ショートスカート・ガール



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    初公開日(参考)2012年06月
    分類

    長編小説

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    ショートスカート・ガール

    2012年06月28日 ショートスカート・ガール

    横浜の弁護士・添野のもとを臼井あさぎという女性が相談に訪れた。15年前に駅で自分のスカートの中を盗撮した犯人が、今判ったので訴えたいという。添野は時効だし、当時は盗撮を犯罪とする法律もなかった、とあきらめるように諭して帰した。その後あさぎは消息をたつ。それから3週間後、朝の電車内で痴漢騒ぎが起きた。痴漢は被害者に腕を掴まれ、大怪我をしたという。過剰防衛とされ、警察に拘留された被害者女性は添野を弁護人に選任する。被害者は臼井あさぎその人であり、その後事件は意外な展開をみせる--! (「BOOK」データベースより)




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    No.2:
    (4pt)

    細かいことは抜きにしてデビュー作として素晴らしい

    著者は、これがデビュー作らしい。ベテラン新人発掘コンテスト受賞作品とある。60歳以上が対象らしい。
    興味があって読み始めた。
    社会派+法廷サスペンスとしてストーリーは進むが、読後感は、純文学的要素を感じさせる内容となっている。
    推測だが、作者は純文学も書くのではないだろうか。
    これが還暦デビュー作であること、後半まで読者を惹きつける魅力を有していることなど総合的な評価として星4とした。ここまで書ける人は少ないと思う。
    足りない星1つの部分をあえて書くと
    ①サスペンス+純文がかえって中途半端になってしまったか
    ②リアリズムが少々弱いか
    ③ラストの富田が自分で包丁を刺すのはやはり動機が弱いか
    多分アイデアいっぱいで、盛りだくさんの要素を詰め込もうとしすぎた嫌いがあるのだろう。
    その辺りが整理されていたら星5だったと思う。
    でも大したもんだ。
    ショートスカート・ガールAmazon書評・レビュー:ショートスカート・ガールより
    4062176033
    No.1:
    (3pt)

    これも「本格」なのか?

    島田荘司プロデュース「ベテラン新人発掘プロジェクト」つまり、60歳以上の作者によるコンペティションの
    第一回受賞作品である。
     このプロジェクトは、あくまでも「本格ミステリー」の書き手を発掘するものであるらしい。が、それを期待して
    読み始めると、やや違和感を覚える。私の考える「本格ミステリー」、「本格推理」は、以下のような条件が必要だ
    と思う(多少の違いはあるにせよ、基本はこれのはず)。

    ○まず、事件などで「謎」が提示される。
    ○その謎を解くのに必要かつ充分な「ヒント」が提示される。
    ○論理的な思考により、謎が解明される。

     が、これとは明らかに違うように思える。まあ、独特の「本格ミステリー観」を提唱している島田荘司氏のことだ
    から、彼なりにこれは「本格ミステリー」の定義に背いていないということなのだろう。彼が審査員をしている、
    福ミスの受賞作品にも似たような傾向は見られる。
     ミニスカートの中を盗撮されるという被害を受けた女性、臼井あさぎを中心としたストーリーで、多くのページを
    法律事務所絡みや法廷闘争に割いている。その意味で前半は、これはリーガルミステリーか、と思えたほどだった。
    つまり、全体の7割は、「これのどこが本格なのだ?」という感じで話が進んでいく。
     が、最後には、どんでん返しがあり、その中でちゃんと事件の真相が暴かれる。その意味では、「本格もの」と言
    えなくもない。ただ、そのインパクトはさほど大きくなく、カタルシスもあまり得られない。
     新人だから仕方がないとはいえ、文章はかなりヘタだ。文章を改良するだけで、もう少し良い作品になるだろうと
    思えるので、それが惜しい。終盤では、法律事務所の助手、栗原瑞穂と臼井あさぎが直接会って真相を語り合うこと
    で解答編としているのだが、それは特に悪くはない。しかし、なかなかあり得ないような偶然がいくつもかさなって
    おり、それはご都合主義と言われても仕方がない。同じような偶然でも、構成やアプローチの仕方で、もっと自然に
    感じさせるようにも出来るだろう。そのあたりは、まだまだ改良の余地があっただろうし、それを施した上で上梓し
    て欲しかったとも思う。
     甘く採点して、☆は3つが妥当だろう。
    ショートスカート・ガールAmazon書評・レビュー:ショートスカート・ガールより
    4062176033



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