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タッチ



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【この小説が収録されている参考書籍】
タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)

タッチの評価: 3.33/5点 レビュー 6件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(4pt)

このようなことが日本で起きませんように

昔、この本を読んだときに
このようなことが日本で起きませんように、と思った。

でも、福島の原発は放射能物質を撒き散らし始めてしまった。

今読み返してみると、
怖いのは「放射能汚染」ではなくて、
パニックが広がり、皆が不安になり攻撃的になることなのだ、
ということを、この作品が描き出していることがよくわかる。

特に、事故によって偶然被曝した主人公夫婦に対して
周りの人々が行う攻撃はすざまじい。
そしてその放射能パニックは、
今や日本では現実になってしまった。
加えて、
取材に押しかけるマスコミ(とその向こうにある大衆の無知と好奇心)のいやらしさ。
補償するすると言いながら補償しない会社の手法。
そして夫婦が、御腹の中の子へ抱く愛情と不安。

そういった「恐怖の世界」が描写された作品だ。

だから、放射能物質の広がり方とか、ラストとか、
ちょっとおかしい点があるにしても、やっぱり読むべき本だと思う。
タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
4151101152
No.1:
(4pt)

今なお身近に感じられるテーマ

平凡な夫婦に突然訪れた見えない敵「放射能汚染」と、その情報が広まるにつれ現れる見える敵「汚染を恐れる周辺住民」に毎日を脅かされる主人公。

もし、自分がこのような理不尽な立場に置かれたら・・・?

1968年に執筆された作品ですが、今なお身近に感じられるテーマに一気に読まされてしまいました。オススメです。
タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)Amazon書評・レビュー:タッチ (ダニエル・キイス文庫 15)より
4151101152

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