさ文庫)

絶体絶命ゲーム 1億円争奪サバイバルの評価: 3.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
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絶体絶命ゲーム 1億円争奪サバイバルの感想

児童書ミステリのデスゲームもの。
著者は角川ホラーにてデスゲーム作品を出している人です。同角川からの児童書レーベルでどのようなデスゲームを描くのか期待していた次第。ですが正直な感想としては期待し過ぎだった気持ちでした。

物語は賞金1億円を求めて、それぞれの事情がある者達がデスゲームに参加するというもの。
デスゲームの定番要素となる、集められた男女10名、ゲームのルール、報酬とペナルティのお約束は守らています。が、肝心のゲーム内容が面白くない。理由は行きあたりバッタリで敗者が決まり、知的な感じが全くない為です。結末から考えればルールの存在意義も感じませんでした。

端的に言うと、本書はゲームの駆け引きが描かれていない作品。
プレイヤー同士の頭脳戦がない。不注意で死んだり、相手の影響がなく勝ったりと、ゲームにおけるキャラ同士の接点が弱く戦っている感じがしませんでした。この場合、小学生の読み物として類似ジャンルを例えると、妖怪ものや学校の怪談の部類の本であると感じます。本書はデスゲームの舞台を扱っただけで、キャーキャー怖さを描くだけの本という印象でした。とすると小学生低学年向けなのですが、中身にははっきり死が描かれているので低学年には読ませ辛い。内容とターゲットが少しミスマッチな印象を受けました。

まぁでも版数を重ねて売れているので子供には刺さっている内容なんだなと、気持ちの差を感じる一面を得た次第でした。

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