ビブリア古書堂の事件手帖III 扉子と虚ろな夢
評判
ビブリア古書堂の事件手帖III 扉子と虚ろな夢の評価:
4.29/5点 レビュー 34件。 B ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21〜34 2/2ページ
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ビブリア古書堂の事件手帖III 扉子と虚ろな夢の評価:
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そして古書市が開催される3日間のうちに、古書をめぐる奇妙な事件が起こる……。
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このシリーズが始まったのが2011年。早いもので、10年以上の歳月が流れ、これが10作目にあたります。前作『 ビブリア古書堂の事件手帖II ~扉子と空白の時~ 』での時代設定は2028年くらいでしたが、さらに1年が経過して今回は2029年くらいでしょうか。
3日に渡る古書市で3つの古書にまつわる事件が毎日起こります。映画パンフレット『怪獣島の決戦 ゴジラの息子』、樋口一葉『通俗書簡文』、夢野久作『ドグラ・マグラ』。私自身、ゴジラの映画はかろうじて幼少期に見た記憶がありますが、一葉も久作も未読です。しかしだからといってこのミステリーを楽しめないということは一切ありません。
佳穂の依頼の背景にあった秘密を知ると、その悲痛さには胸打たれますし、その一方で不気味でとらえどころのない行動を起こす篠川智恵子の不気味さは相変わらずです。この両者がいずれも母として生きるうえで、少し歪んだ思いを抱えていることが妖しく感じられます物語です。
あとがきによれば、次回作の構想は既に作者の三上延氏の頭の中にあるようです。できることならば、栞子の妹の文香ちゃんを再登場させていただけないものでしょうか。今回の作品では、姿を見せないばかりか、その名に一度として言及されることがありませんでした。既に篠川家は栞子、(五浦)大輔、扉子という核家族で構成されているので、実家を巣立った文香ちゃんには出番がなかなかないのかもしれませんが、長年このシリーズを読みついで来たファンとしては、少々寂しい気がしました。
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*195頁:「応じないないのだから」という誤記がありました。「ない」がひとつ余計です。
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