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十兵衛 さんのレビュー一覧
十兵衛さんのページへレビュー数4件
全4件 1~4 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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久しぶりの国名シリーズですね。待っていた人も多いと思います。今回の舞台は神戸。「鍵のかかった男」では大阪、「狩人の悪夢」では京都でしたから順当な順番ですねー、兵庫県警組が好きな自分としても嬉しかったです。兵庫県警組は、京都や大阪の警察よりも火村に頼りきり、って感じじゃなくて自分らで仕事してる感があって好きなんですよね。今回もきちんと仕事してくれました。
ネタバレにならない程度の内容としては、神戸の異国情緒がすごかったですねー、そして旅情ミステリ、二時間サスペンス感があったなぁって感じですね。また、何と言ってもこの小説に通じるキーワードは「前世」でしたね。「君の名は」で有名になった「前々前世」ですね。インドのアウガスティアの葉という伝承をもとに、予言通りに人が死ぬ。この欧米の黄金期のミステリーのテンプレみたいな、懐かしさ溢れる序章から始まりました。予言、前世、これをどう解釈するか、ややもすればファンタジーによってしまう。読者もどこへ物語が終着を迎えるか困惑する。しかし、最後は現実でストンと落とす。これが火村シリーズだなぁって思わされました。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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序盤から連珠、そして、明治のジャーナリスト、作家の黒岩涙香についての話が続きます。へえっと思わされる知識が散りばめられていますが冗長に感じる人もいるかもしれません。そして、見所はなんといっても「いろは」です。この「いろは」の暗号は凄いとしか言えません…というか自力でとけた人いるのかな?と思わされました。他にも連珠の暗号、ウミガメのスープなどパズルが散りばめられています。しかし、パズル小説や読み物として楽しめると思いますが推理小説としては殺人がおまけ感が強いと言う印象。本格を読みたいって人には不満足かなって印象であり、あくまでゲーム三部作に繋がる作品なのだろうと感じました。
▼以下、ネタバレ感想 |
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