国境の南、太陽の西

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評判

国境の南、太陽の西の評価:

4.22/5点 レビュー 233件。 B ランク

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平均点4.22pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全375件 261〜280 14/19ページ
No.115
(5pt)

本気の浮気

相思相愛の初恋が
紆余曲折を経て
ぎりぎりの妥協点で
実を結ぶお話です。
恋愛というのは
さわやかであり
もどかしくもあり
分別があり
いやったらしくもあり
情熱的でもあり
そういうのを総称して恋愛と呼ぶと思いますが
そんな感情が極限にまで描写されています。
浮気と呼ばれるものの手本みたいな感じで
やるんならここまで
パーフェクトにやらないと
誰も許してはくれないでしょうね。
気持ちも行動も含め。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.114
(5pt)

A Broken Dream

幾分不協和音的で、不思議な統一感を持ったこの小説の主題は、「夢を追いたい男、夢は嫌いな女」といったところだ。日本で屈指のストーリーテラーで、プロットの巧みさでは英米小説の優れた作家の域にある著者の隠れた傑作である。男は、少年時代の夢を大人になっても持ち続けている。女は、少女時代に見た同じ夢を現実に昇華しなければ、その夢は価値が無いと考えている。純粋な恋愛の葉っぱの裏側に浮き出ている葉脈を読み取らなければ、この小説を読みきったことにはならないだろう。エピローグは、ドラマチックな結末を期待する読者に肩透かしを喰らわせるかもしれないが、当然の帰結といってもよい幕引きだ。セックスと夢と死は連鎖しているが、男にとっては、sex-DREAM-deathだが、女にとってはSEX-(dream)-DEATHなのだ。恋愛を生きることに関して、女の方がずっと厳しい。女は、現実から逃れて夢を見続けるといった曖昧な糸の切れた凧みたいな感覚が大嫌いなのだ。一方、男の長く続く夢は、いつか壊れてしまうことを知りながら、眼が覚めるまで見続けたいと思うイマジネーションの産物。女のリアリズムに男のナイーヴな夢が敗北を喫するThe Same Old Story…。男が夢の破片を掃き掃除しなければならない惨めなステージだ。ニール・ヤングの“僕は夢見る男。あなたはただの夢だから、他の女に代わっても同じこと”という強がりはこの局面では通用しないのである。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.113
(5pt)

A Broken Dream

幾分不協和音的で、不思議な統一感を持ったこの小説の主題は、「夢を追いたい男、夢は嫌いな女」といったところだ。日本で屈指のストーリーテラーで、プロットの巧みさでは英米小説の優れた作家の域にある著者の隠れた傑作である。男は、少年時代の夢を大人になっても持ち続けている。女は、少女時代に見た同じ夢を現実に昇華しなければ、その夢は価値が無いと考えている。純粋な恋愛の葉っぱの裏側に浮き出ている葉脈を読み取らなければ、この小説を読みきったことにはならないだろう。エピローグは、ドラマチックな結末を期待する読者に肩透かしを喰らわせるかもしれないが、当然の帰結といってもよい幕引きだ。セックスと夢と死は連鎖しているが、男にとっては、sex-DREAM-deathだが、女にとってはSEX-(dream)-DEATHなのだ。恋愛を生きることに関して、女の方がずっと厳しい。女は、現実から逃れて夢を見続けるといった曖昧な糸の切れた凧みたいな感覚が大嫌いなのだ。一方、男の長く続く夢は、いつか壊れてしまうことを知りながら、眼が覚めるまで見続けたいと思うイマジネーションの産物。女のリアリズムに男のナイーヴな夢が敗北を喫するThe Same Old Story…。男が夢の破片を掃き掃除しなければならない惨めなステージだ。ニール・ヤングの“僕は夢見る男。あなたはただの夢だから、他の女に代わっても同じこと”という強がりはこの局面では通用しないのである。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.112
(4pt)

みんなで切ない

この小説を読んでいたら「浮気」ってしても良いんではないか?というオイシイ感情が浮かんでしまう、何だかドラマチックに書かれているために勘違いしてしまう自分が恐い。
でもやはり人を好きになるって事は本能であって結婚とか浮気っていう概念は後着けで作られた物のため、タイミングが合わなかった凄く好きな人が急に目の前に現れたらやはりなるようになってしまう、というほうが自然な事のような気もする。そのへん複雑ですが読んでいてドキドキする作品でした。
「店には落ちつくべき次期と、変化する次期がある、それは人間と同じなのだ。」と主人公が言っておりましたが、この言葉が作中一番心に残りました。
 
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.111
(4pt)

みんなで切ない

この小説を読んでいたら「浮気」ってしても良いんではないか?というオイシイ感情が浮かんでしまう、何だかドラマチックに書かれているために勘違いしてしまう自分が恐い。
でもやはり人を好きになるって事は本能であって結婚とか浮気っていう概念は後着けで作られた物のため、タイミングが合わなかった凄く好きな人が急に目の前に現れたらやはりなるようになってしまう、というほうが自然な事のような気もする。そのへん複雑ですが読んでいてドキドキする作品でした。
「店には落ちつくべき次期と、変化する次期がある、それは人間と同じなのだ。」と主人公が言っておりましたが、この言葉が作中一番心に残りました。
 
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.110
(5pt)

本格的で素直な恋愛小説

村上作品では、
本格的で恋愛小説。
「ノルウェーの森」に次いで、
正面きって恋をテーマにしてます。
喪失感や他人との関係性の欠落といった村上作品のテーマは、
本作でもしっかり描かれていますが、
本作はしっかりと恋の始まりと終わりを描ききった点で、
シンプルな作品だと思います。
主人公はもてない男のはずなのだけど、
ストーリーの中では、
しっかり女性からもてていて、
村上作品に共通するお約束はしっかり生きています。
「ぼくは女にもてるって」いつか書いてもらいたいものです。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.109
(5pt)

本格的で素直な恋愛小説

村上作品では、
本格的で恋愛小説。
「ノルウェーの森」に次いで、
正面きって恋をテーマにしてます。
喪失感や他人との関係性の欠落といった村上作品のテーマは、
本作でもしっかり描かれていますが、
本作はしっかりと恋の始まりと終わりを描ききった点で、
シンプルな作品だと思います。
主人公はもてない男のはずなのだけど、
ストーリーの中では、
しっかり女性からもてていて、
村上作品に共通するお約束はしっかり生きています。
「ぼくは女にもてるって」いつか書いてもらいたいものです。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.108
(5pt)

マイ・ベスト・村上

村上作品のすべてを読んでいる訳ではありません。 これまで読んだ中で、最も面白かったのはカフカで、何回も読みたくなるくらい理屈抜きで好きなのが、この作品。最高傑作との呼び声高い「ねじ鳥」は途中で挫折したので、偉そうなことは言えません。「ダンスダンスダンス」「世界の終りと〜」も途中挫折(笑)。独特のシュールな舞台設定についていけないようです。ですが、羊三部作、「ノルウェイの森」は中学時代に読み、カフカと「スプートニクの恋人」は30代になってから大変楽しんで読めました。ですから、もし「世界の終り〜」や「ねじ鳥」で「村上は合わない」と挫折された方も、この本から手に取られてはいかがでしょうか?島本さんという初恋の女性は、「もしかしたらこうなっていたかも」という過去への幻想を具現化した存在なんでしょうね。今はこういう人生を送っているけれども、本当は○○していたかも知れない、という幻想を絶ち切る=島本さんと決別し家庭に戻る、なのかな、と。それだけではないでしょうけれど、今の自分(30代)に一番呼応するのがそこの部分。私自身が、「もしかしたら〜になっていたかも知れない自分」という心地よい甘い幻想と決別出来るのはいつのことでしょうか?
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.107
(5pt)

マイ・ベスト・村上

村上作品のすべてを読んでいる訳ではありません。 これまで読んだ中で、最も面白かったのはカフカで、何回も読みたくなるくらい理屈抜きで好きなのが、この作品。最高傑作との呼び声高い「ねじ鳥」は途中で挫折したので、偉そうなことは言えません。「ダンスダンスダンス」「世界の終りと〜」も途中挫折(笑)。独特のシュールな舞台設定についていけないようです。ですが、羊三部作、「ノルウェイの森」は中学時代に読み、カフカと「スプートニクの恋人」は30代になってから大変楽しんで読めました。ですから、もし「世界の終り〜」や「ねじ鳥」で「村上は合わない」と挫折された方も、この本から手に取られてはいかがでしょうか?島本さんという初恋の女性は、「もしかしたらこうなっていたかも」という過去への幻想を具現化した存在なんでしょうね。今はこういう人生を送っているけれども、本当は○○していたかも知れない、という幻想を絶ち切る=島本さんと決別し家庭に戻る、なのかな、と。それだけではないでしょうけれど、今の自分(30代)に一番呼応するのがそこの部分。私自身が、「もしかしたら〜になっていたかも知れない自分」という心地よい甘い幻想と決別出来るのはいつのことでしょうか?
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.106
(5pt)

私的名作☆

この小説のテーマは不倫ではなく、欠落感・喪失感・幻想性にあると思います。
とにかく共感するところがとても多かったですね。共感というよりも、まるで自分のことを言われているような感覚になった、と言ったほうが近いかもしれません。
やはりそれは、人間の誰しもが「欠落感」「喪失感」を抱えて生きているからだと思います。自分の中にあるその空虚を埋めようとし続ける作業が、人生だと言える部分もあるでしょう。
主人公のソレは、有紀子との理想的な結婚と仕事の成功で埋まったようにも見えました。しかし、かつて自分に全てを与えてくれた人(そういう感情を抱かしてくれた人)島本さんとの再会により、隠れていた空虚や喪失が動き出し、主人公は彼女の中に「本来あるべき自分」を見出していきます。そして日常は一気にひっくり返ります。
そういった「吸引性」は、人生のひとつの導きとも言えるかもしれません。
主人公はどうしようもなくそれを求めてしまう中で、決定的に人を(自分も)傷つけることを繰り返していきます。その部分を強烈に描いているところが、私の中では印象的でした。
これは、人間の持ちうる悲劇性の物語とも言えるかもしれません。
また最後の有紀子の言葉は、救いでもあるような気もします。
「あなたはまた私を傷つけるかもしれない。今度は私があなたを傷つけるかもしれない。何かを約束することなかんか誰にもできないのよ。でもとにかく、私はあなたのことが好きよ。それだけのことなの」(要約)本当に「それだけのこと」だけが確かなことなのかもしれません。
そして、幻想の消えた主人公が、新しい世界へ動き出しそこにあるものを掴むべく、その世界の重みを感じる姿が心に残りました。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.105
(5pt)

私的名作☆

この小説のテーマは不倫ではなく、欠落感・喪失感・幻想性にあると思います。
とにかく共感するところがとても多かったですね。共感というよりも、まるで自分のことを言われているような感覚になった、と言ったほうが近いかもしれません。
やはりそれは、人間の誰しもが「欠落感」「喪失感」を抱えて生きているからだと思います。自分の中にあるその空虚を埋めようとし続ける作業が、人生だと言える部分もあるでしょう。
主人公のソレは、有紀子との理想的な結婚と仕事の成功で埋まったようにも見えました。しかし、かつて自分に全てを与えてくれた人(そういう感情を抱かしてくれた人)島本さんとの再会により、隠れていた空虚や喪失が動き出し、主人公は彼女の中に「本来あるべき自分」を見出していきます。そして日常は一気にひっくり返ります。
そういった「吸引性」は、人生のひとつの導きとも言えるかもしれません。
主人公はどうしようもなくそれを求めてしまう中で、決定的に人を(自分も)傷つけることを繰り返していきます。その部分を強烈に描いているところが、私の中では印象的でした。
これは、人間の持ちうる悲劇性の物語とも言えるかもしれません。
また最後の有紀子の言葉は、救いでもあるような気もします。
「あなたはまた私を傷つけるかもしれない。今度は私があなたを傷つけるかもしれない。何かを約束することなかんか誰にもできないのよ。でもとにかく、私はあなたのことが好きよ。それだけのことなの」(要約)本当に「それだけのこと」だけが確かなことなのかもしれません。
そして、幻想の消えた主人公が、新しい世界へ動き出しそこにあるものを掴むべく、その世界の重みを感じる姿が心に残りました。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.104
(5pt)

喪失感が胸に迫る。

幸せな日常を送る主人公の前に、かつて最も好きだった女性が現れる。
村上春樹お得意の喪失感が胸に迫る。
これ読むといつも泣く。
切ない本です。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.103
(5pt)

喪失感が胸に迫る。

幸せな日常を送る主人公の前に、かつて最も好きだった女性が現れる。
村上春樹お得意の喪失感が胸に迫る。
これ読むといつも泣く。
切ない本です。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.102
(4pt)

吸引力!

ハジメくんの言う「吸引力」(抗いようの無い、また他人に説明する事の出来ない自身の性的欲求の事)のある人生と、無い人生のどちらが良いのかによって評価は異なる。
が、恐らく40才前ぐらいに過去の思い通じた事のある人物との邂逅により(人により大きさは異なるであろうが)「吸引力」を感じない人は少数派ではないだろうか?
出版された当時にはサラリとした印象で、すぐに薄れたが、歳を取って読み返しその評価ががらりと変わった。
「吸引力」を飼いならそうとする事がいわゆるオトナであり、その事に異論はないが、逆らえない、抗えない何かを感じる事もある種の醍醐味です。
「吸引力」を感じても相手にされない様では困るのし、「吸引力」はいつくるか分からない。「吸引力」を感じつつ、節度ある行動をとる事が出来るオトナでありたい、と感じました。
逆らえないから流れに任せてしまった、は小説としては必要かもしれませんが、現実にはちょっとね。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.101
(4pt)

吸引力!

ハジメくんの言う「吸引力」(抗いようの無い、また他人に説明する事の出来ない自身の性的欲求の事)のある人生と、無い人生のどちらが良いのかによって評価は異なる。
が、恐らく40才前ぐらいに過去の思い通じた事のある人物との邂逅により(人により大きさは異なるであろうが)「吸引力」を感じない人は少数派ではないだろうか?
出版された当時にはサラリとした印象で、すぐに薄れたが、歳を取って読み返しその評価ががらりと変わった。
「吸引力」を飼いならそうとする事がいわゆるオトナであり、その事に異論はないが、逆らえない、抗えない何かを感じる事もある種の醍醐味です。
「吸引力」を感じても相手にされない様では困るのし、「吸引力」はいつくるか分からない。「吸引力」を感じつつ、節度ある行動をとる事が出来るオトナでありたい、と感じました。
逆らえないから流れに任せてしまった、は小説としては必要かもしれませんが、現実にはちょっとね。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.100
(4pt)

失われていったもの

一人っ子であることに起因して、幼い頃から孤独感を抱き続けてきた「僕」がふとしたきっかけで昔好きだった女性に再会し、恋に落ちる物語。村上春樹の作品群のなかでは中編小説といったところで、たとえば「ねじまき鳥クロニクル」ほどの重厚さや完成度はないかもしれない。しかしそのぶん読みやすいともいえる。
「僕」が現実の日常のなかで追い求めてきた純粋性・絶対的な夢・憧憬、そういったものが不思議で魅力的な「島本さん」という一人の女性に象徴されている。主人公はイズミや有紀子といった現実の女性たちと生活をおくる一方で、対立する存在である島本さんに徐々に惹かれていく。国境の南があいまいなこちら側の世界を表しているのであれば、太陽の西とは死の象徴ともいうべき、たぶんの存在しないあちら側の世界を表しているといえるだろう。
最終的に主人公はこの世界に踏みとどまることになるのだが、結末はどこか謎めいている。
それにしても、島本さんは本当に存在したのだろうか。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.99
(4pt)

失われていったもの

一人っ子であることに起因して、幼い頃から孤独感を抱き続けてきた「僕」がふとしたきっかけで昔好きだった女性に再会し、恋に落ちる物語。村上春樹の作品群のなかでは中編小説といったところで、たとえば「ねじまき鳥クロニクル」ほどの重厚さや完成度はないかもしれない。しかしそのぶん読みやすいともいえる。
「僕」が現実の日常のなかで追い求めてきた純粋性・絶対的な夢・憧憬、そういったものが不思議で魅力的な「島本さん」という一人の女性に象徴されている。主人公はイズミや有紀子といった現実の女性たちと生活をおくる一方で、対立する存在である島本さんに徐々に惹かれていく。国境の南があいまいなこちら側の世界を表しているのであれば、太陽の西とは死の象徴ともいうべき、たぶんの存在しないあちら側の世界を表しているといえるだろう。
最終的に主人公はこの世界に踏みとどまることになるのだが、結末はどこか謎めいている。
それにしても、島本さんは本当に存在したのだろうか。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.98
(5pt)

センチメンタル

村上春樹にセンチメンタルを求める人には一番お勧めかも知れない。
ある国の評論家は「文学のファーストフード」と貶したらしいが、マックもたまにはおいしいよ。って感じ。
キャラ小説と思って読んでみると、すごいなぁって思う。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817
No.97
(5pt)

センチメンタル

村上春樹にセンチメンタルを求める人には一番お勧めかも知れない。
ある国の評論家は「文学のファーストフード」と貶したらしいが、マックもたまにはおいしいよ。って感じ。
キャラ小説と思って読んでみると、すごいなぁって思う。
国境の南、太陽の西 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西 (講談社文庫)より
4062630869
No.96
(5pt)

「ノルウェイの森」の再来

主人公「僕」が恋した3人の女性との話だが、それが実におもしろかった。
小学校の恋話、大学生の恋話、そして結婚。
結婚後の絵に描いたような幸せな生活。再会した初恋の人への激しい想い。
一度は妻を捨て子供を捨て、すべてを捨てようとするが、消えてしまう女性。
そして時を経て今までの生活に戻っていくという、
至って普通の話だが、実に現代を的確に描いているなと共感する部分が多かった。
現代の人の心に潜んでいる、欠落感であるとか空虚感であるとか、
踊らされているという感覚であるとかが、よく描かれている。
言ってみれば明治時代の文豪、
夏目漱石の説いた「皮相上滑りの開花」の現代版が、
この『国境の南、太陽の西』の作品である。
国境の南、太陽の西 Amazon書評・レビュー: 国境の南、太陽の西より
4062060817