おけら参りを控え、寒さが身に染みる京都の歳末。お隣に住む陰陽師・晴明さんは骨董鑑定のお仕事に足を運ぶ。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

清貴が上海に旅立った数日後、葵は利休、好江とともにニューヨークの地にいた。

ジウ・イーリンに請われ、美術展での鑑定のために円生、小松とともに上海を訪れた清貴。

もらい火によって全焼するも、ふたたび四谷のしんみち通りで開店したおでん屋「めぐみ食堂」。

葵が大学2年生となった夏。

京の早春を花と灯りで飾る東山花灯路にて、狐の花嫁行列が妨害される事件が起こる。

「人生のリセット、俺がしてやるよ」3年付き合った彼氏が既婚者だと発覚。

『最後に食べるものが、あなたの作るカレーでうれしい』家賃四万五千円、一部屋四畳半で夕食付き。

『後宮の烏』の著者が描く和風アリスファンタジー! 「早くわたしを見つけて」 禁忌の庭に住む少女と、優しすぎる探偵が解く、切ない秘密。

大学二年生の五月。二十歳の誕生日の記念に、清貴と葵は“九州・超豪華寝台列車の旅”に行くことになった。

一月になり大学にも慣れてきた葵だが、京都郊外の伏見にある老舗酒造「幸谷酒造」で修業中の清貴とは、なかなか会えない日々。

六年間勤めた会社を離れ、八丈島で1ヶ月を過ごすことになった川瀬星子。

高校を卒業した葵は、無事、念願の京都府立大学に合格。

新垣澪は、丸の内の巨大企業、吉原不動産の若手社員、でした。今ではギリギリ丸の内にある子会社にて勤務中。

夏休みも終わった9月。清貴は、最後の修業先である「小松勝也探偵事務所」で働き始めた。

ついにお互いの気持ちを伝え、付き合いだした清貴と葵。

東京、浅草。下町の一角に明治時代から四代続く老舗『甘味処栗丸堂』はある。

高校三年生になり、大学受験も意識しだした葵。

夏休みも近づく7月、ミサは長年の夢だったアニメの声優オーディションを受けることを決意した。