決闘の辻 藤沢版新剣客伝
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剣技の表現が秀逸だと思います。 寝る前に読むのが習慣なのですが、目が冴えて困りました。 | ||||
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師弟剣の岩間子熊こそ武士。やれ葉隠だ、やれ武士道等最もらしいことを書いてある時代小説が多いが、結局は儒教の押売り。孔子が言ったとされる「君君足らずとも、臣臣たる事勿れ」。これ就活のcopy? 兵道の流派等は、店屋の幟みたいな物。そんな物に儒教的意味付けを垂れる。信長すら武士がつく嘘は「戦略」、坊主がつく嘘は「方便」と言っていた。信長も武士道等と言う概念は持っていなかった。子熊は、信長とは対極の武士を生きた。そう言う世界において、子熊の生き方こそ本来の武士である。逆に本来の武士で無い者が、最もらしく武士道等と宣う。本来人を殺すことに「道」等有ってたまるか!素朴な岩間子熊に武士なる物を見る。 | ||||
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藤沢周平の斬り合いの描写が好きで購入しました。 5つの短編で構成され、その道では有名どころをそろえているようです。 一貫して流れているテーマは「老い」のように感じます。その対象になる人物は主人公であったり、師匠、仇、など様々です。1980年代にそれぞれの話が書かれているようで、著者が50代の頃と考えられます。1997年に他界、ということなので藤沢自身、その死の足音を、意図してか、無意識か、どこかに聞こえてきていたのかもしれません。少なくとも体力の衰えは日々感じていたことでしょう。それが物語の中に反映されているように思います。 【↓↓ここからネタバレです。ストーリーが気になる方は読まないでください】 やっぱり初っ端、宮本武蔵の話が一番印象に残ってます。 その著書『五輪書』では冒頭に、六十余度まで勝負したが一度も負けたことはない!と書かれてます。武蔵不敗伝説とでもいいましょうか。とりあえず武蔵はずっと勝ち続けていたと見られていました。そこに一石を投じたのがこの「二天の窟(あなぐら)」です。 鉢谷助九郎という無作法の若者が現れ、武蔵の生涯の最後に汚点を残すかと危ぶまれました。 「鉢谷助九郎!」と岩から飛び降りさま、剣を振り下ろす場面は迫力満点です!この本のなかで一番(私にとっては)心に刻み込まれたところでした。まぁ言ってみれば不意打ちです。でも・・・なぜか読後はさわやかなものでした。 吉川英治の武蔵は、自己鍛錬に終始した誰が読んでもカッコイイというイメージです。他方、司馬遼太郎などが描く武蔵は、勝つためなら何でもする、手段を選ばない戦略をめぐらす合理主義的なところがあります。どちらが真実、虚構だということはなく両者とも宮本武蔵、その人だと思います。それらをひっくるめ、私は武蔵が好きです。ただ、この短編は後者の司馬遼太郎の武蔵像に近いですね。しかし、あの一瞬の勝負にはしびれました!「勝利への執念」です。兵法者宮本武蔵ここにあり、って感じです。 『五輪書』執筆の経緯など合わせて書かれており、「晩年の武蔵」という変わった切り口で描かれております。若い頃の武蔵作品もいいですが、また違った面白さがありました。 | ||||
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どれも珠玉のチャンバラ短編集です。 一話を除いて、むやみやたらに切り合いが続くのではなく 勝負はほぼ一瞬です。そこにリアリティとカタルシスがあります。 どの話も素晴らしく面白いです。 でも私が一番好きな話は、その唯一長い切り合いの描写がある 「死闘」という神子上典膳の話なんですけれどね。 個人的には、この作品以上の剣戟シーンはないと思っています。 日本一!だと思います。 「飛ぶ猿」という話は、愛洲移香斎を扱った話なので 時代的には他の作品とちょっと離れています。 でもこれもいいエンディングです。 読んで絶対に損しないです。 | ||||
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図書館で借り宮本武蔵を読んで気に入りましたので購入することにしました。吉川の宮本武蔵、司馬の宮本武蔵も面白かったですが、藤沢の宮本武蔵は人間的で前の2作とはまた違った面白さがあります。 | ||||
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