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神様のメモ帳9
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神様のメモ帳9の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.57pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 21~21 2/2ページ
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思えば七年前、一巻を読み終わった時の驚きは今でも良く覚えている。 ライトノベルにまさか、ドラックだ不良だと随分暗い内容だと思いながら読んでいた。 そのうちこの作品の発売日をいまかいまかと待ちわびていたものだ。 拠り所のない若者たちがニートという言葉のもと、ラーメン屋に集い騒いで友好を深めたり、社会の闇と対峙しながら、暴力を知り、痛みを知り、知ることの痛みを知った、ただの高校生の主人公が成長していく姿は、どの作品にも見なかった優しさと力強さがあった。 途中作者の行動が問題となり、作品を誹謗中傷する人が増えた。 自分の好きな作品が、それを生み出す作者がネット上で叩かれているのをみるたびに心が痛む。これは作者にとって自業自得であるのかもしれない。でも反論を恐れずに言うのであれば、彼の描く世界と彼の生きる世界は違うと思う。実際やってしまったことは変えられない。 だがそれをいつまでもあちこちに広げて、 あまつさえ、彼の過去の素晴らしい作品まで誹謗中傷の的になるのは耐えられない。 本作品は主人公の長い一年半の終わりを描いた物だ。長く短い時間の中で弱虫の鳴海は、少しだけ強くなった。本当に大切な人を取り戻すために、たくさんの人を巻き込んで、支えられて、正面から自分と向き合って、戦った。 私達がたどってきたのは彼の小説。彼と大切な彼女との物語。 作者はこの作品を終えるにあたって、 次の原稿のために、彼らの物語をするっと忘れてしまわなければならないと言っていた。 こんな素敵な作品を忘れるというなら、私に勇気を与えてくれたこの作品を超えるような 優しく、力強い作品を書いて欲しい。 7年間お疲れ様でした。 私はこの作品をするっとなんて忘れません。 | ||||
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