■スポンサードリンク
kariya さんのレビュー一覧
kariyaさんのページへレビュー数1件
全1件 1~1 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
古書の奥深さは留まることを知らない・・・。
今作は、日本屈指の本格ミステリー作家「江戸川乱歩」のお話。 誰もが1度は聞いたことのある有名人物だけに、興味を持つことができます。 そのため、非常に読みやすくわかりやすい。 以前のように短編ではなく、一つの物語を集約させた長編ミステリーになっています。 何よりの読みどころは、「篠川栞子」の母「智恵子」の登場でしょう。 いよいよの登場に読んだ方は、胸躍らせたはず!! 10年もの間、家庭を抜け出し失踪した母。 彼女は、成長した娘たちを目の当たりにした時、どう思ったのだろうか? 未だ見え隠れする母の心に敵意をむき出す「篠川栞子」。 しかし、娘「栞子」もまた本の虫。母の言葉に心揺さぶられ自分を見失いそうになってしまう。 そんな彼女を救えるのは、たった一人だけ・・・。 日々変わりゆく、景色や人の心の在り処。 いい方向へも悪い方向へもそれらは傾く。 「篠川栞子」と「五浦大輔」。 二人の気持ちはさてどちらの方向へ・・・。 そして、最後のエピローグで明かされる真実。 次作への興味、ひきも充分!! 待ち遠しい限りです!! |
||||
|
||||
|