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(短編集)
さいはての彼女
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さいはての彼女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.27pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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一話目、『さいはての彼女』についてネタバレありです。↓ 登場人物は、「明るくて行動力もある愛されキャラで障害者のハーレー乗りのナギ」「仕事で成功してどんな贅沢だってできちゃうパワハラ気質の私」「ナギを家族のように敬い迎え入れるライダー仲間たち」「お姉さんたち超かわいいね、とうざ絡みしてくる黒ずくめのライダーたち」 ナギに巻き込まれる形でナギの運転するハーレーに乗って旅をすることになった私。沖縄で贅沢三昧する予定だったはずが、六畳一間の部屋に泊まりドラム缶風呂に入ることに。だけど見上げた星空はダイアモンドなんかよりずっと綺麗だった。 「狭い六畳間に、ナギはてきぱと布団を敷いてくれた。ごろんと転がって、コンビニで買いこんだビールで乾杯した。きりっと冷えた白ワインではないけれど、いままで飲んだどんなお酒よりもうまかった」 翌日もナギの運転するハーレーに乗り、知床峠へ向かう。途中、黒ずくめのライダーたちに後をつけられ、女二人のナギと私は絡まれる。が、険しい下りカーブを容赦なく攻めるナギの華麗なハンドル捌きが、黒ずくめのライダーたちをがんがん引き離し、とうとう奴らをまいてやった! そして「私」の昔語り。父親を見返したくてグレたりリスカしたりしたけど、恋人が事故で死んで目が覚めた。社会的に見返してやろうと企業して成功したけど本当に大事なものをいつのまにか見失ってた、、、 そしてナギの自分語り。健常者とナギの間の越えられない線。ハーレー好きの父親の影響でナギもハーレーに乗るように。ある日父とツーリング中、トンネルの火災事故にあう。父は言う、ナギ、生きるんだ。越えていくんだ。 以上が要約です。 こういう物語を、好きな人は好きなんでしょう。 こういう物語で感動して生きる力をもらう人もいるでしょう。 なんやかんや言われながらも24時間テレビってずっと続いてますもんね。わかりやすい物語って、確実に一定の需要が見込めるから、商売としては正しいですよね。 だけど、文学の役割って、芸術の役割って、複雑な世界を複雑なまま描き出すことにあるんじゃないの?バカでもわかるお涙頂戴単純明快な物語を小説で読むことにどんな意味があるんだろう?小説ってもっともっと、すごいことができるはず。 原田さんの著作は売れているのである程度目を通すようにしているがやはりどれも似たような印象を受けました。 誰にでもわかる、やさしい物語は、だけどたぶん、結構危険なものだと私は思います。 彼女の作品はもう二度と読みません。 | ||||
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最初の話しからして、パワハラするぐらいの幼い女性がこんなに簡単に年下の障害ある女性になびくわけなかろうと思いました。全体的に浅くて、人というものの奥深さを全く表現出来ていません。ただ、唯一、箱根の話の旅風情の描写だけは、臨場感溢れてて良かったです。 | ||||
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ええと・・・最初のエピソード、いわゆる「ハラスメント」・・・よく訴えられなかったね。。 で、沖縄バカンスが北海道になって、って、それは完全に自業自得。むしろざまをみろ。 そして、勝手に主人公はハイになっているけど、最後のメールの一文ときたら・・・ ハラスメント加害者が、何を言ってるんだか・・・そんなこと言う前に謝罪だよ。 全然反省していない、能天気な、自称・やり手のビジネスパーソンな、イタい中年女性。 現実では、こういうおばさんは、こんな旅はしない。こんな出会いもない。こんなメールもしない。 同じ中年女性として、ないな、と思った。 わたしも含め、調子に乗って、鼻息荒くがむしゃらに働く中年女性は、がんばっているけど、 気をつけないとイタいおばさんだな、ヤバい上司だなと 改めて実感したことで★1つ。 わたしたちの闇は、こんな安い旅じゃ、ぜんぜん救われないよ。 他のエピソードも、なんだか上っ面すべりでした・・・終わりがなんだかワンパターンだし・・・ | ||||
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情景が浮かぶ書は、相変わらずです。 オムニバス形式が活きてない感があります。 すんなり心に入る作品を2冊、読んだ後だけあって、残念です。 | ||||
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楽園のカンバスを読んだので、購入しました.楽園のカンバスには、魅力があふれていました.でも、さいはての彼女には、小説としての魅力がありません.内容は、いずれも、1) 女性が主人公で、2) 人生の成功をおさめたようにみえていたのに、スルッと手から離れて、分かりやすく言えば、3) いじけて逃避行をして…という、設定がどこか、80-90年代の、トレンディードラマに通じるもので、やや貧困.都合良く人の出会いがあって、再び、歩いて行ける…というもので、文章力も低い.最近の新聞にも通じるが、"てにおは"が悪いところがあり、推敲が足りないと思います.気楽に読むのであれば、短編であることもあり、読みやすいと思います.でも、「楽園のカンバス」と同じものを期待するのであれば、期待が薄いと思います. | ||||
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