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公務執行の罠: 逸脱刑事
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公務執行の罠: 逸脱刑事の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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| 主人公の無紋大介は、警視庁弁天代警察署生活安全課の係長で階級は警部補。東大出身のノンキャリア警察官である。 この種の刑事ものでは、強引な捜査をする個性の強い一匹狼的な刑事が主人公であることが多いが、無紋大介は部下たちにも信頼され、上司の課長ともそこそこ良好な関係を築いていて、一見ごく普通の警察官である。 無紋は、手柄をあげて出世したいという気持ちで捜査するのではない。ただ、こだわりが強く、気になったことは細かいところまでとことん突き詰める性格なのである。そして、冷静に客観的に物事を見つめ、洞察力に優れていて、事件の真相にたどり着いてしまう。 無紋がゴミ屋敷問題の解決に向けて調べていくうちに、同じ管内で発生した通り魔殺傷事件との関連性が浮かんでくる......。 この作品は、逸脱刑事シリーズ第二弾となる作品のようである。私は第一弾の『逸脱刑事』を読んでいないが、前作を読んでいなくても特に支障はなく楽しんで読むことができた。 現代社会では、身近なところで実際に起こりえる内容なので、楽しみながら読ませてもらった。同時にゴミ屋敷問題の対応の難しさを考えさせられる作品でもあった。 | ||||
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| 主人公の無紋警部補はもちろん、弁天代警察署生活安全課のいつものメンバー、葛切課長、中山巡査部長、境さん、そして刑事課の徳松刑事まで現れて、前回の「逸脱刑事」とは旗色こそ違えど、同じように事件解決へと向かう話です。 今回は、 「行政代執行」の対象となるゴミ屋敷問題と、一連の通り魔事件は関連があるのか? もし関連があるなら、それをどう解明していくのか? がポイントかな。 一般的に、ミステリや謎解きは登場人物が多くて、場所も多岐にわたり混乱しがちですが、この作品は複雑すぎず「ほどほど」で本格的な謎解きが楽しめる内容だと思っています。 無紋警部補の、常に冷静で落ち着いた態度がほっとしますね。 最後で「まさか」という展開もありましたが、なるほどと今回のタイトルの意味が分かりました。 ミステリや刑事ものは好きだけど、複雑で長すぎる話は苦手、という方にはこのシリーズをお勧めしたいです。 | ||||
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