恋愛函数
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青葉太郎さんのレビューに壺は言ってしまいました(藁) いわく『うんざり感に耐性のある方におすすめします』だそうです。 リアルでこう、うんざりする誤解だらけの私には興味不快ですね(藁) | ||||
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デビュー作「僕を殺した女」以来、奇抜な状況設定とアクロバティックな論理展開で読む者を楽しませて来た覆面作家の北川氏。科学に強いのも特徴である。今回は「恋愛の至上到達点は殺人か ?」と言うテーマの由で、更にこれだけの大部であるから、さぞかし面白い筈と期待していたら全くの予想ハズレ。 男女に対して行なう画像選択テストの結果でGP(Graphic Pheromone)値と呼ばれる相性度が出ると言う与太話はともかく、これを用いた結婚相談所で、GP値が異常に高い3人の女性が連続して殺害されたのだから、もっと大事件になる筈であろう。それが警察の影が薄く、限られた登場人物が箱庭の中で捜査を進めるので物語に緊迫感が出ないのである。北川氏は元々、人物造詣の方は稚拙なので、記号的な人物がファミレスで胡乱な議論を交わすだけで、話がサラッと進んでしまうのである。三代に渡る親子の因縁もあるのだから、もっとドロドロした人間模様も書き込めた筈である。事件も全く複雑性がなく、誰が見てもこの人物が犯人と思われる人物が真犯人なので興醒めである。そして、結論は「男女の相性は計り知れない」。オイオイ。日本でも最近TVで御馴染みの茂木氏が「クオリア」と言う脳意識に関する概念を発表しているが、恋愛心理に取り組むなら本気で取り組んで欲しかった。 それと作者は知らないと思われるが、ソウトウェアのテストをする時は、必ず「異常値(境界値)」のテストを含める。本書の例で言えば、GP値が100に近い場合も必ずテストしている筈で、それをしないで顧客に出していた「ジーピーファンクション」社はソフト会社として失格である。男女の相性を計る「恋愛函数」と言う大風呂敷を拡げながら、完全な尻すぼみに終ってしまった作品。 | ||||
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導入部は面白く読み始められたのだが、途中から複数の登場人物から複数の登場人物への これでもかというほどの「誤解」の嵐が吹き荒れます。 あっちへ行っても誤解、こっちへ行っても誤解、です。非常にややこしい。 うんざり感に耐性がある人にだけお勧めです。 | ||||
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相性占いというのは昔からある。いいものであれば信じればいいし、そうでなければ忘れればいい。結婚相談所で相性を見るためにそういうプログラムを使う。それもいいだろう。しかし、それがエスカレートしすぎるとどうなるのか。結婚相談サービスの「売り」がGP値といわれるプログラムだった。ところが、それで出てきた相性が非常にいいはずのカップルにトラブルが起きた。殺人事件が発生したのだ。そして、作家の貫井は、一連の事件にまきこまれていく・・・「恋愛函数」というのは、このGP値のことだ。グラフィック・フェロモン。 あるパターンに対して反応する人間の本能。それがお互いに一致するときに、相性が上がる、という説明がされる。そのGPが高いカップルに連続して事件がおき、それぞれ関係者の行動が錯綜していく。それにより、真相がなかなか明らかにならない。じっくり読みこんで、関係者の動きなどを把握していかないと、読者が推理することは難しいだろう。最終的に作者が与えた解決は、それほど明快ではなかった。もう少し明快な真相が明らかになると期待したのだが、ちょっと残念だった。 | ||||
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