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4.13/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全28件 21〜28 2/2ページ
No.8
(5pt)

破滅するしかない生き方

主人公(滝野)は属していた組を潰され兄貴分を殺された後、かたぎになったが、スーパーの買収工作のゴタゴタに巻き込まれるまでの数年間は檻(平穏な社会生活)に入っていたのか。違うね、たまたま何も起きなかっただけ(愛娘の死があったが)
娘の死が潜在的なきっかけのような気もするが、娘が生きていたとしても、ゴタゴタに巻き込まれて黙っていられるような人間じゃない。同じ展開になったはずだ。檻に入っていたと言うのなら、この世そのものが滝野にとって檻だったということだ。
その場その場でのトラブル対処は舌を巻くような鮮やかさだが、結局人生の戦略を持っていなかった。だから崖に向かって突っ走って行くしかなかった。
だけど羨ましい人生だ。どうせ死ぬなら長生きして最後病院のベッドの上であうあうあーよりこういう最後のほうがいいよ。真似したらマズイんだろうけどできるもんなら真似したいね、こういう生き方。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.7
(5pt)

久しぶりの北方謙三

昔は著者の作品を、むさぶるよによみつづけていたが、文章が、大層すぎて、鼻につき始めてきて、読み通けるのを、やめていた、著者の最高傑作といわれている、この作品も読まずに、いて、古本屋で見つけて、久しぶりに、北方謙三をよんでみた、ら昔のカツコ良すぎる主人公と。きざなせりふが読みがえってきて、結構面白くて、楽しめた。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.6
(5pt)

3回めはKindleで

感ずるものは、文庫本を読んだ時と同じですね、カビ臭くなることもないので、数年後にまた読みます。しかし檻という言葉の重みを感じました。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.5
(5pt)

感動しました

昔、過酷な生活を強いられていた私にとって北方謙三先生のハードボイルド小説は心の支えでした。改めて昔の小説を取り寄せて読み始めました。
主人公はヤクザな世界から足を洗い、普通の結婚をして子供が生まれ、子供が歩き始めたとかそういう平凡な暮らしを一時は幸せだと感じていたのでしょう。
しかし、野生の血はまた息を吹き返してしまったのです。檻の中では窮屈過ぎる主人公は、安全な檻の中では生きられない。
そして修羅場へと自らが道を選び取って行く姿が鮮明に描き出され、読む者の心を引き摺り込みます。
アウトローでありながら読者はこの主人公に共感を覚えます。
彼を追う刑事でさえも彼に好感を覚えるほどの人物。

そして、彼を追うおいぼれ犬の高木警部もまた、ストーリーをより際立たせていて面白い。
高木警部は、警察という枠の中にはまらないやり方で事件を展開させていく、警察内部でも反感を買うような手段を使います。当然、警察内部にも敵がいます。それでも自分のやり方を一歩も譲らない、名脇役ですね。

私は今50歳、20代の頃に読んだ時には気づくことのなかった北方謙三先生のスケールの大きさに圧倒されました。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.4
(4pt)

堅気になった男がスーパーを経営する。ハードボイルド小説。

前半のスーパーでの話が一番面白かった。スーパーという身近な場所で起こる事件を、元ヤクザならではの方法で解決する様は爽快。ただ、それ以降は港なりホテルなり、いかにもな場所で、いかにもな事件が発生する。それはいかがなものか。

ハードボイルドな漢を読みたい人にオススメ。

檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.3
(4pt)

味わい深いなぁ

週刊文春1983年 国内7位
個人スーパーの経営者 滝野は、ヤクザ稼業から足を洗い、妻帯して、平凡だが成功した日々をおくっていた。が、店内で暴れるチンピラを叩きのめしたことをきっかけに、滝野は、再び暴力の世界に戻っていくことになる。 ・・・
ストーリーとしては、ありがちだし、結末も見えてしまう。ので、本書の魅力は、なんといっても登場人物たちの生きざま。滝野を閉じ込める日常を”檻”と表現しているが、それを抜け出そうとする行動が、読み手(男性読者ということになるけど)の暗い願望を満足させるのだと思う。滝野のダチ高安、妻幸江、愛人の暁美、探偵平川、犯罪者となった滝野を追い詰めていく、刑事<老犬>高樹と村沢。それぞれの生きざまを通じて彼ら(彼女ら)が魅力的に描かれている。
滝野がコーヒーを冷まして飲むシーン、高樹がライターをカチカチやるシーンが随所にあるのだが、こういった何気ない描写が、ストーリーを展開する上で、象徴的な役割を果たしていたりして。味わい深いなぁ。
ただ、かっこ良すぎるセリフが多少鼻につくかも。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.2
(4pt)

冒険小説

極上の冒険小説に仕上がってます。ストーリ展開も素晴らしいし、一つ一つの事件が全て我々の心を掴んで物語の世界に引きずり込まれてしまいます。それにしても主人公の描き方がカッコ良すぎます。こういう男に男は惚れてしまうのです。いい読書時間をすごしました。
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943
No.1
(5pt)

北方ハードボイルドの最高傑作

切り詰めた文体から、ぶつかり合う肉の音が聞こえてくる。スーパーの店長として暮らす平凡な男が、檻を破って野獣に戻る話と書けば良いだろうか。とにかく出てくる脇役がいい (この後北方作品に出てくる 老いぼれ犬 と言われる刑事はこれが初登場だったかな?) 女がいい。 台詞がいい。北方いや日本のハードボイルドの最高傑作だ。こんな良い小説はそうそう無いぜ! 
檻 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 檻 (集英社文庫)より
4087491943