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史上最強の大臣
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史上最強の大臣の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.79pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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史上最強の内閣もよかったがそれ以上に内容も面白く読ませていただきました。読んでいない人はぜひ読むべきです。 | ||||
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このシリーズの続きが出ればぜひ読みたい。内閣よりも大臣のほうが読み応えがあった。 | ||||
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注文してすぐに届いたのでとてもよかった。また購入したい。商品がとてもきれいでした。 | ||||
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「史上最強の内閣」の続編である。「内閣」は影の内閣総理大臣である二条首相を中心とした全体像の話だった。影の内閣は事の本質をしっかりと押さえ、確かな実務能力を持つ大臣達の議論の一つひとつが娯楽だった。それに対して「大臣」は徐々に文部科学大臣に的を絞って教育論を展開している。 「内閣」のときのような快活さを踏襲しつつ、教育問題に焦点を合わせているところが万人に受け入れやすい小説となっている。しかし、途中で論理展開が突飛な部分もそれなりにあり、早く次の展開を知りたいばかりに、適度に読み流す場面も少なくなかった。この突飛部分の表現技術はもう少し手間をかけて一文一文を吟味して欲しかった。 とは言え、影の内閣の視点で政治を閲覧するのは普段なかなかできるものではない。著者はいい仕事を果たされたと思う。京都御所にこの影の内閣が存在するイメージを膨らませながら読むと親近感が湧いた。どの場面も登場人物が実物の名前を連想させ、実物は多分この人ではないかと思い巡らしながら楽しめるのも面白い手法だ。 展開を楽しみつつ、著者は読者に教育のあるべき姿を考えさせ、一風変わった授業を通して大人が子供に物事を教えるとは何かを問いかけてくる。正解がないものの、外してはいけない本質がある。その本質とは、その子供の何十年後かの将来にたった一輪の花を咲かせることだと結んでいる。つまりその子供が老人になった時「あのときの教えのおかげで世の中に役立った」と振り返らせることであり、どんなにちっぽけなことでも何かに役立ったのならばそれは花だ。 他人のために自らを厳しく律して、花を咲かせる教育の意義を伝授していると私は受取った。これから学校の先生になる人に読んで欲しい小説である。 | ||||
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「史上最強の内閣」を読んで「史上最強の大臣」で2冊目で、地元大阪の話なので読みました。1冊目なら、すごく面白いと思えたでしょうが、「内閣」とよく似た内容でちょっと期待はずれでした。 | ||||
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内閣も本当に面白かったんだけど新門大臣 最高です 子供たちの教育 命を賭してもって代物でさぁーてんで 泣けました!骨と矜持と信念のあるリーダー政治家たるもの それを無くしちゃ終しめぇだろ!みんな読んで欲しいです!凄く明確! | ||||
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室積ワールドは絶好調です。 シニカルな筆致の中に、人を見抜く鋭さが窺えます。 | ||||
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「史上最強の内閣」の第2弾。前作では北朝鮮の核ミサイルの脅威に対して,満を持して登場した影の内閣が奇想天外の方法で危機を乗り越えていくという話でしたが,今回は教育問題がテーマになっています。売れ行きが良かったのか,前作は文庫本でしたが,ソフトカバーの単行本に格上げとなっています。 さて,本来国家存亡の危機に対応するのが内閣総理大臣二条友麿が率いる影の内閣の役割。 前回の騒動が収まり,京都御所で次の出番に備えて閣議を重ねていました。いきなり1週間を月,火,水,日の4日間に,各月を30日として,年始の連休5日間を加えるという暦の改革についての議論が盛り上がります。 そこに町本通大阪府知事が共通テストで全国最低となった大阪府の教育改革に力を貸してほしいと乗り込んでくる。それに答えたのは文部大臣の新門辰郎。彼の思い入れたっぷりの教育を推し進めていきます。 その担い手として,高校野球の監督になるため,40過ぎから教育者を目指す元プロ野球選手(「甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯」を思い出した。),現役の雑誌編集長など,「直感的に面白い人」という基準で先生が集められる。ありのままの真実を書く作文,何でもいいから何かを作り上げるという課題,道徳教育など学力テストとは直接関係ないと思われる授業を展開していきます。 こういった教育に対して,当然反発する勢力が出てきます。その先頭に立つのはテレビキャスターの堀越新太郎。大阪府の教育改革を進めているのが影の内閣ということで,戦前の軍国教育を引き合いにネガティブキャンペーンを展開します。 また,自身の存在の危機を感じた表の内閣が,団塊の世代を使って妨害工作を画策したりといったことも。さて,改革の行方はいかに!という筋立てです。 前作登場した北朝鮮のシン・ジャンナムのサイドストーリーや,忍者,学生運動に回帰する団塊の世代のおやじたちなどが登場するナンセンスなドタバタ劇ですが,登場人物をして語らせる教育に対する考え方,団塊の世代やゆとり教育に対する批判など,作者の思いがたっぷり入っています。 明日の日本を担う子供たちに対する教育は,国の礎を築くものといっても過言ではないと思います。先生や親だけでなく,世間の大人たちみんなが良き人間を育てる環境を醸成していくことが必要だと思います。教育について,改めて考えさせる作品です。 | ||||
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本全体の構成が非常に面白い。日本の国益が何かがよくわかる。北の友人の最後の覚悟、潔さがユーモラスあふれる演出で書かれている。 | ||||
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前作(史上最強の内閣)がよかったので、本屋で見かけて即購入。 前作ほどのフットワークの軽さはなかったものの(舞台が限定されていたため)、作者が伝えたいことが随所に織り込まれていて、丁寧に読みました。 前作を未読の方はまず前作から読むことをお勧めします。 この作者の方は、作品を出すごとに急激に成長されているため(失礼な表現ですみません)、次回作を楽しみにしています。 | ||||
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本書は、混迷する日本政治に対し忽然と姿を現した真の内閣が、快刀乱麻の如き手腕で日本の国難を鮮やかに解決した前作「史上最強の内閣」の第二弾。 柳の下に泥鰌を再び探す愚を避けるように、今回は真の内閣全体ではなく、一部閣僚をメインにいくつかのエピソードを組み合わせている。(だからタイトルが前作とは少し違う) 前作は、政治を諷刺するというかネタにしたコメディだったが、本作では、現代日本の(主に政治の)問題点と著者なりの受け止めが結構長く書かれている。ある時期からのゴー宣というのが一番近い気がするが、登場人物の会話が本来の会話の体をなさずにひたすら著者の論をト書きで読んでいるだけという印象が残った。これには、前作や都立水商のノリを期待する読者の中にはついていけない向きもあろう。 言っている中身は、いたってマトモだが、この程度は床屋政談のレベルであって、そんなことをこの才能豊かな著者にやってほしくないんだよなぁとは正直思う。(連載当時とのタイムラグなので致し方ないが、いまさら民主党のダメ政治家を腐しても何も面白くない。現政権や与党の中でもシッカリした政治家に更なる高みや政策を求めるレベルでないと) 前作でも政治談議のレベルは今回と大差ない。しかし、それを下地にした諷刺やコメディの面白さが際立っていた(日本ではあまりないジャンル)。それが本作では鳴りを潜め、お涙頂戴の人情喜劇で色をつけた延々とした政治談議である。著者の地力がシッカリあるから読めないわけではないが、前作での一気読みしたくなる気持ちは最早ない。 | ||||
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