おろしや国酔夢譚

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評判

おろしや国酔夢譚の評価:

4.60/5点 レビュー 43件。 B ランク

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平均点4.60pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全281件 181〜200 10/15ページ
No.101
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.100
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
B009DECMHI
No.99
(5pt)

旅路の果てに見えるもの

壮大な旅の物語である。
それは同時に精神の旅の軌跡でもある。

大黒屋光太夫。
江戸時代、一介の伊勢の海商にすぎなかったこの男は、
運命の針が振れなかったら、歴史の表舞台に上ることもなかっただろう。
だが彼と仲間たちを乗せた船は嵐で遠く北へと流され、そこから予想だにしなかった人生が展開する。
難破して仲間たちとともに流れ着いたシベリアで転々、
やがてロシア人に拾われて、女帝エカテリーナ2世が率いる帝政ロシアの首都ペテルブルクまで、
実に往復2万キロの旅をすることになるのである。
何という壮大、かつ数奇な運命であることか。

そしてそれは辛い運命である。
苦難の果てに仲間を次々に失いながらも、しかし光太夫の強靭な精神と知恵はこの苛烈な現実に耐え抜く。
圧倒的な人生。そして想像を絶する十年の後、帰国した光太夫待ちうけるものは…

しかし名匠井上靖は、あまり人物の内面に立ち入ろうとはしない。
それは我々が「歴史」に立ち会う形に似ているかもしれない。
結局はたしかには知り得ない遠い過去の出来事である。
それでも、そこに生きた人間たちの胸中にはるかに思いをめぐらせること。
それこそが歴史というものではないか。
新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167902087
No.98
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.97
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.96
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (徳間文庫)より
419599358X
No.95
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
416312960X
No.94
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.93
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
B009DECMHI
No.92
(5pt)

故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品 !

まずは本作品の元となった漂民中の船頭光太夫の記録文書の精密さに驚いた。物語として、作者の膨らませ方がどの程度なのか知る由もないが、足掛け10年に渡る人物・風景・社会観察の結果が余す所なく記されている。賞賛に値する人物である。読みながら、「酔夢譚」にしては過酷な試練の連続だと思ったが、これは光太夫達が帰日してからの回顧としての感慨であろう。ここに皮肉がある。

内容も盛り沢山である。数奇な運命に翻弄される漂民達の姿がメインであるのは勿論だが、その中で各人各様の個性が見事に浮き彫りにされている。常に冷静沈着で帰郷の念を強く抱き続け仲間を統率する光太夫。怪我のため、あるいは愛人のためロシア正教に帰依してロシアに帰化する者。心身の衰弱とイルクーツクの住み易さのために望郷の念が薄らぐ者。ロシアの学者に弟子入りするような形でロシアの生活・学問に積極的に溶け込む者......。光太夫以外は、次第に「運命に身を委ねる」心境に変わって行く様子が巧みに映し出されている。また、本作が漂流当初は若年であった者達の成長物語となっている点も見逃せない。

一方、当然ではあるが当時のロシア社会の模様が詳細に描かれているという点で興味深い。ロシアが日本を狙っていた事も物語の端々から窺えるが、その懸念を持っていたのは光太夫唯一人だけだった点も彼の特異な洞察力を示している。単なる冒険譚ではなく、人間にとって故郷(母国)あるいは運命とは何かを考えさせる秀逸な作品だと思う。
新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167902087
No.91
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.90
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.89
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (徳間文庫)より
419599358X
No.88
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
416312960X
No.87
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167104016
No.86
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
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B009DECMHI
No.85
(5pt)

鎖国日本の民が故国以外の世界を見ると

江戸幕府による鎖国時代、
大黒屋光太夫らを乗せた船が流され、
10年近くロシアをさまよい日本へ帰国。
そのことを綴った物語。

帰国できたのは光太夫の器の大きさ、
故国への帰還の想いの強さあってのことだと思う。
時代に合わないほどの。
それがやがて光太夫にとっては悲劇となる。

世界史的に見て、鎖国日本の民が
故国以外の世界を見るという視点から見た
内容を細かく書いている。

今となれば、様々なことが言えるが、
当時の帝政ロシアと鎖国中の江戸幕府の日本。
良し悪しではなく、その状況下で、
その時代の人達がどう行動したかが
淡々と綴られている。
新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 おろしや国酔夢譚 (文春文庫)より
4167902087
No.84
(5pt)

これぞ長駆小説の決定版

この作家の小説には長駆小説という分野がある。主人公が図らずも、遠大な行程を移動する物語である。例えば「蒼き狼」とか「敦煌」とか、また遺作の「孔子」もそうかもしれない。そういう意味で、この小説はその分野の決定版であるといえる。
まず、その長駆に確固たる意思がある。決して放浪でも転戦でもない。その意思というのは、主人公の大黒屋光太夫の、ただひたすら生国に帰還せんがためである。そして逆説的に光太夫は(母国や家族を)思うまじ、考えまじ、と努めるのであるが、その不屈の精神ゆえに、かれは多くの同胞を失った後も生き残り、帰還を果す。同じく生き残った磯吉と共通するのは、前述の強い意志とともに、その置かれた環境に馴染み、溶け込むということである。
次に、長駆する過程の詳細な描写がある。そもそも序章で、漂流日本人とロシアの歴史を長々と解説されているように、これはただ虚構としての伊勢漂流民の物語に留まらず、むしろ記録小説的な色彩が強い。それは主人公の光太夫の詳細且つ的確な記録のお陰でもあるが、それを作者が淡々と、なんの企図もなく書き上げているところがすごい。とかく感動させよう、泣かせようなどと、クドクドと書き立てる小説が目立つ昨今、これは誠にすばらしい。しかしそうは言っても、僕がおおいに落涙した箇所が二つある。それは徳間書店文庫本の281ページ、ペテルブルグ郊外の娼家で、娼婦が歌う場面と、同326ページ、光太夫が庄蔵に暇乞いする場面である。これは人間ならば誰しも泣かずにはおけまい。
とにかくこれは、この作者の作品の中でも、最高傑作といっても過言ではあるまい。カミュの「ペスト」のリウーのような不屈の精神と達成後の「宴の後」現象。これはすごい作品です。
おろしや国酔夢譚 (1968年) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (1968年)より
B000JA4QIS
No.83
(5pt)

これぞ長駆小説の決定版

この作家の小説には長駆小説という分野がある。主人公が図らずも、遠大な行程を移動する物語である。例えば「蒼き狼」とか「敦煌」とか、また遺作の「孔子」もそうかもしれない。そういう意味で、この小説はその分野の決定版であるといえる。
まず、その長駆に確固たる意思がある。決して放浪でも転戦でもない。その意思というのは、主人公の大黒屋光太夫の、ただひたすら生国に帰還せんがためである。そして逆説的に光太夫は(母国や家族を)思うまじ、考えまじ、と努めるのであるが、その不屈の精神ゆえに、かれは多くの同胞を失った後も生き残り、帰還を果す。同じく生き残った磯吉と共通するのは、前述の強い意志とともに、その置かれた環境に馴染み、溶け込むということである。
次に、長駆する過程の詳細な描写がある。そもそも序章で、漂流日本人とロシアの歴史を長々と解説されているように、これはただ虚構としての伊勢漂流民の物語に留まらず、むしろ記録小説的な色彩が強い。それは主人公の光太夫の詳細且つ的確な記録のお陰でもあるが、それを作者が淡々と、なんの企図もなく書き上げているところがすごい。とかく感動させよう、泣かせようなどと、クドクドと書き立てる小説が目立つ昨今、これは誠にすばらしい。しかしそうは言っても、僕がおおいに落涙した箇所が二つある。それは徳間書店文庫本の281ページ、ペテルブルグ郊外の娼家で、娼婦が歌う場面と、同326ページ、光太夫が庄蔵に暇乞いする場面である。これは人間ならば誰しも泣かずにはおけまい。
とにかくこれは、この作者の作品の中でも、最高傑作といっても過言ではあるまい。カミュの「ペスト」のリウーのような不屈の精神と達成後の「宴の後」現象。これはすごい作品です。
おろしや国酔夢譚 Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚より
4163002901
No.82
(5pt)

これぞ長駆小説の決定版

この作家の小説には長駆小説という分野がある。主人公が図らずも、遠大な行程を移動する物語である。例えば「蒼き狼」とか「敦煌」とか、また遺作の「孔子」もそうかもしれない。そういう意味で、この小説はその分野の決定版であるといえる。
まず、その長駆に確固たる意思がある。決して放浪でも転戦でもない。その意思というのは、主人公の大黒屋光太夫の、ただひたすら生国に帰還せんがためである。そして逆説的に光太夫は(母国や家族を)思うまじ、考えまじ、と努めるのであるが、その不屈の精神ゆえに、かれは多くの同胞を失った後も生き残り、帰還を果す。同じく生き残った磯吉と共通するのは、前述の強い意志とともに、その置かれた環境に馴染み、溶け込むということである。
次に、長駆する過程の詳細な描写がある。そもそも序章で、漂流日本人とロシアの歴史を長々と解説されているように、これはただ虚構としての伊勢漂流民の物語に留まらず、むしろ記録小説的な色彩が強い。それは主人公の光太夫の詳細且つ的確な記録のお陰でもあるが、それを作者が淡々と、なんの企図もなく書き上げているところがすごい。とかく感動させよう、泣かせようなどと、クドクドと書き立てる小説が目立つ昨今、これは誠にすばらしい。しかしそうは言っても、僕がおおいに落涙した箇所が二つある。それは徳間書店文庫本の281ページ、ペテルブルグ郊外の娼家で、娼婦が歌う場面と、同326ページ、光太夫が庄蔵に暇乞いする場面である。これは人間ならば誰しも泣かずにはおけまい。
とにかくこれは、この作者の作品の中でも、最高傑作といっても過言ではあるまい。カミュの「ペスト」のリウーのような不屈の精神と達成後の「宴の後」現象。これはすごい作品です。
おろしや国酔夢譚 (徳間文庫) Amazon書評・レビュー: おろしや国酔夢譚 (徳間文庫)より
419599358X