フェニモア先生、宝に出くわす
- 海賊 (66)
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 | 2003年06月30日 フェニモア先生、宝に出くわす (ハヤカワ・ミステリ文庫) ひょんなことから宝の地図を相続したミステリ好きの医師フェニモア先生は、おんぼろシェヴィに乗りこみ、探索の旅にでる。だが道中、患者である未亡人の屋敷に立ちよってみると、彼女は何者かに先祖代々の地所を手放すよう脅迫されていた。にわか探偵の虫がまたもやうずきだしたフェニモア先生は、お宝や診察のことも忘れ、調査活動にのめりこむのだが…のどかな田舎町に伝わる海賊の財宝伝説と事件の奇妙な関係とは。 (「BOOK」データベースより) |
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| 今回は田舎が舞台で、その辺りが気に入ってます。宝探しなとこも夢があります。 | ||||
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| フェニモアシリーズもずいぶんこなれてきました。 以前からのキャラクターがいい味出してます。 宝探しがテーマとあって、出だしからしておもしろかったです。 中盤も中だるみせず、後半のパーティーのくだりもおもしろかったです。 今回フェニモア先生だけでなく、ジェニファーがポイント高かったです。 フェニモア先生も彼女の前で、たまにはびしっと鋭いところも見せないと。 | ||||
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| フェニモア先生が広大な土地を相続した！ しかも、何と宝の地図つき！ 仕事を一段落させて自然豊かな現地へと赴いた先生だが、宝捜しはそっちのけで脅迫事件に首をつっこんでしまい・・・ サウス・ジャージーの豊かな自然を舞台に、脅迫事件、海賊が隠した財宝、フェニモア先生の宝捜しと盛りだくさん。 優秀な心臓外科医でありながら、現在の金儲け主義の医療には背を向け、副業で探偵をやっていることで、医者仲間からはすっかり変わり者扱いされているのフェニもア先生だが、医者とはこうあるべしというのを絵に書いたような人物で、親近感もわくし、実に好感度が高い。彼を取り巻く人たちのキャラクターもおもしろく、息のあったチームワークぶりが楽しい。出来のいいユーモア・ミステリは数少ないが、これは安心して読めるシリーズだ。 | ||||
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