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タッチの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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毎回この手の翻訳は「ダサっ!!」と感じてしまうことが多く原文を買って読んで自分なりの解釈をしますが・・・ こちらも古めかしい言葉の表現で昭和の香りがする翻訳です。 悲しい・・・ ダニエルキイスはすごい昔から尊敬している作家さんですが、今まで納得のいく内容の翻訳をするかたがいなくて悲しいです。 新しい若い感性をお持ちの方の翻訳したものも読んでみたいです。 | ||||
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不慮の放射能事故と風評被害に苦悩する家族の物語です。 放射能という目には見えない恐怖と風評被害という目に見える恐怖が二重に襲ってきます。 明日は我が身と考えながら読みたい一冊です。 | ||||
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娯楽本を期待して読んだ私は正直失敗したと思った。説教口調がどうもね。作者あとがきも、・・・って感じでした。反体制、反原発好きならともかく、読書が趣味という人にはお薦めしない。 厨房の議論だけど、あえて書く。放射性物質の有用性については、恩恵に預かってる者には計り知れない価値がある。なぜ(扱いを誤ると)危ない放射性物質が広く使われているのか、作者が書いてないこの部分について、本書に共感する人は調べてほしい。 | ||||
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若い夫婦バーニーとカレンが主人公。ある日バーニーの勤務先の自動車会社で放射能漏れ事故が発生。被爆した彼は知らず知らずのうちに周囲に放射能の影響を広げていってしまう。折りしも妻カレンが長年待ちわびた子供を身ごもるのだが…。 「アルジャーノンに花束を」や「ビリー・ミリガン」シリーズで知られる作家ダニエル・キイスが1968年に執筆した作品を2003年に改定版としてアメリカで再出版したものです。断り書きにあるように、放射能汚染の拡がりかたに現代の医学知識と合致しない部分があり、お話の展開に少々無理があるように感じられるのは否定できません。 しかし、被害者であるバーニーとカレンの二人が、町の人々の無知と偏見によって加害者として忌み嫌われていくさまは、終戦後の広島・長崎の被爆者への差別や、近くは80年代のエイズ感染者への厳しいまなざしを思い起こさせます。またバーニーが勤務先を相手取って高額の賠償金を得るべく訴訟に踏み切ると、やはり周囲の人々はそのことをやっかみをもって冷たく見ます。そういえば第五福竜丸の被爆船員たちも、多額の補償金を受け取った直後、激しい妬みの対象となったことを思い出しました。 キイスはこうしたいつの世にも変わることなく存在する差別の過程を大変丁寧な筆致で描いていて、読みながら主人公同様、重い息苦しさを感じずにはいられませんでした。 そして幕切れは大変苦く、それでいてバーニーの心根の美しさを静かに描いた、心振るわせるものです。そこはさすが手ダレのストーリー・テラーであるキイス。「アルジャーノンに花束を」のエンディングでは、目に熱いものがこみ上げて仕方ありませんでしたが、この「タッチ」もやはり同様に、切ない思いにとらわれ、余韻にひたりながらページを閉じました。 | ||||
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