【上田秀人】
蛮社始末
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遊郭の打ち壊しが起こり、闕所物奉行、榊扇太郎は競売の入札権を持つ天満屋とともに後始末にあたる。
逐電した旗本の行方を追う扇太郎は、借金の形に娘を吉原に沈める旗本が増えていることを知る。
借金の形に身を売られた旗本の娘の自害が相次ぐ。改易を恐れた旗本が娘に自殺を強要していたのだ。
岡場所から一斉に火の手があがった!家斉の死後、巻き返しを図る側近と、江戸の闇の支配を企む狂い犬の一太郎が最後の賭けに出たのだ。
天保の改革から二十年。闕所物奉行を辞した扇太郎は、御家人として平穏な日々を暮らしていた。
幕政改革に邁進しようとする八代将軍・徳川吉宗の先兵として奔走する惣目付の水城聡四郎。
ついに、その時がきた将軍の腹心候補は見つかるのか?決死の秘命を受けた射貫大伍の「諸国大名調査行脚」が始まる旅に出たくても出られない。
妾屋を支配下に入れて復権を狙う吉原惣名主。欲に駆られたその姿は、まさに悪鬼。
大奥騒動、さらに炎上。立て続けに襲撃された妾屋昼兵衛は、大月新左衛門を用心棒につけ背後を洗う。
妾屋が命より大事にする帳面を奪わんとする輩が現れた。そこに書かれているのは、妾を囲えるほどの金と力を持つ男達の情報。
「このままでは躬は大奥に殺されかねぬ」将軍継嗣をめぐる大奥の不穏な動きを察した四代将軍家綱は、お髷番深室賢治郎に動向を探るよう直命を下す。
「他人の懐へ手出ししてきたのはそちらではないか」。江戸町奉行に栄転早々、寺社奉行から因縁をつけられた曲淵甲斐守。
「余はもう一度幕府を立て直す」徳川の天下が蚕食される危機感を抱く紀州大納言徳川頼宣がいよいよ出府を決意した。
将軍の身体に刃物を当てることが唯一許されるだけに、かえって絆が深くなるお髷番。
内与力・城見亨を慕う大坂娘の咲江が闇の勢力に狙われている。
「城見と浪人の遺恨騒ぎに仕立てあげようではないか」。内与力・城見亨襲撃事件さえ利用する老獪な町方ども。
妾を巡る騒動で老中松平家と対立した山城屋昼兵衛は、大月新左衛門に用心捧を依頼する。
安芸広島城下で空也は、自らを狙う武者修行者、佐伯彦次郎の存在を知る。
十一代、家斉の治世。将軍のみが入ることが許される「御用の間」の書棚に、家斉は奇妙な書を発見する。
闇の手に奪われた愛娘を取り戻した道中奉行副役の水城聡四郎。将軍徳川吉宗から職を解かれ、新たな役惣目付を任じられる。
将軍・徳川吉宗の命で、江戸城内で最強を誇る目付阪崎左兵衛尉を咎め、改易に追い込んだ惣目付の水城聡四郎。
頭成の湊に着き、森藩の国家老・嶋内と商人・小坂屋の不穏な結びつきを知った小籐次は、ある過去の出来事を思い出した。
妾屋昼兵衛の口利きで老舗両替商の用心棒になった大月新左衛門は、働きを認められ妾の護衛を任される。
悪漢に屋敷を荒らされた深室家は目付に不始末を厳しく追及される。
数年にわたって修行の日々を過ごした西国を去ることに決め、福江島から船に乗り込んだ空也は、長州藩の萩城下に降り立った。
浅草で指折りの豪商・分銅屋が、今をときめくお側御用取次・田沼意次と繋がりがあることを知られれば、ますます賊徒に目を付けられる。
上田秀人の超人気シリーズ最新刊!目付を放逐せよ!前将軍の生母・月光院の横暴を阻んだ惣目付・水城聡四郎。
将軍家綱のお髷番にして寵臣深室賢治郎は館林徳川家の黒鍬者に襲われるが、返り討ちに。
惣目付として、奥右筆、目付に楔を打ち込んできた水城聡四郎に将軍吉宗から新たな命が下った。監察する対象は「大奥」。
妾屋稼業に安息なし。山城屋昼兵衛と大月新左衛門は、八重を妾にせんとした老舗呉服屋の主をやり込めたことで恨みを買った。
世継ぎなきはお家断絶。苛烈な幕法に苦しむ大名旗本は、秘かに妾屋を訪れた。
甲府藩主綱重の生母順性院に黒鍬衆が牙を剥いた。九死に一生を得たものの、用人山本兵庫は怒り心頭に発し、黒鍬衆を次々に暗殺。
新設された「惣目付」に就任した水城聡四郎に将軍吉宗から最初の命が下った。標的は、老中でさえも一目置く奥右筆。
出世競争で劣勢に立たされた南町奉行が始めた無宿者狩り。
「北町奉行の行列を襲う」。政争に敗れた元筆頭与力の凶行。
多額の被害が出た盗難事件を巡って、南町奉行から喧嘩を売られた曲淵甲斐守。
江戸町奉行・曲淵甲斐守に追い詰められた町方は、怒濤の反撃に転じる。だが、切れ者甲斐守が策の応酬で負けるはずもなかった。
「しばらく京で過ごせ」―将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、京へ着いた水城聡四郎。
八代将軍吉宗の世子・長福丸が病に倒れたという知らせが入る。
八代将軍・吉宗の命を受け、竹姫を継室とする根回しのため京へ上った御広敷用人の水城聡四郎。
将軍吉宗の寵姫、竹姫を謀略から守りきった御広敷用人・水城聡四郎は、竹姫を御台所にと望む吉宗の命で京へ向かう。
次期将軍の座をめぐり火花を散らす、紀州徳川、甲府徳川、館林徳川の三家。
将軍家綱は家光十三回忌のため日光に向かう。次期将軍をめぐる暗闘が激化する最中、危険な道中になるのは必至。
京都所司代が二代続けて頓死した。不審に思った九代将軍家重は大岡出雲守忠光を通じ、三田村元八郎に背後関係を探るよう命じる。
両替商分銅屋仁左衛門の信用を得、いまや頼れる用心棒の諌山左馬介。
お側御用取次・田沼意次のもとには、役職を得るための賄賂を持った大名旗本が毎日のようにやって来る。