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幽霊の春: 新・若さま同心徳川竜之助8



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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)

幽霊の春: 新・若さま同心徳川竜之助8の評価: 4.50/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

全て中古本だったが大変よかった新品同様で得した感じだ、

全て中古本だったが大変よかった新品同様で得した感じだ、なるべくまとめて送付してもらうと安くなるので考えてください。
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No.3:
(5pt)

対応ありがとうございました。

前からこのシリーズが読みたくて購入しました。このシリーズにはまっています。ありがとうございました。
幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)より
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No.2:
(3pt)

これで終わり

「新・若さま同心 徳川竜之助」シリーズの第7作にして最終巻。
 変な幽霊が次々と目撃され、それが某藩の内紛にからんでいくというストーリー。幽霊はおもしろいし、登場人物たちも生き生きとしている。ただ、筆がイマイチ乗っていないような感じで、あまり楽しめなかった。この巻で終わりするという事情ともからんでいるのだろうか。
 ラストは旧シリーズ5巻の柳生全九郎との戦いへと続くシーンで終わっている。
 そして、珍しく長い後書きがある。執筆に対するスタンスや、どんなふうに書いているか、今後の予定などが書き連ねてあり、興味深い。
幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:幽霊の春-新・若さま同心 徳川竜之助(8) (双葉文庫)より
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No.1:
(5pt)

名残惜しい最終巻・巻末の15ページにわたる入魂の後書き

このシリーズ、一度本編が終わって明治に入り、若様は警察官になっています。が、あるとき作者のもとに竜之助が再びあらわれ、外伝を書いてほしいということで、再開されたスピンオフの事件シリーズでした。
 本編のシリアスさとは少し違い、竜之助の同心としての、そして若者としての日常がざっくりと書かれていました。
 ユニークな上役や同輩の面々とのつきあい、色っぽくかわいいやよいの行動に、しばしば、どきっ、とゆらぐ気持ち(若様はうぶです)。
 
 この巻もそうした日常の心の機微を追う一冊。
 たわいのない幽霊騒動の背景を探る、という大筋で、かどわかしではあるのですが、世間をゆるがすほどのものではなく、芸者の蝶丸ねえさんやそば屋の圭太の暮らしのディテールや、竜之助があたふたと走りまわったり、捜査のために変装して入牢したり、やよいが若様の気持ちをおしはかって一喜一憂したりする姿がけなげです。
 お約束の支倉老人の変装もあります。

 ラストでいよいよ本編の重要な局面に合流してゆきますが、やよいのくノ一としての決意が心に残ります。

 今回特に堪能したのは、巻末15ページです。あとがきをめったに書かない著者が作家としての超多忙な日々を語っています。
『妻はくノ一』の映像化もあり、人気作家となって7年間で100冊は書いたかもしれない、とのこと。
 人間らしい生活はできない、とぼやきながら、しかし作家としてあくまで前向きに勉強するために、海外の翻訳小説で読みやすいとは言えないがユニークで文学的評価の高いもの(ピンチョンとかバルガス=リョサとか)、を選んで次々と読みこなしてゆきます。
 気楽に読めて面白いものでは、作家としての筋肉が付かない。
 歴史小説家として出発した著者ですが、最近はむしろそうした奇抜な文学から得た「奇を衒う」大胆な発想や「はったり」で、二十一世紀の大衆小説の傑作を書きたいとの言葉に、さまざまなシリーズの背景が見えてきたような気がします。

 2015年が始まると11本のシリーズを動かすことになるため、作家としての頭脳の筋肉のほか、体力づくりのために走り、筋トレをし、「もうね、風野は二十四時間、ほとんどそれ(面白い小説を書くこと)しか考えていませんから」の言葉には、何と言うか馬琴や南北のような作家魂を感じました。
 全著作を読んできた読者には、ずしりと重く、予告された新シリーズを見守ってゆきたいです。
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