「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

『―私は、夢に届かない』トラウマにより歌声を失い、プロのソリストの道から脱落した19歳の椿。

高校二年の僕が一目惚れした女の子。僕とは正反対の、物静かで不思議な魅力をもつ彼女への告白は、あっさり断られた。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

遠い未来、遠い惑星、黄昏を迎えた世界。私は遺跡の発掘物を利用するため、スクラップ工場で働いている。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

遠藤正樹は嘘がわかる特異体質で、川端小百合は決して嘘をつかない少女だった。

巨大ロボット・テーミスを中核とした国連地球防衛隊の創設から九年。

「久しぶり」そう言って、高校生のときに交通事故で死んだはずのクラスメイトがなぜか今目の前に立って笑っている。

「死の自由」は正義なのか。最悪の女・曲世愛の向かう先は――世界。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

全世界を襲ったゾンビパンデミックから5年後―、人類はほぼ全滅していた。

「葉月、なのか…?」「うん…そうだよ」7年前に行方不明になった彼女は突如として現れた。

二人の結末を見届けた時、きっともう一度読み返したくなる――。

クローンの体で蘇った6人が最初に目にしたのは、自分たちの他殺体だった――2500人分の冷凍睡眠者と人格データを載せた恒星間移民船で、唯一目覚めていた乗組員6人が全員死亡。

あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。

やりたいことが見つからず、漠然と都会を夢見る優等生の香衣。サッカー部のエースで香衣の彼氏のはずの隆生。

いくつもの並行世界を行き来する少女たちの1度きりの青春を描いた表題作のほか、脳科学を題材として伊藤計劃『ハーモニー』にトリビュートを捧げる「美亜羽へ贈る拳銃」、ソ連とアメリカの超高度人工知能がせめぎあう改変歴史ドラマ「シンギュラリティ・ソヴィエト」、未曾有

いつかきみに、七月の雪を見せてあげる。あの日、彼女は青く光る海を見ながら、僕にそう約束してくれた―。

12歳のシンゴは、ある日突然幼なじみの少女テルからプロポーズされた。

死んだっていい。 君と出会う前は、そう思っていた――。

季節は秋。DS研でコトリバコの呪いを辛くも退けた空魚と鳥子は裏世界探検の日々へと復帰する。