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天使の歌声
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天使の歌声の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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2000-02年に雑誌『小説NON』に連載された短編6本を一冊にまとめたもの。 いずれも探偵・嶺原克哉を主人公としており、また親子関係を事件の中心におく点も共通している。 率直な感想としては、良くも悪くもないミステリだと思う。肉厚な描写、意外なオチ、探偵役の造形と、そこそこ面白いのだが、なんだかもうひとつ抜けきらない印象なのだ。どこか中途半端というか。 ちなみに、著者の作品を読むのは初めてだったが、もう一冊くらい別のに手を伸ばしてみようと思うくらいには面白かった。 | ||||
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親子愛。 なのにこのスッキリしないもやもやした読後感は、さすがに北川歩実(笑)。 凡百の親子モノとはちょっと違う、ひねくれた感じがいいです。 短編でも、北川歩実らしいどんでん返しが効いています。 | ||||
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デビュー作「僕を殺した女」以来、アクロバティックなストーリー展開で読者を驚かせ続けた作者が初めて挑んだ連作短編集。探偵事務所に勤める峯原という控えめな男がシリーズ探偵役。だが、私にとって初めて失望させられた一作となった。 短編なので登場人物(=動機)も限られ、書き込みも不充分になるのは理解できる。それでも短編ならではの切れ味の鋭さや人生の断面を切り取ったリリシズム溢れる作品を書く事もできたろう。しかし、作者は短編においても長編同様にツイストの効いたものを書こうとしているのだ。だが短編の分量では、この構想には無理があったと思う。結末の意外性に驚くような作品は一つも無いのだ。その凡庸な結末には、まるで別人が書いたかのような印象を受ける。しかも、「警告」を初めとして、昨今の社会事情を反映してか、犯罪に子供を巻き込んでいる作品が多く、読後感が悪い。 北川氏のアクロバティックな論理展開を短編でも期待していた私には、失望感だけが残った作品。 | ||||
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