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(短編集)
一人称単数
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一人称単数の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 1~20 1/2ページ
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村上春樹は世の不条理と世界の謎を溜め込んで、時々、芸術の形で吐き出しているのか? 私も年を取りかつての全肯定ではなくなったけれど、村上春樹のストーリーには引き付けられる。最近はラジオのパーソナリティとしても大活躍ですね。これからも個性的な人物造形を続けて欲しい。 | ||||
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について、書いてある所があり、あんまり好きなピアノ弾きさんではなかったんだけど、シューベルトとか、やけに間があくんで、バタバタ弾いてるとことか?え?っと思ってました。 でも、最近読んでいるある本で偶然、御本人があれは小休止(つまり、スゥィングかな?)と証言していて、芸術にはスゥィングが大切と書いてあった。そうなんかな。 | ||||
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村上春樹の作品は楽しみにしておりそう言う意味で逆に残念かな。 | ||||
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騎士団長殺しが村上春樹の全部乗せ長編という感じであったが、この一人称単数は短編の形での全部乗せという感じ。 物語としては昔読んだような気がしてワクワクしなかった。でも、村上春樹の表現やリズムを味わうという楽しみ方は今回も出来る。まあまあ快適な時間を過ごせる。 品川猿も他のと同じく今までにもあった形だなと思ったけど、この本の中で一番楽しく読んだ。 最近はもう期待度は低いのだけれど、これからも新作がでれば読み続けると思う。 | ||||
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初春樹です。 「僕」=村上春樹で読んで差し支えないので、短編集というより妄想エッセーと呼んだ方が早い。 取り留めもない、特に伝えたい事も無いような文章が、回りくどく冗長な文体で綴られている作品だと感じた。 特に苦手な表現は、「A(もしくは¬A)」…というもの。厭世的で投げやりで気取った中二病、という感じで、正直嫌な人だなあと思った。 この滅裂な浮遊感が好きな人には刺さるのもまま分かる。 ただ自分には合わなかった。 比喩表現も「なんか上手いこと言ったろ!」と意気込んで滑っているきらいがある。比喩によって何が言いたいのか伝わってこない。 繰り返しになるが「…で、何なの?」で済んでしまうような取り留めもない話が多く、得るところが無かった。 別に全ての物語が教訓めいているべきだとは思わないけれど、不快感以外の「何か」を感じさせて欲しい。上手いこと言おうとしなくてもいいから。 小学生の夏休みの一行日記ほどにも考えさせられるものがなく退屈だった。 | ||||
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主人公「ぼく」(村上春樹本人であることが明示された作品もある)のエピソード集。エッセイのような小説のような。高校大学頃にであったなにかと大人になって再会するような、日常的な作品が続く。ビートルズ、ヤクルトスワローズ、シューマン等が色を添えたり主体になったり。一見非日常だが、我々一般人にも起こっているような日常を作家の目や感性が的確に切り取ると物語になるのだ、という使い古されたような言葉を改めて思い出す。のんびりと隙間時間に読めるが、一気に読むとまた少し印象が違いそうな一冊。 | ||||
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村上はインタビュー等で、短編および小説に関して以下のように述べている。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 短編小説を書くことは多くの場合、純粋な個人的楽しみに近いものです。とくに準備もいらないし、覚悟みたいな大げさなものも不要です。アイデアひとつ、風景ひとつ、あるいは台詞の一行が頭に浮かぶと、それを抱えて机の前に座り、物語を書き始めます。 小説は、読者が自分を映す『鏡』のようなもの。書いた僕と読んだ君の意見が違っても、間違いではありません。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ >アイデアひとつ、風景ひとつ、あるいは台詞の一行が頭に浮かんだセリフ この短編集はまさにこの、アイデアひとつ、風景一つ、セリフの一行が、それぞれのテーマ/モチーフになっている。 ・石のまくらに⇒モチーフは「一首の短歌」 たち切るも/たち切られるも/石のまくら うなじつければ/ほら、ちりとなる この一首について書きたいがために一編の短編を編んだと思われる。 ・クリーム⇒モチーフは「中心がいくつもありながら外周をもたない円」 心から人を愛したり、何かに深い憐れみを感じたり、この世界のありかたについての理想を描いたり、信仰を見出したりする時・・・というような大きな心の動きの比喩として「中心がいくつもありながら外周をもたない円」と言う言葉を用い、それを人生のクリームと称する。 ・チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ⇒テーマは「伝説のジャズプレーヤーによる僕だけに向けたスーパーなプレイ」 僕が夢で見た、スーパープレーヤーのスペシャルな演奏。 ・ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles モチーフ⇒「ビートルズのレコードを抱えた少女」なんだけれども・・・描かれているのは実は、性の初体験を与えてくれた最初の彼女への随想 ・「ヤクルトスワいローズ詩集」 テーマは、もちろん「ヤクルトスワローズ賛歌」。熱狂的では無いけれども、長く緩くスワローズを応援する作者自身を表している短編。 ・謝肉祭 Carnival モチーフ⇒シューマンのピアノ曲集「謝肉祭」と「不美人な女性」 村上は、やはりこのシューマンの謝肉祭について書きたかったのだと思う。それで、これに見合う人的モチーフとして「恐ろしく不美人だけれどもリッチな女性」を作り上げた。 最後の最後で、この女性にもオチが付くのではあるが・・・ ・品川猿の告白 モチーフ⇒人間の言葉をしゃべることが出来、人間に恋をし、人間にのみ性欲を持つ猿。 人間の言葉をしゃべることが出来る猿は、ほかの猿たちとは相いれず、結局究極の孤独となる。そして、人間に恋をし人間にのみ性欲を持つがゆえに、性欲の代償行為を求めざるを得ない、究極の恋情。 この品川猿は、究極の孤独と究極の恋情のメタファーとなっている。 ・一人称単数 テーマ⇒「私の中にある私自身のあずかり知らない何か」 ある酒場で、私は、冤罪、いわれのない言いがかりをつけられる。不当に糾弾されるのだが、それに反論することが出来なかった。 自分が知らないうちに他者に対して、とんでもなく酷い事をしているかもしれない、そんな未知なる、自分の知らない自分が明るみに出てくるのが怖い・・・という話。 ◆ 徹底した一人称、自分自身による自分語りの短編集。 長編には無い軽さがあるけれども、それだけではない。 8編、ひとつひとつに、一人称の「僕」が、突きつけられている/抱えている、テーマ/モチーフとの向き合いは理屈抜きに楽しめるとは思う。 私は、長編が好きだけれども・・・ | ||||
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人気の村上春樹。毎年ノーベル賞候補に上がりながら未だに獲ることの出来ない永遠の二流作家と言ったら言い過ぎか?その短編集を何十年かぶりに読んでみた。読んでいる間は暇つぶしにもってこいだったが、読後感は何も残らない。ヤクルトスワローズの話だけ、ノンフィクションかと思ったが、これとてフィクション混じりだろう。他の作品も素人の手触り。これくらいなら私にも書けそうだ。最後の一人称単数で普段着ないスーツで出かけ、バーに入り見知らぬ女性と出会うのだが、後味は悪い。その後の(酔ったと思われる)シーンにもがっかりした。 | ||||
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本自体は私の好みではなく、単なる興味で読みました。 松下がパナソニックシリーズのトランジスタラジオを発売したのは、1962年の事だそうですよ。日本ラジオ博物館のホームページに記載されています。 | ||||
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また手にとってみた、村上春樹の短編小説。「女のいない...」は、まだまだいけるなって感じた村上春樹の短編小説。今回の作品は、ガッカリの一語に尽きる。すべてが既視感と使い古した言葉、そしてLPレコードと、ビートルズと、スリラー小説を読む主人公...に、再びガッカリ。そこには、15歳のカフカ少年や、殺し屋の青豆はいない。70歳を超えた村上春樹に、もはや村上春樹の小説は書けないのかもしれない。 それでも、次の中編小説を待ってる自分がいる。 | ||||
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著者のエッセイ風短編小説集。文章が読みやすいためあっさり読み終えられる。わりとシンプルなストーリーなので印象に残りやすいが引き込まれるほどの話はない。 | ||||
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人気作家による最新作には最後に置かれた書き下ろしの表題作のほかに「石のまくらに」「クリーム」「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」「ウイズ・ザ・ビートルズ」「ヤクルトスワローズ詩集」「謝肉祭」「品川猿の告白」の7つの短編が並んでいる。 「一人称単数」という名詞が暗示するように、著者のこれまでの作品に比べるとどことなく私小説的な趣が出張っているところにちょいと興味深いものがある。 たとえそれが空想的、夢想的な題材であっても、恐らく作者の個人的な体験に深く根差している物語なのだろう。 「石のまくらに」というのは、主人公が一夜を共にした女性が作成した私家版歌集のタイトルなのだが、「たち切るも/たち切られるも/石のまくら うなじつければ/ほら、塵となる」というような印象的な短歌が性的なエピソードを巧みに彩っている。 「クリーム」は、少女に招待されたコンサートに行った主人公が、少女やコンサートの代わりに出会った謎めいた老人から「中心がいくつもありながら外周を持たない円」が分れば人生のエッセンスが分かる、と講釈される話である。 「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」は、その非現実的で空想の産物たるLPが突如顕現し、34歳で死んだ偉大なミュージシャンが、カルロス・ジョビンの「コルコヴァッド」を演奏するという夢のような、されど猛烈にリアルなお話。 「ウイズ・ザ・ビートルズ」は、死んだサヨコ以上に彼女の兄のキャラクターが生きている。 「ヤクルトスワローズ詩集」は、この弱小球団の昔からのファンである作者の愛すべき「詩のようなもの」。 「謝肉祭」は、シューマンの同名のピアノ曲を愛する魅力的な醜女と主人公の浅からぬ交情を描破し、「品川猿の告白」は、「東京奇談集」の名作「品川猿」の再登場で、猿と人間の懸隔を平然と無視する作者の筆力と創造力が素晴らしい。 そして巻末の短編「一人称単数」では、その最後の言葉「『恥を知りなさい』とその女は言った。」の切れ味が鋭く、これは本来は長編に発展させるべき好個の素材だろう。 これを要するに、本書は相変わらず「音楽」と「比喩」と「固有名詞」と「青春の思い出」に満ち満ちた、ある初老作家の美しい抒情詩である。 ノーベル賞を取れても取れなくても村上春樹は村上春樹 蝶人 | ||||
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村上春樹のファンなら、楽しめる短編集だ。身辺雑記が基になり、少しずつパラレル・ワールドにシフトして、短編のような形をとったものだ。「品川猿の告白」が最も小説っぽいかな。素人めいた詩のようなものを中核とした「ヤクルト・スワローズ詩集」や、架空のレコードのレビューをめぐる「チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ」などは、実験小説のように変わったテイストだ。ファンとしては、異色作として楽しむことができる。しかし、特にファンじゃない人は、別な作品を読んだ方がいい。「象の消滅」とか… | ||||
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面白いです。でも、長編にある村上春樹の何とも言えない読後感がありません(^-^;) | ||||
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初めて手に取った村上春樹作品。 短編の寄せ集めなので、主人公達にそれ程入り込めなかったが、まぁまぁ面白かった。 野球に興味ないのでスワローズ詩集は苦痛でしかなかった。 品川猿、With the Beatles 、チャリーパーカーは個人的に楽しめた。 特にチャリーパーカーの夢の中の会話は興味深かったし、自分の考え方が少し動いた。 「34歳で死ぬというのがどうゆう事なのか、考えてみてくれ。」 「死は唐突なものだ。人生を生き始めたばかりだったんだ。」 短篇集なので感情移入出来ないのは致し方ないので次は村上春樹の長篇作を読んでみたいと思った。 | ||||
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村上春樹はもういいかな | ||||
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村上春樹は全盛期と比較すると、筆力が衰えたような気がする。 「一人称単数」はこれまで書きためた短編をランダムに並べた作品集のような気がする。 ノーベル賞を受賞するには、次の長編作が左右すると思う。 | ||||
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最近、村上先生の本を読み始めて現在かなりはまっています、 新作が出たとの事で購入し、今読んでいる途中です、 短編なのでかなり読みやすく内容もかなり読みやすいです! | ||||
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安定の春樹だ。 現実とメタファーの行きつもどりつ。品川猿と「恥を知りなさい」の話は、長編の種にもなりそう。 | ||||
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昔々の村上作品でこんなの読んだなぁ的なものばかり。1作目は、他に男がいる女(セックスフレンド)とHした話をいつものスカした文体と独特な直喩で表す。要するに都合のいい女に射精した話。こう書くと身もふたもないが、そこはお洒落な村上節だもの、「アーバン」な感じはする。全体的に、子どもは持たず、そういう苦労も、経済的な苦労もない(であろう)作家が、そのまんま年を取って、昔と同じ題材をまた書いてますっていう短編集。もう十分だなあ。 | ||||
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