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kariya さんのレビュー一覧

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レビュー数4

全4件 1~4 1/1ページ

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No.4: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖3 栞子さんと消えない絆の感想

今作では、前作触れた謎めいた失踪中の女性---。
ビブリア古書堂店主「篠川栞子」の母「智恵子」の人物像と篠川家の物語に迫る内容になっています。
古書には、古書自身の物語があり、それは意外なところで人と人とを繋いでいる。
それは運命であり、絆なのかもしれない・・・。
そんな物語を読み解き明かしていく中で、いろいろな人が語る「母・智恵子」という人物。
彼らの話を聞いて、「篠川栞子」何を考え、何を思うのだろうか・・・?
そして、「妹・文香」は過去に苦悩する姉を見て何をどう感じているのか・・・?
今は亡き父親や、「妹・文香」の気持ちが今作の重要なポイントではないかと思います。
過去に縛られた家族を、ビブリア古書堂店員「五浦大輔」はその呪縛を解き放つ人物、そして「篠川栞子」の心の支えになる人間になりうるのか?
いや、なってほしい!!
これから先、彼が篠川家の物語にどう関っていくのか?
早く次回作が読みたくてたまらない衝動に今回もされてしまいました(苦笑
前作読んだ方にはもちろんおすすめの一冊です。
このシリーズが気になっている方はこの機会に読んでみてはいかがでしょうか?
ビブリア古書堂の事件手帖3 ~栞子さんと消えない絆~ (メディアワークス文庫)
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

特等添乗員αの難事件Iの感想

NEWヒロイン&ヒーローの誕生!!
凜田莉子が活躍しないのなら・・・と読むのを後回しにしていましたが、実際読んでみると非常におもしろい!!
本作では、最終学歴が中卒という主人公「浅倉絢奈」が、添乗員派遣会社の面接で知り合った「壱条那沖」の厚意により、彼の小さい頃からの教育係だった「能登」から勉学の手ほどきを受けメキメキと実力と自信、さらに自らがもつ能力「ラテラル・シンキング」を開花させていくお話になっています。
「万能鑑定士Q」の第一作目を彷彿とさせるような内容かもしれませんが、各々のキャラクターの立場や性格、人間性が違うため新鮮に楽しむことができますし、何より、主人公「浅倉絢奈」は「凜田莉子」と違い、世間からも家族からも誰からも愛想をつかされて自分の居場所がないという孤独であるというところ。
ゆえに、「壱条那沖」はそんな彼女を放っておけなかったし、それ以上に一目見た時から恋愛感情が生まれてしまった。そんな「壱条那沖」の積極的で思いやりのある行動力が「浅倉絢奈」を変え、早くも大きな進展を見せます。
当然のことながら、「凜田莉子」と「小笠原悠斗」の二人の関係は進展がないですが、第三者である「浅倉絢奈」から見た、二人の関係などがところどころ見えてきたり、微笑をそそられます。
「凜田莉子」をも歓喜させる新主人公「浅倉絢奈」の実力を存分に楽しめる、至高の一作だと思います。

特等添乗員αの難事件I (角川文庫)
松岡圭祐特等添乗員αの難事件I についてのレビュー
No.2: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

万能鑑定士Qの推理劇Iの感想

シリーズ通して読んでいて「おもしろい」の一言につきます。
万能鑑定士Qの事件簿シリーズの続編にあたるわけですが、初めて万能鑑定士Qシリーズを読む人も、今まで何冊か読んでいた人も、どちらも満足させてくれる内容になっていると思います。
主人公の凜田 莉子の生い立ちから現在に至るまでを詰め込みつつ、好意を寄せている小笠原悠斗との恋の進展。
さらに、新たな「謎」と要注意人物コピアの登場。
以上、盛りだくさんの内容になっています。
何より、二人の関係が今後どうなっていくのか楽しみでしょうがありませんね(苦笑
ミステリーの中に、恋愛要素ありというのは私としては大歓迎です。
このシリーズを読んでない人も、この1冊を読めばきっと全作読みたくなる。
そんな気持ちにすらさせてくれる魅力的な1冊だと思います。
次回作が非常に楽しみで待ち遠しいです。

万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫)
松岡圭祐万能鑑定士Qの推理劇I についてのレビュー
No.1: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの感想

初心者の私にも読みやすい本でした。
物語は、主人公が亡き祖母が大切にしていた一冊の古書の価値をしるために
学生時代気にかけていた女性が居た「ビブリア古書堂」に本を持っていくところから始まります。
そして、主人公はその女性に出会ったことで新しい運命の歯車が回り始めます。
この本を読むことで、古書には本の中身だけでなく人から人へと渡ることで本自身にもいろんな物語があるんだな、と感じさせてくれます。
主人公と女性の純愛も読んでいておもしろいですし、人間関係もそれなりにおもしろいと思います。
読んでみて早く次作を読みたいという気にも駆られてしまいます。
どっぷりではない初心者向け?の内容かとは思いますが、おもしろかったです。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)