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十兵衛 さんのレビュー一覧

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レビュー数3

全3件 1~3 1/1ページ

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No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

久しぶりの国名シリーズ

久しぶりの国名シリーズですね。待っていた人も多いと思います。今回の舞台は神戸。「鍵のかかった男」では大阪、「狩人の悪夢」では京都でしたから順当な順番ですねー、兵庫県警組が好きな自分としても嬉しかったです。兵庫県警組は、京都や大阪の警察よりも火村に頼りきり、って感じじゃなくて自分らで仕事してる感があって好きなんですよね。今回もきちんと仕事してくれました。
 ネタバレにならない程度の内容としては、神戸の異国情緒がすごかったですねー、そして旅情ミステリ、二時間サスペンス感があったなぁって感じですね。また、何と言ってもこの小説に通じるキーワードは「前世」でしたね。「君の名は」で有名になった「前々前世」ですね。インドのアウガスティアの葉という伝承をもとに、予言通りに人が死ぬ。この欧米の黄金期のミステリーのテンプレみたいな、懐かしさ溢れる序章から始まりました。予言、前世、これをどう解釈するか、ややもすればファンタジーによってしまう。読者もどこへ物語が終着を迎えるか困惑する。しかし、最後は現実でストンと落とす。これが火村シリーズだなぁって思わされました。

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インド倶楽部の謎 (講談社文庫)
有栖川有栖インド倶楽部の謎 についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

演劇のようなミステリ

まず、舞台設定が秀逸で面白くその上で話がどんどん軽妙に進んでいく。このあたりは流石だなぁっておもった。そして、どんでん返しもスッと現れる感じ。ただ少し謎も舞台も軽すぎるきらいはある。面白いけどさらっとした感じを受けてパズルとしては良いけど…って感じもある。

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仮面山荘殺人事件 新装版 (講談社文庫)
東野圭吾仮面山荘殺人事件 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

ストレートからの消える魔球

最初は普通の警察小説…「相棒」などの刑事ドラマのように展開が進む…そう思ってました。しかし、そこからのひっくり返し方はすごかった、そう思います。全体的に空気が暗い点もこの三部作の始まりにふさわしいと思いました。「アレックス」を読む前に読んでおいたほうがいいと思います。

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悲しみのイレーヌ (文春文庫 ル 6-3)
ピエール・ルメートル悲しみのイレーヌ についてのレビュー