果てしなき渇き

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

果てしなき渇きの評価:

2.98/5点 レビュー 95件。 B ランク

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平均点2.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全27件 21〜27 2/2ページ
No.7
(3pt)

すべてはラスト1ページのために

 衝撃的なプロローグから胸をえぐられるようなあらゆる暴力のオンパレード。「このミス大賞受賞」という帯にひかれて買ってみたものの、何度途中で読むのをやめようと思ったか。
 元刑事の藤島は元妻からの連絡で行方不明になった娘を捜し始めます。しかし、元刑事とは思えないほどあまりに常識はずれで暴力的で、しかもなんだか性欲の固まりのようなこの男にまったく共感ができません。親ならもっと他の心配の仕方があろうかとも思いますが、離婚したのも警察を辞めるはめになったのも自業自得だと納得するほどまあ中身はぼろぼろの男ですね。
 しかも描かれているのは、世の中の悪という悪を集めたかと思えるような裏社会。こんなものがほんとにあったらどうしよう、あるとするなら、死ぬまでそんなものとは無縁でいたいと思う、言葉では表現しきれない不快感があります。
 それでも読んでしまったのは、娘の加奈子がどうしてそんな裏社会とつながりをもつようになってしまったのか、どうしてそこまで冷徹な人間になってしまったのか、二人の子をもつ親として興味があったからかもしれません。
 この小説の行き着く先は、どこかにほんの少しでも救いはあるのか、吐き気がするほどの暴力描写に耐えながら(笑)最後まで読んで・・・
 ああ、全てはこの最後のページのためだったんだな、と納得しました。この父親はとんでもない馬鹿で救いようのない親父だと思いますが、この男なりに娘を愛していたんだとわかりましたよ。
 激しい暴力描写はとてもとても、と思う方にはおすすめできないんですが、ただ、読み始めたら最後まできちんと読んだ方がいいと思います(途中でやめると不快感だけが残るので)。最後まで読むと、ほんのちょっとだけ気持ちが持ち直しますよ。
果てしなき渇き Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇きより
4796644601
No.6
(3pt)

すべてはラスト1ページのために

 衝撃的なプロローグから胸をえぐられるようなあらゆる暴力のオンパレード。「このミス大賞受賞」という帯にひかれて買ってみたものの、何度途中で読むのをやめようと思ったか。
 元刑事の藤島は元妻からの連絡で行方不明になった娘を捜し始めます。しかし、元刑事とは思えないほどあまりに常識はずれで暴力的で、しかもなんだか性欲の固まりのようなこの男にまったく共感ができません。親ならもっと他の心配の仕方があろうかとも思いますが、離婚したのも警察を辞めるはめになったのも自業自得だと納得するほどまあ中身はぼろぼろの男ですね。
 しかも描かれているのは、世の中の悪という悪を集めたかと思えるような裏社会。こんなものがほんとにあったらどうしよう、あるとするなら、死ぬまでそんなものとは無縁でいたいと思う、言葉では表現しきれない不快感があります。
 それでも読んでしまったのは、娘の加奈子がどうしてそんな裏社会とつながりをもつようになってしまったのか、どうしてそこまで冷徹な人間になってしまったのか、二人の子をもつ親として興味があったからかもしれません。
 この小説の行き着く先は、どこかにほんの少しでも救いはあるのか、吐き気がするほどの暴力描写に耐えながら(笑)最後まで読んで・・・
 ああ、全てはこの最後のページのためだったんだな、と納得しました。この父親はとんでもない馬鹿で救いようのない親父だと思いますが、この男なりに娘を愛していたんだとわかりましたよ。
 激しい暴力描写はとてもとても、と思う方にはおすすめできないんですが、ただ、読み始めたら最後まできちんと読んだ方がいいと思います(途中でやめると不快感だけが残るので)。最後まで読むと、ほんのちょっとだけ気持ちが持ち直しますよ。
果てしなき渇き (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇き (宝島社文庫)より
4796658394
No.5
(3pt)

男として娘を見る父

父親が娘を女として求める心理描写が生々しい。確かに展開は早く、読み進めるのに困難はないが、最後まで救いを予感させるものはありません。
果てしなき渇き Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇きより
4796644601
No.4
(3pt)

男として娘を見る父

父親が娘を女として求める心理描写が生々しい。確かに展開は早く、読み進めるのに困難はないが、最後まで救いを予感させるものはありません。
果てしなき渇き (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇き (宝島社文庫)より
4796658394
No.3
(3pt)

これぞ “救いようのない” 暗黒小説

これ以上ないほど暗い、登場する人たちが誰一人救われない、希望のかけらもない物語。
馳星周の書く『不夜城』を初めとする作品ジャンルを「暗黒小説」と呼ぶことがあるが、本書こそ、その呼び名がぴったりと来る作品。
次に掲げる著者からのコメントがすべてを物語っている。
「私の青春は暗かった。『果てしなき渇き』では、そんな過去を嫌々思い出しながら書いた。これは孤独と憎悪に耐えかね、疾走する人間達の悲しみを描いた作品である。友愛や和気を著しく欠いているために、激しい拒否感を抱く方もいるだろう。けれど同時にこの小説の世界に共感を覚える方もきっとどこかにいてくれるはずだとも思う。なぜなら慈愛に満ちた世界を疎み、燦々と輝く太陽に向かって唾を吐きたいと願う人間は、私だけではないはずだと、固く信じているからだ。」
私が思うに、本書が「このミス大賞」を受賞したのは
1.もうひとつの大賞受賞作『サウスポー・キラー』とバランスをとるため。『サウスポー〜』一作品だけではインパクトに欠けるため。
2.文章力、表現力が新人離れしているため。短く切り詰めた文体で次々につむぎだされてゆく文章は、物語の内容はともかくとしても、「読ませる」。失踪した娘を現実の時間軸上には一度も登場させずに、その実像を徐々に浮かび上がらせてゆくテクニックも優れている。
果てしなき渇き Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇きより
4796644601
No.2
(3pt)

これぞ “救いようのない” 暗黒小説

これ以上ないほど暗い、登場する人たちが誰一人救われない、希望のかけらもない物語。
馳星周の書く『不夜城』を初めとする作品ジャンルを「暗黒小説」と呼ぶことがあるが、本書こそ、その呼び名がぴったりと来る作品。
次に掲げる著者からのコメントがすべてを物語っている。
「私の青春は暗かった。『果てしなき渇き』では、そんな過去を嫌々思い出しながら書いた。これは孤独と憎悪に耐えかね、疾走する人間達の悲しみを描いた作品である。友愛や和気を著しく欠いているために、激しい拒否感を抱く方もいるだろう。けれど同時にこの小説の世界に共感を覚える方もきっとどこかにいてくれるはずだとも思う。なぜなら慈愛に満ちた世界を疎み、燦々と輝く太陽に向かって唾を吐きたいと願う人間は、私だけではないはずだと、固く信じているからだ。」
私が思うに、本書が「このミス大賞」を受賞したのは
1.もうひとつの大賞受賞作『サウスポー・キラー』とバランスをとるため。『サウスポー〜』一作品だけではインパクトに欠けるため。
2.文章力、表現力が新人離れしているため。短く切り詰めた文体で次々につむぎだされてゆく文章は、物語の内容はともかくとしても、「読ませる」。失踪した娘を現実の時間軸上には一度も登場させずに、その実像を徐々に浮かび上がらせてゆくテクニックも優れている。
果てしなき渇き (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇き (宝島社文庫)より
4796658394
No.1
(3pt)

まあドライブ感はありますわな...

人が不幸になっていく様が読めます。
どんな破滅が待っているのか、
それが気になって読み進めてしまいます。
暴力的かつ(不快感を伴う)性的な表現が多く、
免疫を持たない人には薦められません。
本当にダークな物語を読みたい人はどうぞ。
確かに馬鹿なオヤジの暴走劇としては圧巻です。
果てしなき渇き (宝島社文庫) Amazon書評・レビュー: 果てしなき渇き (宝島社文庫)より
4796658394