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本所おけら長屋5



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【この小説が収録されている参考書籍】
本所おけら長屋(五) (PHP文芸文庫)

本所おけら長屋5の評価: 4.74/5点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

悪玉は死んでもいいのか。

江戸下町物は好きだけれど、このシリーズはおこちゃま向き、という感じ。万松コンビの騒がしさがちょっと疲れるし、話の展開もうまくいきすぎの大団円!が続くと、やっぱり「つくりもののお話」感は否めない。巻がすすむにつれてそういう結末は減っているけれど。
 基本的に善人ばかりが登場するほのぼの小説のようではあるが、割と簡単に人が死に、それらが「死んでもしょうがないよね」的なステレオタイプの悪人なのがすごく嫌だ。(五)の「わけあり」。最後は思わず泣いてしまう感動話で終わっているが、最初に登場する女の子の描き方がひどい。純度100パーセントのわがままと悪意のかたまり。こんな人間実在するのかな。これよりも前の巻に登場した色悪も、同情の余地のない色と欲の権化という位置づけだから、結局彼の死は誰にも悼まれていない。それってありか? 最初の巻でも、「死んだのは別の人でよかったよかった」みたいな結末があって違和感半端なかった。仲間さえ幸せならいいんだよ!という、極めて狭小・偏狭なスケールが長屋の持ち味なんだろうか。
本所おけら長屋(五) (PHP文芸文庫)Amazon書評・レビュー:本所おけら長屋(五) (PHP文芸文庫)より
4569764118

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