弥勒の月

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評判

弥勒の月の評価:

4.11/5点 レビュー 45件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全91件 41〜60 3/5ページ
No.51
(4pt)

シリーズを読み進める前提で星4

あさのあつこさんの作品ということで興味があったし、評判も良いので読んでみた。
しかし感じの悪い同心、無口な小間物屋の主人、亡くなった妻をこの小間物屋はとても大事に思っていた
という設定のようだが、それがちっとも伝わってこない、とさして良く出来た小説とは思えなかった。
 しかしシリーズの次の巻を用意していたので読んでみると、登場人物に血が通い始めた。
結局今出ている最後の巻「冬天の昴」まで全部読んでしまった。
 第1巻単独ではあまり魅力がないが、楽しめるシリーズの1巻である。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.50
(5pt)

スポーツに青春をかける若者を描いているイメージしかなかったもので・・・

あさのあつこさんは「スポーツに青春をかける若者の揺れる心持ちと友情等を繊細に描く」人というイメージを持っていたので、時代小説を書いているとは知りませんでした。 そしてこの作品を読んで、ぞくり! 久々に凄い作品に出会えた衝撃!が襲ってきました。 キター! である。 脳内にこの作品の情景がはっきりイメージできました。それも空気感や緊張感、情景の光と影のコントラストも・・・ 前半を読みだしてすぐ、あぁ・・自分はこのシリーズにハマると認識しました。 壮絶な過去を持ちながら商人として生きることを誓う遠野屋清之介 と 狂気を胸に奉行所同心として生きる信次郎、 その二人を見守る、内心人間の心の闇や複雑さを観察する事に生きがいを持つ岡っ引き・伊佐治 この三人の今後に大いに期待する。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.49
(5pt)

スポーツに青春をかける若者を描いているイメージしかなかったもので・・・

あさのあつこさんは「スポーツに青春をかける若者の揺れる心持ちと友情等を繊細に描く」人というイメージを持っていたので、時代小説を書いているとは知りませんでした。 そしてこの作品を読んで、ぞくり! 久々に凄い作品に出会えた衝撃!が襲ってきました。 キター! である。 脳内にこの作品の情景がはっきりイメージできました。それも空気感や緊張感、情景の光と影のコントラストも・・・ 前半を読みだしてすぐ、あぁ・・自分はこのシリーズにハマると認識しました。 壮絶な過去を持ちながら商人として生きることを誓う遠野屋清之介 と 狂気を胸に奉行所同心として生きる信次郎、 その二人を見守る、内心人間の心の闇や複雑さを観察する事に生きがいを持つ岡っ引き・伊佐治 この三人の今後に大いに期待する。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.48
(2pt)

いまみっつ…

あさのあつこ氏の時代小説。期待感ゼロのまま読み進めましたが、ストーリーが少年マンガくさい、登場人物もティーン向けのそこそこイケメンな画が描けるイラストレーターがいかにもな絵をつければ売れそう…、さらに後半のドタバタとした展開にはドンデン返しを重々狙ったのはわかるとして、あまりに性急すぎて白けました。
登場人物はまあまあ魅力的ですが、必殺仕事人じゃああるまいし、無理がありすぎる設定は正統派の時代小説ファンには鼻で笑われるのではないでしょうか。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.47
(2pt)

いまみっつ…

あさのあつこ氏の時代小説。期待感ゼロのまま読み進めましたが、ストーリーが少年マンガくさい、登場人物もティーン向けのそこそこイケメンな画が描けるイラストレーターがいかにもな絵をつければ売れそう…、さらに後半のドタバタとした展開にはドンデン返しを重々狙ったのはわかるとして、あまりに性急すぎて白けました。
登場人物はまあまあ魅力的ですが、必殺仕事人じゃああるまいし、無理がありすぎる設定は正統派の時代小説ファンには鼻で笑われるのではないでしょうか。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.46
(4pt)

読んで、観える・聴こえる小説

あさのあつこさん独特の、読みやすい文体です。
時代小説にありがちな小難しさがなく、さらりと小説の世界に入っていける感じがいいです。
同心の、岡っ引きの、商人の…それぞれの台詞が聞こえてきそうな言葉の妙。空の色の変化していく様が見えるような描写。読んでいて頭の中に映像と音声が流れ込んでくるようです。
『弥勒の月』の続編ですが、結末は『夜叉桜』のほうが腑に落ちる感じ。

ただ、敷くだけ敷かれた伏線が、なんの展開も見せずに物語が終わってしまったのは残念。次作に期待…というところでしょうか?
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.45
(4pt)

読んで、観える・聴こえる小説

あさのあつこさん独特の、読みやすい文体です。
時代小説にありがちな小難しさがなく、さらりと小説の世界に入っていける感じがいいです。
同心の、岡っ引きの、商人の…それぞれの台詞が聞こえてきそうな言葉の妙。空の色の変化していく様が見えるような描写。読んでいて頭の中に映像と音声が流れ込んでくるようです。
『弥勒の月』の続編ですが、結末は『夜叉桜』のほうが腑に落ちる感じ。

ただ、敷くだけ敷かれた伏線が、なんの展開も見せずに物語が終わってしまったのは残念。次作に期待…というところでしょうか?
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.44
(4pt)

日本版ホームズを思わせる時代小説

時代小説なので少し読みにくいかと思いきや、あさのあつこさん特有の心理描写と登場人物の魅力に引き込まれ、最後までぐいぐい読むことができます。話は日本版シャーロックホームズを思わせるようなミステリーです。最後がすっきりしないので少し残念ですが、それがまた物悲しい余韻を残してくれます。個人的には遠野屋がとても魅力的でした。続編も必ず読みます。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.43
(4pt)

日本版ホームズを思わせる時代小説

時代小説なので少し読みにくいかと思いきや、あさのあつこさん特有の心理描写と登場人物の魅力に引き込まれ、最後までぐいぐい読むことができます。話は日本版シャーロックホームズを思わせるようなミステリーです。最後がすっきりしないので少し残念ですが、それがまた物悲しい余韻を残してくれます。個人的には遠野屋がとても魅力的でした。続編も必ず読みます。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.42
(4pt)

犯人像が・・・??

見事な心理劇を堪能しました。しかし、信次郎、伊佐治、遠野屋の三人についての深く、鋭く、熱い心理描写に比べると、犯人像は全く描けていないように思いました。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.41
(4pt)

犯人像が・・・??

見事な心理劇を堪能しました。しかし、信次郎、伊佐治、遠野屋の三人についての深く、鋭く、熱い心理描写に比べると、犯人像は全く描けていないように思いました。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.40
(3pt)

個々の読者が抱き求める時代小説感によって評価は二分される。

あさのあつこ作品を読むのは本書が初めてでした。
「弥勒の月」という題名が良いですよね。
この世にうごめく人々の心の闇を頭上から静かに青く照らし、救いの手を差し延べる弥勒菩薩の月の光を想像します。

人間社会の本音、人の本心を描くことは、誰もが触れて欲しくは無い闇の奥底へ迫ることとなります。
それは日頃の何気ない会話の中のジョークでさえ相手を傷つけてしまう鋭利な刃物に成りえることを意味します。
本書は時代小説の評価云々の前に読者が読後に何を求め本書を購入したかで評価が分かれるかと思います。
若い切れ者同心と中年の岡っ引き、そして内儀を入水自殺で失った小間物屋の若い主を中心に物語は展開しますが、
思っても言外に出さない人の本心が次々に描かれており、それは決して明るく爽やかとは言えません。
だからこそ「弥勒の月」が必要なのだと言えばそうなのでしょうが..........。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.39
(3pt)

個々の読者が抱き求める時代小説感によって評価は二分される。

あさのあつこ作品を読むのは本書が初めてでした。
「弥勒の月」という題名が良いですよね。
この世にうごめく人々の心の闇を頭上から静かに青く照らし、救いの手を差し延べる弥勒菩薩の月の光を想像します。

人間社会の本音、人の本心を描くことは、誰もが触れて欲しくは無い闇の奥底へ迫ることとなります。
それは日頃の何気ない会話の中のジョークでさえ相手を傷つけてしまう鋭利な刃物に成りえることを意味します。
本書は時代小説の評価云々の前に読者が読後に何を求め本書を購入したかで評価が分かれるかと思います。
若い切れ者同心と中年の岡っ引き、そして内儀を入水自殺で失った小間物屋の若い主を中心に物語は展開しますが、
思っても言外に出さない人の本心が次々に描かれており、それは決して明るく爽やかとは言えません。
だからこそ「弥勒の月」が必要なのだと言えばそうなのでしょうが..........。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.38
(5pt)

時間を忘れてタイムスリップ

本をひらけば、門をくぐるようにタイムスリップ。
もう時間を忘れてツルツル読める時代劇でした。冒頭の情景の美しさ。
どんどん引き込まれていきます。主人公の洞察力の細やかな描写。
といってもどの登場人物も主人公のようです。
誰もが必死に生きているという実感がわきます。
理不尽にもろくも悪党の餌食になる善良な人々。
その中でも小間物屋の若女将が可哀そうで可哀そうで心が揺さぶられます。
読後もふっとタイムスリップできるくらい、その世界にのめりこんでいました。
あさのあつこさんの本は好きです。
ほんとに読みたい本を読んでいるという気持ちになります。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.37
(5pt)

時間を忘れてタイムスリップ

本をひらけば、門をくぐるようにタイムスリップ。
もう時間を忘れてツルツル読める時代劇でした。冒頭の情景の美しさ。
どんどん引き込まれていきます。主人公の洞察力の細やかな描写。
といってもどの登場人物も主人公のようです。
誰もが必死に生きているという実感がわきます。
理不尽にもろくも悪党の餌食になる善良な人々。
その中でも小間物屋の若女将が可哀そうで可哀そうで心が揺さぶられます。
読後もふっとタイムスリップできるくらい、その世界にのめりこんでいました。
あさのあつこさんの本は好きです。
ほんとに読みたい本を読んでいるという気持ちになります。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.36
(3pt)

ゆとりのあるときの1冊

内容は皆さんのレビューを参考に・・・さて読みやすさですが、小学5年生の息子にとおもい購入。先に母である私が読んでみたところの感想です。一言でいえば推理小説の時代劇版ってところでしょうか。江戸時代をお勉強していない息子にはまず登場人物の整理が大変だと思いました。私でも3分の1ぐらい読まなければちょっと整理できなくて・・・話に入っていけるのは中盤から。
推理小説は大好きな私にとっては、少々くどいように思いました。陰に始まり陰に終わるという感じで、ゆとりのある時間つぶしにお勧めできる本です。通勤途中や学校の読書本数稼ぎには向いてないように思います。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.35
(3pt)

ゆとりのあるときの1冊

内容は皆さんのレビューを参考に・・・さて読みやすさですが、小学5年生の息子にとおもい購入。先に母である私が読んでみたところの感想です。一言でいえば推理小説の時代劇版ってところでしょうか。江戸時代をお勉強していない息子にはまず登場人物の整理が大変だと思いました。私でも3分の1ぐらい読まなければちょっと整理できなくて・・・話に入っていけるのは中盤から。
推理小説は大好きな私にとっては、少々くどいように思いました。陰に始まり陰に終わるという感じで、ゆとりのある時間つぶしにお勧めできる本です。通勤途中や学校の読書本数稼ぎには向いてないように思います。
弥勒の月 (光文社時代小説文庫) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (光文社時代小説文庫)より
4334744567
No.34
(4pt)

何かしら心に引っかかること

江戸時代、同心の木暮信次郎と岡っ引の伊佐治が
身投げ、病死、殺人事件を追う物語。
伊佐治の常識人(?)としての目線で語られる。

信次郎は頭が切れ過ぎ、世の中に不満を持つ。
その信次郎の心の中の描写に興味を覚えた。

日常生活で何かしら心に引っかかることは、
その人の心の根幹に関わっていることだと
教えてくれているような気がする。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875
No.33
(4pt)

何かしら心に引っかかること

江戸時代、同心の木暮信次郎と岡っ引の伊佐治が
身投げ、病死、殺人事件を追う物語。
伊佐治の常識人(?)としての目線で語られる。

信次郎は頭が切れ過ぎ、世の中に不満を持つ。
その信次郎の心の中の描写に興味を覚えた。

日常生活で何かしら心に引っかかることは、
その人の心の根幹に関わっていることだと
教えてくれているような気がする。
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4334744567
No.32
(5pt)

生き直す、ということ

小間物を扱う「遠野屋」の若おかみ、おりんが川で溺死した。自殺か他殺か、はっきりしない。それが事件の発端である。
 事件を追うのは、北常町廻り同心木暮信次郎と岡っ引き伊佐治。二人は、駆けつけた遠野屋清之介の様子に尋常ならざるものを感じとる。
 信次郎は言う。
<「おれは退屈してたんだ」
  (略)
 「親父のように生きて、死んでいくのかと思うと退屈で堪らなかったんだよ」>
 路傍での父の死にざまは、信次郎の心に深く刻まれ、信次郎は、蛇のようだと評される、有能だが酷薄苛烈な同心となった。その信次郎が、なりゆきもわからぬうちに、遠野屋を評し、<「あれは、おれの獲物だ。おもしれえ狩りができるかもしれねえ」>とつぶやく。伊佐治は、そのような信次郎に、深い危惧を覚えながらも目を離すことができず、行動をともにする。
 遠野屋が並み以上に商人たらんとしていることは明らかだった。闇の出自を持った武士が、商人として、人として、生き直そうとしていたのだ。
 遠野屋は、遠野屋の先代とおりんに恩があると告げながら、伊佐治に言う。
<「わたしにとって、おりんは、弥勒でございました」
「弥勒……」
「そういう女でございましたよ」>
 伊佐治は思う。
<おれも救われたのだ。女に救われ何十年という年月をともに生きている。おれは共に生きている、しかし、遠野屋は失った。縋った指の間から、確かに掴んだものが消えていったのだ。その焦燥、その絶望、その地獄。>
 信次郎も遠野屋も、心の中に余人に窺い知れないものを抱え込む。互いに共感と反感がないまぜになって交錯する。何気ない対面が、言葉と所作のぎりぎりの対峙へと変貌する。
 おりんは何故死なねばならなかったのか? 挟箱の奥深く隠された朝顔の種にはどんな意味があったのか? 遠野屋の闇の出自とは? 様々な謎が徐々に明らかになっていくにつれ、茫漠とした問いが立ちあがってくる。人が人として生きるとはどのようなことか? 人は何によって、人としての矜持を保ちうるのか? と。
弥勒の月 (文芸) Amazon書評・レビュー: 弥勒の月 (文芸)より
4334924875