かけら
評判
かけらの評価:
4.33/5点 レビュー 6件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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続く『欅の部屋』は、収録3編中唯一の一人称形式小説である。語り手は結婚直前の男で、別れた彼女のことを回想している。この昔の彼女が一般的な観点からするとなかなか変な人物で、小説に奇妙なぎこちないような感覚を与えているのがおもしろい。
最後の『山猫』では、西表島から大学を見に東京に出て来た高校生の従妹が奇妙な存在ぶり(野生の猫を思わせもする)を発揮してくれる。ただし視点が時々変わるのには、単なるご都合主義ではないのだろうが、どうも違和感を覚えた。