桃のデザートには隠し味
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あらすじ
焼き立てほやほやグルメ・ミステリ「もと教師」が集う不思議な家にはいつも焼き立てお菓子と事件の香り。桃のケーキにピーチ・コブラー。舌もとろける桃づくしのレシピ付き!桃の産地として名高いテキサス州の田舎町。今年もまた甘酸っぱい桃の香りが町中に満ちて、恒例のピーチ・フェスティバルが開催された。目玉はなんといっても、桃料理コンテスト。今年こそ絶対に優勝!と、お料理名人のフィリスは新作ピーチ・コブラーを作って出場。ところが審査委員長がコブラーを口にしたとたん、急死してしまい・・・・!?定年した教師ばかりが集う不思議な下宿で、女主人フィリスが新作レシピと難事件に挑む!料理自慢のシリーズ第1弾(「BOOK」データベースより)
外部リンク
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評判
桃のデザートには隠し味の評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 B ランク
桃のデザートには隠し味の総合評価:
8.00/10点 レビュー 5件。
感想一覧
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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主人公と、経営する下宿屋の住民全員が元教師という設定は、教師に対して尊敬と信頼があった時代のため、地域社会における捜査が容易になっています。
主人公が作る桃のコブラ―というデザートは名前がちょっと敬遠したいですが、テキサス州が桃の名産地という意外性なども踏まえて、物語は着々と展開していきます。
幾つかの事件が実はすべて関連するものであった、と分かるまでの状況は読むに足る物でしたが、しかしラストで分かった犯人、その動機、その最期はあまりに辛いものでした。
遠い過去の出来事が現在の犯罪につながったり、犯人の行く末を法ではなく神の手に委ねるのはアガサ・クリスティーの作品にもよくありますが、この作品の読後にあるような虚無感や悲しみに達することはありません。「ポケットにライ麦を」「無実はさいなむ」など、犯人への怒りと事件解決の爽快さが大きく勝っています。そこがクリスティーを世界的ベストセラー作家とした実力のなせる業でありましょう。
残念ながらこの本は、そうはなりませんでした。