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心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形
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心霊探偵八雲 ANOTHER FILES 嘆きの人形の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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可も不可もなし | ||||
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一ページに一回くらいの頻度で、後藤をバカにするやりとりが発生します。 正直、クドイです。 | ||||
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以下ネタバレにならないように注意しながら『心霊探偵八雲』シリーズの流れを追ってみたいと思います。 そもそも著者の神永氏が物語の構想を得たのは90年代の半ばくらいだったのではないかと想像されます。当時サラリーマンだった著者が初めて書いたミステリー(98年より執筆)ですが、満足な反響をえることはできませんでした。これに大幅に手直しをいれるかたちで初めて作品になったのが『赤い隻眼』で02年に文芸社から発売されました。この作品にさらに大幅な手直しを加えるかたちで『赤い瞳は知っている』が発表されたのが04年のことで、出版は同じ文芸社でした。その後ほぼ毎年1〜2冊のペースでシリーズは進行し、第8作である『失われた魂』が発表されたのが09年のことでした。ここで何があったのかよく分かりませんが、神永氏は第1次の沈黙に入り、第9巻の『救いの魂』が発表されたのは12年のことで、つまり3年間のブランクがあった訳です。出版社も角川書店に変わっていました。そしてこれからがまた長い沈黙。第10巻『魂の道標』が発表されたのは昨年。つまり5年間の沈黙があった訳です。another fileである『裁きの塔』が15年に発表されるのですが、これはあまり作者としても力のはいった作品とはいえず、熱烈なファンたちからは今後を危惧する声が上がっていました。 考えてみれば当然で、育ての親の一心さんは死んでしまうし、両目の赤い謎の父親の出自も分かるのですが、もう死んでしまっていることが分かります。一方重要な登場人物の一人である後藤さんも警察を退職してしまったのですから、物語の枠組み自体を考え直さなければならなくなりました。またこうしたシリーズものの宿命でもあるのですが、登場人物たちの間ではわずか3年ちょっとの時間しか経過していないのに、現実世界では15年の歳月が流れてしまったのです。社会情勢も変われば、物語中に出てくる小道具も変わります。たとえば、今回の『嘆きの人形』でも一心さんや晴香ちゃんが何気なくインターネットで宿を見つけていますが、物語最初のころでは考えられない設定ですよね。 今回のanother fileに収められた作品はいずれも昨年~今年に雑誌掲載されたものであること、昨年第10作が発表されたことから考えると、どうも著者はもう一度このシリーズに取り組む気持ちになってくれたようです。ファンとしては大変嬉しいのですが、では作品としてどうかというと、どうもこれまでの短編の焼き直しのように思えて不満でした。☆3つとしてしまった所以です。このシリーズのコアなファンのひとりとして、この辺で大きな展開がなされて、もう一度当初の勢いを取り戻してくれることを切に希望するものです。 なお、蛇足になってしまいますが、著者の神永氏は作品の出版形式を変えるたびにかなりの手直しをします。第10作も文庫本が最終稿と考えた方がよいのではないかと思います。 | ||||
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今回は旅情ミステリー風の展開が新しくはあるものの、話事態はちょっとマンネリ感がありますね。長く続く物語だから仕方ない部分もあるとはいえ、全くの単品としてこの話を読んだら、ちょっといただけないです。 まぁ、キャラクターに愛着があるから、それなりに面白く読めましたけど…。 しかし、今後急に全国回り出したらがっかりだなぁ。それじゃないでしょ、八雲は。ということで、好きだからこそ次作以降に奮起を期待します。 | ||||
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