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kariya さんのレビュー一覧
kariyaさんのページへレビュー数8件
全8件 1~8 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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待望のセカンドシーズンへ。
音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。 目に見えないモノを“視る”ことで探偵を続ける主人公「日暮旅人」。 彼を今の境地へと追いやられたことへの復讐劇は、決着とともに一つの幕を閉じた・・・。 生きることへの執着を見出したことでの安穏かつ微笑ましい日々。 全ては、過去を断ち切り、大切な仲間と出会えた境遇のおかげなのかもしれない。 そんな微笑ましいセカンドシーズンの幕開けかと思ったところへの最終話。 「日暮旅人」に対し殺意を思わせる一人の人物の影。 闇へと誘うかのような終わり方に緊張感が張り詰める・・・。 そして、次作のタイトルは「壊れ物」。 壊れるとは一体・・・? 暗雲立ち込める物語に、ヒヤヒヤしながらもどうなっていくのか知りたくてしょうがない!! 一般的に思うような、主人公が手がかりや調査から謎解きをしていくとミステリーではなく、自分の秘められた能力を使って、という話なのでミステリー感覚といった作品になるかと思います。 けれど、シリーズを通して読んでいて読みやすくわかりやすい。 普段読んでる物から一線を引いて読んでみると良いと思います。 登場キャラクターも個性的で好感が持てます。 是非気になられた方は、前作読まれてもいいかもしれません。 |
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非常にわかりやすい初心者向けの本だと思います。
もちろん、山手線に詳しくなくても充分楽しむことができます。 簡単な内容としては、山手線の電車内だけに現れる神出鬼没の名探偵「霧村雨」。 彼を支えるのは、小学5年生の助手・シホと、良き友人の自称作家「三木幹夫」。 メインとなるこの3人が霧村雨に寄せられる依頼を元に次々と謎を解決していきます。 一つの一つの事件が実は繋がっていて、その事件の闇には「霧村雨」が山手線探偵になった理由が隠れています。 3人とも個性的で親しみやすいキャラクターなので、好感を持って読み進めることができます。 何より、探偵役の「霧村雨」はキレ者ではありますが完璧ではないというところ。 真実にたどり着くためには、やはり彼を支える二人がいなくては成立しないという、まさに「三人寄れば文殊の知恵」といったところでしょうか? 「霧村雨」だけでも、「助手シホ」と「友人幹夫」だけでもダメ。 だれか一人が欠けては真実にはたどり着けない、そんなところが素敵です!! 初心者や気晴らしに本を読もうとしている方におすすめの一冊です。 続編が出るなら是非読みたい作品でした。 |
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素直におもしろいと思います。
内容やミステリーの部分がライトめということと、短編集のようになっているので読みやすいです。 物語の始まりは--。 理想の珈琲を追い求める一人の青年。 彼がその珈琲に出会った場所は、珈琲店「タレーラン」だった。 そこで彼は驚くことになる。 自分が魅了された珈琲は、さほど自分と年が変わらない若き女性バリスタが淹れた珈琲であったということ。 さらに、彼女は店に持ち込まれる日常の謎を 「その謎、とてもよく挽けました」 の一言ともに鮮やかに解き明かしていくキレ者だったこと。 これはこよなく珈琲を愛する一人の青年と、心に傷を持った女性バリスタのホットで苦くも甘い物語。 人間味あふれる青年の行動や、二人の心情、雰囲気も読んでいて心地よく感じます。 女性バリスタの抱える心の傷こそが最大のミステリーではないのがこの1冊の魅力でしょう。 タイトルに隠された謎を知りたいと思った方は是非読んでみてはいかがでしょうか? |
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非常にわかりやすくすらすら読める一冊。古典部シリーズの第一作。
主人公は、労力を極力控える「省エネ」をモットーとする「折木奉太郎」。 彼が姉の推薦で入部した「古典部」で一人の同級生「千反田える」と出会うことで、彼の高校生活は一変してまうところから物語が始まります。 シリーズ通して日常の学校行事や出来事から生まれる「謎」を「千反田える」からの一言 「わたし、気になります」 をきっかけに「奉太郎」を主軸とし古典部員が全力で解決していく青春ミステリーです。 シリーズ一作目「氷菓」は、同級生「千反田える」がなぜ古典部に入部したのか?という内容がメインとなっており その解明のため古典部員は33年前の過去の「謎」と対峙する物語となっています。 作中、徐々に「奉太郎」という人間が少しずつ変化していく描写が見られてたり、部員たちが個性的なのは最大の魅力だと思います。 是非、一作目を読んで好感をもたれた方は、以降の作品も読んでみてはいかがでしょうか? ちょっぴり高校生活が懐かしく感じられるような、儚くもおもしろい、切なくも温かいシリーズです |
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1話1話が短く独立しているため非常に読みやすい一冊です。
鯉ヶ窪学園探偵部シリーズではあるものの、他2作の主人公たちは登場しません。 でも、一部のお馴染みサブキャラクターたちはちらほら出てきます。 そのため、読んでいてニヤっとしてしまうこともしばしば。 他の2作と同じ時代背景なのかまでは残念ながらわかりませんが、今作の主人公も非常に個性的です。 正直、自分の学生時代にもこんな子がいたらおもしろかったろうなと思ってしまいますね。 ミステリーとしてはどうなのか? と言われるとやや一部トリックや設定に無理があるかもしれませんが、私にとっては気軽に気楽に読めるいい本でした。 |
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主人公とヒロインの純愛を主軸とした作品です。
読み終えた時は切なくも温かい話に感動してしまいました。 物語は、主人公がアルバイト先で3年間映画館の映写室で外に1歩も出ず暮らしている映写技師のルカに会うところから始まります。 なぜ彼女は3年間もの間、この場から外に出ないのだろうか? 心を閉ざした彼女を愛と情熱を持って主人公は、その扉を開こうとするという感動のお話です。 できることなら、その後の二人のお話や周りに人間の話もあるとかなりよかったと思います。 何より主人公の真っ直ぐな人間性に心打たれます。 心と心の繋がりの大切さを教えてくれる「読んでよかった」と思う一冊です。 |
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切なくも心温まる優しい本だと思います。
物語は、ある事件をきっかけに心を閉ざし辞職した刑事と、同じく心を閉ざした死者が見える少年。 二人が運命によって出会うことから始まります。 現世に残った死者は、何かしらの思い残しがあり留まっている。 それがとても人情深く意味深いものもあれば、あまりに傲慢・強欲でとても理解できないものある。 二人は、死者たちのそんな「願い」を叶えるべく、自ら閉じた心を少しずつ解放しながら逃げずに立ち向かっていく人間味あふれる本です。 最後では、辞職した刑事の重い過去と向き合う話になります。 彼は過去のしがらみから解放され、新たな道をへの1歩を踏み出すことができるのか? ミステリーなのに感動できるいい本でした。 |
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読みやすい本だとは思います。
あらすじは、各々サイトの通りです。 将来活躍する自分に夢見て上京した本作の主人公「荻原健太郎」。 しかし、生活は困難で仕事は毎日同じことの繰り返し、やりがいもすでになかった。 結局彼は仕事を辞めてしまい、送り出してくれた母親の気持ちを無碍にすることもできないため帰郷もできなかった。 アルバイトを転々する日々の中、偶然にも「なんでも屋アルバイト募集中」の張り紙を見つける。 興味を持った健太郎は、早速「なんでも屋」へ連絡。 そこで即日、半ば強引に?採用されてしまうこととなった。 「なんでも屋」で奮闘する健太郎に待ち受けている依頼の数々。 無事に依頼者を満足させることができるのだろうか? といった内容です。 キャラクターも個性的ですし、職場での先輩二人とのやりとりもおもしろいと思います。 ただ、いくつかの話は切ないものがあるため、すべての話題がハッピーエンドではありません。 それはそれで現実的な作りになっているということなのかもしれませんが・・・。 気軽に読める1冊であるとは思います。 おもしろかったです。 |
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