朝倉恭介 Cの福音・完結編
※タグの編集はログイン後行えます
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
朝倉恭介 Cの福音・完結編の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレありレビューです。 昔ハマりにハマった朝倉恭介シリーズをこのロックダウン中に再読。1から5を読み終わってその面白さに興奮しながら6巻へ伸ばした手がふと止まる。やっぱり5巻で止めておこう。楡周平さん、あり得ません。どうしてしまったのですか?6巻では、あなたが立派に作り上げた「超人 朝倉恭介」への尊敬、愛が微塵も感じられません。これ程までに著者から見放されてdisrespectされた主人公って他にありますか?あんなに無様な最後ではフィクションであっても彼は浮かばれません。10年以上前に、初めて6巻を読んだ時の怒りは今でも鮮明に覚えています。あの時の喪失感を再度経験するのは躊躇われるので、2021年、私の中で6巻は無かったことにします。どうかどうか、「やはり朝倉恭介は生きていた‼︎」という事で、新しい本当の最終巻を出してくださいませんか?朝倉恭介は死んでもいいんです。ただ彼に相応しく、パーフェクトで美しい最後をお願いします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Cの福音に始まる六部作の最終作であるが、このような終息の仕方は、アンチヒーロー朝倉恭介の最後を陳腐なものにしていて、六部作を読み続けてきた読者としては納得のいくものではない。 完全犯罪のスキームが思いがけないところから綻びていくのはともかく、朝倉恭介へ対して、川瀬などという素人に毛が生えたレベルのジャーナリストにいとも簡単に追い詰められた上に倒されるなどというのは、第一作からつくりあげられてきた朝倉恭介の魅力のもとに成り立っている一連の作品を台無しにしている。 本六部作の魅力は、闇の世界に己れの全能力をかけて生きるアンチヒーロー、朝倉恭介の魅力により成り立っていたといえるが、それが一介の正義派のジャーナリスト如きにあっけなく倒されてしまう結末などは、読者への裏切りにも等しく大変に残念である。主客転倒も甚だしいといえる。 もう少しましな結末を期待していただけに、肩透かしを食ったような感じである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
朝倉恭介は悪だろうが私の中ではヒーローで、無敵の人物です。そんなシリーズの最終章は大変期待しておりました。が、見事に裏切られました。 川瀬雅彦、この物語のキーマン、恭介の宿敵となるわけですが、彼目線で話は進み、彼の強運、ご都合によって恭介が追い込まれていくシーンはいたたまれませんでした。主人公はあんたじゃないとつっこみたい。 そもそも恭介ファンがこの小説を手に取るのだと思います。川瀬という初登場でどうも頭のキレるらしいジャーナリストのあんちゃん、しかもロクに銃も扱えない男がなぜに恭介以上にヒーロー扱い!?納得がいきません。 どんなピンチやミスでも無敵な頭脳と強靭な肉体で乗り越える、一匹狼の恭介がこの物語には描かれておりません。 恭介のキャラからして、ありえない展開はファンからすると裏切られた..と思いました。警官を撃ち殺すなんて(私の中の)恭介はやらないし、ミスなども侵さない! 私の想像する恭介の姿は、ファーストクラスの座席でシャンペンを飲みながら不敵な笑みを浮かべ、さっそうと海に飛ぶ恭介です。新しい地で、1から新しいビジネスを優雅にスタートするのです。そんな恭介がいつまでも私の心にいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最悪の結末、安易なストーリー展開ここまでシリーズを引っ張ってきてこれで終結では余りにむなしい。 私は主人公が実は生きていてもう一度復活させるのではないかと思っていた。とにかく、主人公がカローラに 乗っていてはいかんと思うな。書き直しか復活しかないでしょう。作者としても納得してないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
Cの福音もいよいよ最終巻を迎えた。。。 悪のスーパーヒーロ、朝倉恭介とも、若きジャーナリスト川瀬雅彦ともこれで会えないと思うとさみしい思いがする。 ただ、完結巻の本作については、正直なところ若干の、物足りなさを感じた。 悪とはいえ、朝倉恭介のたぐいまれな頭脳と身体能力、ニヒリズム、独特の世界観が、これまで我々を魅了したと思える。 しかし、本作の朝倉は、微妙に自信過剰で脇の甘さがある。 こんな温い人間ではなかったはず、と違和感を覚えた。 一方、サブのはずの川瀬雅彦が、逆にパーフェクトとも思える活躍。 確かに、6連作シリーズは、朝倉と川瀬が黒と白のように表裏で作って来たシリーズだからなぁ、と納得させられる。 でも、悪とはいえ、我々はその悪行の朝倉が、しっかり生きて来たことに喝采を送っても来た。 そういう意味で、最終作をこのようにどちらかというと結局川瀬の凄さが際立たせる結果になったことは、作者自身も、しょせんどう言い訳しようと悪者の朝倉が、そのまま永らえることによしとしなかったということだろうか。 題名が、まさに「朝倉恭介」となっていながら、何となく「川瀬雅彦」の間違いじゃないの、という感じになる本作は、シリーズ最終巻として読後釈然としない、違和感を覚えてしまうのだった。 再最終巻として、題名「川瀬雅彦」として、今度は逆に朝倉恭介の際立つ作品がでてくるんじゃないか、なんてうがってみたくもなる。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 16件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|