サンクトゥス
- 儀式 (103)
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ダビンチコードを厭が応でも髣髴させる設定です。 アメリカのドラマにありがちな、美人で勝気。でも精神的に不安定で心に闇を抱えるニコチン依存症のキャリアウーマンと、 不可解な自殺を公衆の面前であえて繰り広げた若き修道僧、 この二人の関係性(下巻の見返しでざっくりと上巻のあらすじは書いてあり、この関係性もズバリ言及しているのですが、ここでは伏せておきます。)を軸に 城塞(シタデル)と呼ばれる世の中と遮断された山肌に立つ古い修道院とその面々 どうもこの修道院の教えとは対立し、全く違う思想、歴史を持つ宗教団体とその面々 不可解な死を遂げた修道僧についての事件を追う刑事。 出産を間近に迎えた夫婦や 街の不良などたくさんの登場人物が動き回りますが、一向に関係無いように見えたあの話があの話とつながっていたのか〜という 伏線につぐ伏線で読者を釘づけにする筋書きではなく、 ひとつの大きな謎に人の動きを集約させており、シンプルな構成になっていると感じました。 ヒロインであるニコチン依存症のキャリアウーマンがどうも役不足。 彼女に感情移入出来るともっとページを繰るスピードは変わっただろうなあ。 上下巻だし前半はどうしても登場人物の説明や舞台背景の説明に重きを置かれるので、しょうが無いとはいえ、 もう少し迫力やひきつけるパワーが欲しかった。 | ||||
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「ダビンチコード」のような、宗教ミステリー。 上巻ではいろんな場所の別々の人がだんだんと物語にからんでくるんですが 奇妙な事件と謎の教会(教義)集団がからんできます。 が、(以下ネタバレあります) 人一人の痕跡を消すために アパートに火をつけて燃やして 数人の人を殺して、、、それではすまないでしょう? 生まれた町を丸ごと殲滅? 進学した大学の同級生は?? SNSやFaceBookで知り合った人々は??? なかなか現代において、痕跡をなくしてしまうことは 難しいと思いました。 まあ、そういう設定がないと、 「何者かによる突然の攻撃」に 真実味がないっていうことかもしれませんが。 | ||||
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読んでしまったので次が気になる。 三部作の第一作と言う事で、一応この第一部での主軸である謎はきっちり解明されます。 そうだろうな〜とキリスト教をベースにしたミステリーを読みなれた人には想像出来てしまうオチなのかもしれませんが、 自分などは、裏の裏をかいて随分思い切ったところを真正面からど〜んと出してきたなあと素直に驚きました。 こういう多くの登場人物が緊迫した時間の中で同時進行で動く『24』型ミステリーだと、 誰かに感情移入していかないとだれてくるのですが、出てくる人物どれもあまり好みのキャラクターでは無く、そこは辛かった。 とはいえ、落ちはすっきり。原理主義者の不気味さや、単に魂の安住の地を提供しているわけではなく、 脛に傷あるものを緊急時に使える手ゴマとして優先的に確保している修道院の姿の描写はリアルでした。 なんでこのヒロインがヒロインでなくてはならなかったのか、ここは次に持ちこされるようです。 修道院と対立する団体のメインである家族が妙に近親相姦的な匂いをさせるのもなんでだろうと思いながら読んでいましたが、 これも次へ持ち越しか? 読んでしまったので次が気になる。三部作の2部作目は既に海の向こうでは発刊済みとか。 三部作全部読んでしまった後で評価が変わるかもしれない本作。導入部としては、不満を感じつつも次が気になると思わせているので成功なのでしょう。 帯だけ勇ましく日本ではそこまでの話題になっていないような本作。次作は出してもらえるのだろうか・・・。次も読みたいんでよろしくお願いします。 | ||||
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