オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.53pt
絞込み:
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.15
テスカトリポカ
佐藤究
この書は
No.14
あなたが消えた夜に
中村文則
あなたが消えた夜にの感想
No.13
僕の光輝く世界
山本弘
世界は光に満ちているかも
No.12
ハケンアニメ!
辻村深月
愛ですね
No.11
光秀の定理
垣根涼介
歴史とミステリの融合された快作
No.10
分水嶺
笹本稜平
分水嶺の感想
No.9
撓田村事件 ―iの遠近法的倒錯
小川勝己
因果は巡る
No.8
空想オルガン
初野晴
厳しい人生に対する優しいまなざし
No.7
向日葵の咲かない夏
道尾秀介
ミステリの体裁をした寓話として
No.6
ユリゴコロ
沼田まほかる
現代の残酷な説話
No.5
倒立する塔の殺人
皆川博子
時代の雰囲気と女学院の空気
No.4
愚行録
貫井徳郎
帯通り「愚かで、哀しい」
No.3
後悔と真実の色
ミステリは人間心理との交錯にあり
No.2
ジェノサイド
高野和明
ヒトとは何者か
No.1
砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない
桜庭一樹
切ない
例えば、暴対法のため、ヤクザのしのぎがきつくなり、若者が半グレに流れ込み、裏社会が更に無秩序に、混沌とする日本。
多くの児童虐待が明らかになる中、未だに虐待から逃れられない子供たちがいる日本。
現代の日本で実際に起こっている、社会の歪みが、作品中でもかなり極端に、残虐な形で示されています。もちろん、本書に描かれているように、他国でも。
弱きものは暴力の連鎖から逃れられず、強きものも暴力の果てに滅びてゆく。
人間は所詮一人一人ばらばらの存在で、暴力=テスカポリトカの支配のもと、「われらは彼の奴隷」として、つかの間の生にひたり、いつの間にか死んでいく。
私たち人間の持つ残酷性、自己保全のために他者を切り捨てる酷薄さが、目を覆いたくなるような描写で、かつ淡々と叙述されていきます。
▼以下、ネタバレ感想