■スポンサードリンク
kariya さんのレビュー一覧
kariyaさんのページへレビュー数4件
全4件 1~4 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
待望のセカンドシーズンへ。
音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。 目に見えないモノを“視る”ことで探偵を続ける主人公「日暮旅人」。 彼を今の境地へと追いやられたことへの復讐劇は、決着とともに一つの幕を閉じた・・・。 生きることへの執着を見出したことでの安穏かつ微笑ましい日々。 全ては、過去を断ち切り、大切な仲間と出会えた境遇のおかげなのかもしれない。 そんな微笑ましいセカンドシーズンの幕開けかと思ったところへの最終話。 「日暮旅人」に対し殺意を思わせる一人の人物の影。 闇へと誘うかのような終わり方に緊張感が張り詰める・・・。 そして、次作のタイトルは「壊れ物」。 壊れるとは一体・・・? 暗雲立ち込める物語に、ヒヤヒヤしながらもどうなっていくのか知りたくてしょうがない!! 一般的に思うような、主人公が手がかりや調査から謎解きをしていくとミステリーではなく、自分の秘められた能力を使って、という話なのでミステリー感覚といった作品になるかと思います。 けれど、シリーズを通して読んでいて読みやすくわかりやすい。 普段読んでる物から一線を引いて読んでみると良いと思います。 登場キャラクターも個性的で好感が持てます。 是非気になられた方は、前作読まれてもいいかもしれません。 |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
素直におもしろいと思います。
内容やミステリーの部分がライトめということと、短編集のようになっているので読みやすいです。 物語の始まりは--。 理想の珈琲を追い求める一人の青年。 彼がその珈琲に出会った場所は、珈琲店「タレーラン」だった。 そこで彼は驚くことになる。 自分が魅了された珈琲は、さほど自分と年が変わらない若き女性バリスタが淹れた珈琲であったということ。 さらに、彼女は店に持ち込まれる日常の謎を 「その謎、とてもよく挽けました」 の一言ともに鮮やかに解き明かしていくキレ者だったこと。 これはこよなく珈琲を愛する一人の青年と、心に傷を持った女性バリスタのホットで苦くも甘い物語。 人間味あふれる青年の行動や、二人の心情、雰囲気も読んでいて心地よく感じます。 女性バリスタの抱える心の傷こそが最大のミステリーではないのがこの1冊の魅力でしょう。 タイトルに隠された謎を知りたいと思った方は是非読んでみてはいかがでしょうか? |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
非常にわかりやすくすらすら読める一冊。古典部シリーズの第一作。
主人公は、労力を極力控える「省エネ」をモットーとする「折木奉太郎」。 彼が姉の推薦で入部した「古典部」で一人の同級生「千反田える」と出会うことで、彼の高校生活は一変してまうところから物語が始まります。 シリーズ通して日常の学校行事や出来事から生まれる「謎」を「千反田える」からの一言 「わたし、気になります」 をきっかけに「奉太郎」を主軸とし古典部員が全力で解決していく青春ミステリーです。 シリーズ一作目「氷菓」は、同級生「千反田える」がなぜ古典部に入部したのか?という内容がメインとなっており その解明のため古典部員は33年前の過去の「謎」と対峙する物語となっています。 作中、徐々に「奉太郎」という人間が少しずつ変化していく描写が見られてたり、部員たちが個性的なのは最大の魅力だと思います。 是非、一作目を読んで好感をもたれた方は、以降の作品も読んでみてはいかがでしょうか? ちょっぴり高校生活が懐かしく感じられるような、儚くもおもしろい、切なくも温かいシリーズです |
||||
|
||||
|
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
1話1話が短く独立しているため非常に読みやすい一冊です。
鯉ヶ窪学園探偵部シリーズではあるものの、他2作の主人公たちは登場しません。 でも、一部のお馴染みサブキャラクターたちはちらほら出てきます。 そのため、読んでいてニヤっとしてしまうこともしばしば。 他の2作と同じ時代背景なのかまでは残念ながらわかりませんが、今作の主人公も非常に個性的です。 正直、自分の学生時代にもこんな子がいたらおもしろかったろうなと思ってしまいますね。 ミステリーとしてはどうなのか? と言われるとやや一部トリックや設定に無理があるかもしれませんが、私にとっては気軽に気楽に読めるいい本でした。 |
||||
|
||||
|