手のひらの蝶
評判
手のひらの蝶の評価:
3.79/5点 レビュー 14件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1〜12 1/1ページ
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手のひらの蝶の評価:
3.79/5点 レビュー 14件。 C ランク
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先に横溝賞受賞作品の「DZ]を読んでいたので、あの壮大さと比べてこちらはスケールが少し小さいとは思いましたが、舞台になっている地域の住民としては、石清水八幡宮やくずはのゴルフ場などが出てきて、親近感が湧きました。「DZ」が映画化されたらいいのにと、夢見たりしましたが、制作費を考えると、こちらの方が実現に近いかもしれません。
いつもの医学の知識は言うまでもなく、昆虫や吸血鬼の知識も豊富で、作家さんってほんとに博学なのだとしみじみ感じ入りました。臨床用の脳に繋がった、著述家用の別の脳をお持ちなのではと思える程です。
最後に真犯人がわかって仰天しました。ICUから抜け出して、まあ元気な患者だこと。よくぞ助かりました裕人君。でも、この子も腫瘍を手術しないと、とか、伊緒は犯人との性行為で感染してないかとか、要らぬ世話かもしれませんが、その後が心配になりました。感染してから発病するまでの潜伏期間は人によって違うのかとか、色々考えてしまいました。岡田先生の作品は、登場人物が肉親との繋がりが薄く、寂しさを抱えていて、今の社会を縮図的に表しています。
私は医療は全くの素人ですが、十分楽しめますし、医療系がお好きな方には特におすすめします。子供の頃から読書が大嫌いだったのに、岡田先生(小笠原さん)の作品にはまって、次々に読むのが楽しみになりました。