遥かなりわが愛を



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    初公開日(参考)1979年12月
    分類

    長編小説

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    遥かなりわが愛を (角川文庫)

    1989年05月31日 遥かなりわが愛を (角川文庫)

    180センチの長身を真白な背広に包み、淡いピンク色のワイシャツに黒ネクタイと、ひどく派手な装いだが、オシャレに徹したスマートさがある。短く刈り込んだ頭、浅黒く精悍なマスク、知的で愛嬌のある大きな目。これが38歳の警視庁名物警部、捜査一課主任伊勢波邦彦である。伊勢波に挑戦状が届いた。それは全国の警察本部防犯課長会議の席上で明らかにされたのであった。江戸の蘭学者高野長英の曾孫と称する元東国大助教授で殺人者、高野真一郎からのメッセージで、四国宇和島の旧家の人妻宗方美紗子殺害を予告するものだった。伊勢波は宇和島へ向った。宗方美紗子は楚々とした美人であったが、数日後、尾道で殺された。遺留品は、高野真一郎の犯行を物語っていた。しかし犯行時刻、真一郎のアリバイ証人は、なんと伊勢波自身であった。高野真一郎は途方もないことを企んでいる。伊勢波は慄然とした。 (「BOOK」データベースより)




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    遥かなりわが愛をの総合評価:8.00/10点レビュー 1件。-ランク


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    No.1:
    (4pt)

    謎づくりのうまさが光る

    1976(昭和51)年に『暁の狩人』のタイトルで小説雑誌に連載された作品である。『遙かなりわが愛を』とは、ずいぶん甘いタイトルに改題したものだが、読んでみると「真実の愛」みたいなものが物語の核に大きくかかわっており、なるほどと思わせる。

    犯人は最初からわかっている。自分を幕末の蘭学者・高野長英の曾孫と信じている、高野真一郎という変わり者の人物だ。この男のアリバイをどう崩すか、ハウダニットを主眼にしている。対決するのは警視庁の名物刑事、これまた変わり者の伊勢波邦彦。

    本書の最大の魅力は、冒頭の謎づくりのうまさにあると思う。「最初が、埼玉県の大宮市であった」という書き出しで始まり、全国の警察本部防犯課長会議の席上で明らかになる不思議なエピソードに、ぐっと惹きつけられてしまう。読者はそれに牽引されるようにページをめくることになる。

    女性の立場がまだまだ弱いなど、さすがに時代というものを感じさせる記述も多いが、総じて今でも楽しめるミステリだと思う。冒頭の東北地方の各都市をはじめ、四国の宇和島、殺人の舞台となる尾道など、全国に話が展開するスケールの大きなトラベルミステリとしても申しぶんない。
    遥かなりわが愛を (角川文庫)Amazon書評・レビュー:遥かなりわが愛を (角川文庫)より
    404130654X



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