警官倶楽部
評判
警官倶楽部の評価:
4.00/5点 レビュー 5件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1〜5 1/1ページ
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警官倶楽部の評価:
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
冒頭、警官に扮したふたりは車を停止させ、どうもうさんくさい金を三〇〇万円強奪。実はこれをやくざの借金取り立ての返済にあてようという算段でしたが、たまり場になっている場所に、また別のオタク仲間が、子どもが誘拐されたから、それを身代金に使わせてくれ、と泣きついてきます。一転、被害者がわになってしまった彼らは、犯人の要求に応じるべく、その金を婦警マニアの女性にもたせ、盗聴器などを駆使しながらあとを追います。
刑事ドラマや警察ドラマにはまりこんだ男たち(女性ひとり)が、遊び心に満ちた蘊蓄を垂れながら、鑑識マニア、尾行マニア、弁護士なのに銃制作オタクなど、お互いに連携しつつ、本物以上の道具や知識でもって、この二つの事件、すなわち自分たちが金をとった悪徳新興宗教の組織および、誘拐と少額の身代金強奪を繰り返してきた集団の内情を突き止め、彼らを相手に戦うという話ですが、全体にほのぼのとした「ごっこ遊び」ならではの余裕が漂っており、彼らの熱い連帯感とともに気持ちよく読めます。
もちろんマニアならではのネタ自体も面白いですし、読後、何より感心したのは、現実の警察よりも、フィクションに描かれた警察がよほど魅力的なのだな、ということでした。主人公たちは最初警察官を目指したりするのですが、そのうちに本物以上に本物な警察オタクの世界のほうに魅力を感じて、そちらにのめりこんでしまう。
こうした男たちのちょっと滑稽で暖かな人間ドラマが読ませます。彼らの侠気?に打たれたのか、やくざのひとりも彼らのがわに半分寝返ってしまいます。これはぜひ続編も期待したいところ。