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kariya さんのレビュー一覧
kariyaさんのページへレビュー数3件
全3件 1~3 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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非常にわかりやすい初心者向けの本だと思います。
もちろん、山手線に詳しくなくても充分楽しむことができます。 簡単な内容としては、山手線の電車内だけに現れる神出鬼没の名探偵「霧村雨」。 彼を支えるのは、小学5年生の助手・シホと、良き友人の自称作家「三木幹夫」。 メインとなるこの3人が霧村雨に寄せられる依頼を元に次々と謎を解決していきます。 一つの一つの事件が実は繋がっていて、その事件の闇には「霧村雨」が山手線探偵になった理由が隠れています。 3人とも個性的で親しみやすいキャラクターなので、好感を持って読み進めることができます。 何より、探偵役の「霧村雨」はキレ者ではありますが完璧ではないというところ。 真実にたどり着くためには、やはり彼を支える二人がいなくては成立しないという、まさに「三人寄れば文殊の知恵」といったところでしょうか? 「霧村雨」だけでも、「助手シホ」と「友人幹夫」だけでもダメ。 だれか一人が欠けては真実にはたどり着けない、そんなところが素敵です!! 初心者や気晴らしに本を読もうとしている方におすすめの一冊です。 続編が出るなら是非読みたい作品でした。 |
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主人公とヒロインの純愛を主軸とした作品です。
読み終えた時は切なくも温かい話に感動してしまいました。 物語は、主人公がアルバイト先で3年間映画館の映写室で外に1歩も出ず暮らしている映写技師のルカに会うところから始まります。 なぜ彼女は3年間もの間、この場から外に出ないのだろうか? 心を閉ざした彼女を愛と情熱を持って主人公は、その扉を開こうとするという感動のお話です。 できることなら、その後の二人のお話や周りに人間の話もあるとかなりよかったと思います。 何より主人公の真っ直ぐな人間性に心打たれます。 心と心の繋がりの大切さを教えてくれる「読んでよかった」と思う一冊です。 |
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切なくも心温まる優しい本だと思います。
物語は、ある事件をきっかけに心を閉ざし辞職した刑事と、同じく心を閉ざした死者が見える少年。 二人が運命によって出会うことから始まります。 現世に残った死者は、何かしらの思い残しがあり留まっている。 それがとても人情深く意味深いものもあれば、あまりに傲慢・強欲でとても理解できないものある。 二人は、死者たちのそんな「願い」を叶えるべく、自ら閉じた心を少しずつ解放しながら逃げずに立ち向かっていく人間味あふれる本です。 最後では、辞職した刑事の重い過去と向き合う話になります。 彼は過去のしがらみから解放され、新たな道をへの1歩を踏み出すことができるのか? ミステリーなのに感動できるいい本でした。 |
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