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十兵衛 さんのレビュー一覧
十兵衛さんのページへレビュー数3件
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※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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特殊な設定(ファンタジー)をうまく活かしている本格もの
ファンタジーとしても本格としても読める傑作 |
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あとがきでも書いてある通り「新本格への原点回帰」という感じの作品です。
綾辻先生の持つゴシック趣味と本格がちょうど良いくらいのバランスに交わっているように思います。 そして何といっても奇妙な舞台設定。よく本格ものへの批判として言われる「人間が書けていない」なんて言葉への意趣返しのように感じました。そしてそこから生まれるどんでん返しの面白さが良かったです |
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いわゆる三大奇書…「ドグラマグラ」、「黒死館殺人事件」、「虚無への供物」、この三つの持つ要素を取り入れ発展させた名作だと思います。特に黒死館の衒学的な要素が強いかもしれません。まあ、「虚無への供物」からの影響かもしれませんが。そしてアンチミステリーであること。ですが、これでは単なる二番煎じにしか過ぎません。しかし、この小説が第四の奇書と題されるに至った理由はやはり、「匣」にあります。箱根にある寄木細工、そんな風に入り組んだ匣、これを初見で読み解き、鍵を開けるのは難しいと思います。(自分もそうでした。)
更に言うならば読み解けるものなのかどうか、未だにわからない。 だけども挑む価値はある、そんな匣です。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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