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【楡周平】
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TENの評価:
3.73/5点 レビュー 11件。 C ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.73pt
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
テン君の成功っぷりが、やけにあっさりとしています
楡さんにしては期待はずれ
成り上がり系って、次の2プロセスですよね。
(1)主人に襲いかかる理不尽極まりない困難(読者も一緒に、腹が立つやら悔しいやら)
↓
(2)それを見事に乗り越える!(読者も一緒に、鳥肌もんの「よっしゃぁ!」な爽快感を味わう!)
この両者のバランスが重要だと思っています。
(1)があまりにも長く重苦しいと、読む進めるのが辛くなってしまうんですよね。
かといって、あまりにもあっさりと(2)へ達してしまうと、鳥肌が立つほどの「よっしゃぁ!」は味わえない。
で、本書。明らかに「(1)があっさりパターン」です。
とにかくもう、トントン拍子。テン君、数々の苦境を本当にあっさりとクリアしていきます。だから、鳥肌なんて立つこともなく、悪い意味で安心して読み進められます。
あと、ラストにある重要人物の裏切りがあるのですが、それがどうにも唐突すぎるというか、「え?そういう人じゃなかったやん!?」感が強すぎるというか。
だからこそのドンデン返しなのかもしれませんが、「重要人物&その奥さん」が、それまでの好感度めちゃ高な人物から唐突に小悪党化しすぎるんですよね(特に奥さんの方。いくらなんでも・・・)。しかも、サプライズな小悪党化のかいもなく、テン君をさほど苦しめることなくサラッと負けてしまいます。もの凄くシンプルなトラップに引っかかって、本当にあっさりと。
うーん、これだけ分厚い本なんですから、もっと強烈な「うぉぉ! テン、やったぜ!!!!!!!」なカタルシスを感じられる本格路線にして欲しかったですね。
決してつまらなくはないのですが、軽い。
星三つとさせていただきます。