女子大生つぐみと古事記の謎
評判
女子大生つぐみと古事記の謎の評価:
2.20/5点 レビュー 5件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1〜3 1/1ページ
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女子大生つぐみと古事記の謎の評価:
2.20/5点 レビュー 5件。 D ランク
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特に話の核である古代史についての知識が雑にすぎる。『古事記』を研究する女子大生が、「アーサー王の正体はアレクサンドロス大王」(ルキウス・アルトリウス・カストスら近接する時代の複数候補が挙げられている)だといわれて飲み込んだり、ギリシァ彫刻に仏像が影響を受けているのに驚いたり(ガンダーラ仏を知らないのか?)している。最終解決にかかわる部分でも、ルーン文字にしても未確定とはいえ確認されている最古の用例は後一世紀なので、本書のストーリーには折り合いが悪い。
そして、最大の無理は…(ここはネタバレなので伏しておくが、)本書の謎解きとしての価値を本質的に失わしめている。
また、政権に深く食い込んでいる人物が、日本よりスペインのほうが犯罪率が低いことや、1950年代の方が2001年より遥かに検挙率が高いことから、日本の警察が決して安心したりしてはいけないことを、警察庁長官に圧力をかけたりしているが、前者は田舎は安全(でもバルセロナやマドリは「観光客はパスポートさえ奪われなければ、金を奪われたのはよしとすべき」といわれる程度の治安だ)、後者はちかごろは自転車盗難までカウントしているところが大きい。というわけで保守反動思想に囚われている人物にしても幼稚な思想だ。
物を知らない人をしか楽しませられない、とんちんかんな話題満載の小説だ。