【佐伯泰英】
蘇れ、吉原 吉原裏同心40
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江戸は神田の袋物屋・三島屋は風変わりな百物語で知られている。語り手一人に聞き手も一人。
洒落た一品をそろえる袋物屋〈三島屋〉の次男坊・富次郎は、いっぷう変わった百物語の聞き手を務めている。
東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。
京の袋物問屋の隠居・又兵衛と知り合った空也は、大和国室生寺に向かう一行と同道することになった。
江戸・三十間堀の小さな町道場が、怪しい証文を盾にした男たちから狙われている。
京での修業先が決まった幹次郎と麻。その新生活は不穏な空気に包まれていた。
禁裏の刺客・不善院三十三坊を斬った幹次郎。その直後から、禁裏と、ある西国の雄藩の影が祇園の町にちらつきはじめる。
江戸・吉原で、評判の遣手らが不可解な辞職をし、相次いで姿を消した。
吉原会所の裏同心神守幹次郎にして八代目頭取四郎兵衛は、九代目長吏頭に就任した十五歳の浅草弾左衛門に面会した。
勘定奉行である父秀信の秘命を帯び、関八州に巣くう公儀の敵を倒してきた夏目影二郎。最後の始末旅より七年。
長く廓の用心棒であった神守幹次郎が吉原を率いる八代目頭取四郎兵衛に就任、御免色里の大改革が始まった。
端午の節句のその日、大門前に立った男女。一年余の京での修業を終え、吉原に戻った神守幹次郎と加門麻であった。
吉原遊廓の裏同心・神守幹次郎は、表向きは謹慎を装い、元花魁の加門麻を伴う修業の旅に出た。
高齢の四郎兵衛に代わり、廓を御する吉原会所の八代目頭取を誰が継ぐのか。
将軍・徳川吉宗の命で、江戸城内で最強を誇る目付阪崎左兵衛尉を咎め、改易に追い込んだ惣目付の水城聡四郎。
花魁・薄墨太夫に驚きの運命が訪れた。幹次郎と汀女、薄墨改め加門麻は、思いがけぬ新しい生活を始めたのだった。
安永五年、豊後岡藩の馬廻り役・神守幹次郎は、意に沿わぬ婚姻に苦しむ納戸頭の妻・汀女と出奔した。
吉原会所の頭取四郎兵衛の傷がようやく癒えた折り、またも吉原が脅威にさらされた。
天明六年、将軍家治の逝去により、老中・田沼意次が失脚、吉原遊廓は閉門停止となった。
吉原会所を嶋村澄乃と名乗る武家の娘が訪れた。裏同心として働きたいと言う澄乃に、一同は驚く。
遊女たちの髪洗いの日、千惷楼でお職を張る女郎莉紅が客と心中した。
天明八年の正月、吉原にある引手茶屋の沽券が次々売り渡される事態が発生。
虚栄と粋と張りを競い合う吉原が炎上、仮宅商いを余儀なくされた師走。遊女・花蕾が行方を断った。
吉原裏同心・幹次郎の前に、人喰い猿を連れた三人の武芸者が現れる。男たちは廓に乗り込み、遊女を殺し金銭を奪う悪行に及ぶ。
大籬の遣手のおしまが首吊りに見せかけて殺された。襟元に菖蒲の花が差し込まれた意味と悲しい顛末とは。
神守幹次郎と汀女が吉原会所に雇われ、一年余が過ぎた。弥生三月、吉原に桜が舞う季節、女たちの想いと生き様が廓を揺るがす。
汀女の手習い塾に通う遊女に、偽の文を使って客から金子を詐取した疑いがかかる。
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京の都。祇園感神院の西ノ御門前で空也は、往来の華やかさに圧倒されていた。
レジェンドへのリスペクトを胸に人気作家7名が全力執筆!真正面から挑戦する超絶技巧の本格ミステリから、女子高に潜入する火村とアリスや不可解なダイイング・メッセージに挑む江神たちEMCの面々まで。
安芸広島城下で空也は、自らを狙う武者修行者、佐伯彦次郎の存在を知る。
数年にわたって修行の日々を過ごした西国を去ることに決め、福江島から船に乗り込んだ空也は、長州藩の萩城下に降り立った。
淀川を襲う激しい嵐から人々を救うため、来島水軍流・剣の舞を天に奉納する小籐次・駿太郎親子。
飲み屋で男二人が喧嘩をした。一人は大怪我、殴った男は遁走の果てに首を吊った。
頭成の湊に着き、森藩の国家老・嶋内と商人・小坂屋の不穏な結びつきを知った小籐次は、ある過去の出来事を思い出した。
久しぶりに幹次郎を訪ねてきた左吉。身代わりで入牢した間に財産を盗まれたという。
吉原遊廓の陰の用心棒・神守幹次郎は、姉妹の売れっ子見番芸者が、禁忌を犯して客と床入りをしているとの噂を聞く。
札差の筆頭行司を巡る争いが激化する御蔵前で、当代の伊勢亀半右衛門宛てに不可解な投げ文が届く。
鎌倉の旅から帰った裏同心の幹次郎らは、玉藻と正三郎の祝言を控え、忙しい日常に戻る。
廓に上がらず、吉原で金を使わない地廻りと呼ばれる男の骸が切見世で見つかった。
忘れるために生きてきた――下級武士から次席家老へ。
武者修行中の嫡子・空也の身を案じる江戸の坂崎磐音のもとに、長崎会所の高木麻衣から文が届く。
森藩藩主の命により、参勤交代に先行して国許の豊後国を訪れることになった小籐次。
文政9年初夏。太平の世を謳歌する江戸では近頃、貧しい長屋に小銭が投げこまれるという奇妙な事件が続いていた。
文政9年正月。今年こそは平穏な日々を送りたいと願う小籐次のもとに元日早々、藤藩の近習頭・池端が訪ねてくる。
小籐次一家三人は、老中青山忠裕の国許であり駿太郎の実母・小出お英の故郷でもある丹波篠山へと旅立つ。
小籐次一家との身延山久遠寺への代参旅から戻ったお夕は、父のもとで錺職修業を始めた。