ボリバル侯爵



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初公開日(参考)2013年11月
分類

長編小説

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ボリバル侯爵

2013年11月22日 ボリバル侯爵

1812年、スペインに侵攻したナポレオン軍に対し、ラ・ビスバル市ではゲリラによる反攻計画が噂されていた。民衆から偶像的崇拝を受ける謎の人物ボリバル侯爵が、叛乱の口火を切る三つの合図をゲリラの首領に授けたことを察知した占領軍は、これを阻止しようとするが……。 『夜毎に石の橋の下で』のペルッツが、ナポレオン戦争中のスペインを舞台に、巧緻なプロットと驚異のストーリーテリングで読者を翻弄、ボルヘスが絶賛した幻想歴史小説。(「BOOK」データベースより)




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No.1:
(4pt)

ペルッツの本をすべて読んでみたくなるはず。

ここでペルッツが描くのは渦中の人物が不在なのにも関わらずその人物の意志がまるで呪いのように成就してしまうという不思議だ。渦中の人
物とはタイトルにもなっているボリバル侯爵。彼はその地では民衆の尊敬を一身にあつめる有力者でありゲリラと結託してフランス軍を壊滅させる作戦をたて、それを開始する三つの合図を決める。しかし、偶然にもその情報は占領軍のドイツ将校たちにも知れることになる。前もってわかった合図ゆえ、それを未然に防ぐことは可能なはずであり、実際ボリバル侯爵は合図を出せない状況に追いこまれる。しかし三つの合図は不在の意志により見事決行され、彼らを破滅へと追いこんでゆく。

 どうして合図を出すべき人物が不在なのに合図は成され、計画は成就したのか?それが本書の読みどころであり、ペルッツの仕掛けた巧緻な伏線の妙なのだが、はっきりいってその理由は本当にばかばかしいものなのだ。だってドイツの将校たちはまるで俗物で、みんながみんなあるものに執着したがために破滅へのカウントダウンは着実にカウントされてゆく。

 ペルッツの本はこれで二冊目、前回も今回もまるで知らない時代の歴史物だったが、これが意外と楽しめた。こうなればペルッツの本はすべて読みたいと思ってしまう。「
ボリバル侯爵Amazon書評・レビュー:ボリバル侯爵より
4336057605



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