使命と魂のリミット

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評判

使命と魂のリミットの評価:

3.98/5点 レビュー 245件。 B ランク

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平均点3.98pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全335件 301〜320 16/17ページ
No.35
(5pt)

医者はいかなるときもその使命感を完遂できるのか?

ハズレのない作家であるが、この本も引き込まれてしまい、一気に読んでしまった。医者の倫理観が今回の大きなテーマで、自分の子供を間接的に事故死へ追い込んだ人間が患者となり、死亡するリスクもある困難な心臓手術を行うこととなった場合、医者は自分の使命を全うして患者を救うことができるのか、それとも手術の困難さに紛れて未必の故意にしろ患者を死なせたい誘惑に駆られるのかということを主人公であるインターンの女医が全編を通じて探っていく。導入部分でバラバラだったいくつかの伏線がクライマックスへ向けて一本の線に融合していくのは、本当に鮮やかな描写である。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.34
(4pt)

東野作品特有の爽快感

おもしろい。読みやすいし,読後に東野作品特有の爽快感というか「読んでよかった」感が残ります。少なくとも先に出版された「赤い指」よりは話が濃密で読み応えがあります。面目躍如といったところでしょうか。ただ,登場人物がだれも彼も「優しすぎる」のが美しすぎるかな。まぁ,それが東野作品のよさでもあると思いますが。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.33
(4pt)

東野作品特有の爽快感

おもしろい。読みやすいし,読後に東野作品特有の爽快感というか「読んでよかった」感が残ります。少なくとも先に出版された「赤い指」よりは話が濃密で読み応えがあります。面目躍如といったところでしょうか。ただ,登場人物がだれも彼も「優しすぎる」のが美しすぎるかな。まぁ,それが東野作品のよさでもあると思いますが。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.32
(5pt)

名刀の切れ味です。

東野圭吾多重人説再び(多種、多様な文体、作風)。名刀の切れ味のごとくシャープで暖かい作品でした。上辺の印象としては医療ミステリーですが、タイムリミット物に、主人公の女性医療研修生が抱く実父の死との絡み、犯人を取り巻く様々な人間模様、そして「まさにある使命」等と伏線が絡みに絡み、結末まで一気に読ませるストーリーテラーと、人物描写、そして最後の1頁に思わず、胸が熱くなる結末と、読者の目を釘付けにすること間違いなし。早くも2007年度国内ミステリー物の大本命では???
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.31
(5pt)

ぜひ映画化を求む!

実を言うと「使命」という言葉は好きだ。だが、その大それた(?)言葉は、政治家、医者、警察官などの職業の人たちにこそ当てはまる気がしていた。

 ところが、本書を読んでいるうちに、私のように平凡に日常を送っている者にさえ、使命があると認識できた。そして、それを全うすることこそ生きることであり、使命感を持って生きなければいけないのだと考えさせられた。

 昨今では、新聞やテレビなどのメディアで政治家や教育者などの不祥事が報じられ、使命感を感じている人たちが少ない。そういう中で、東野氏は、あえて「使命」という多少面映ゆい言葉を使い、私たちの背筋を伸ばさせてくれた。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.30
(5pt)

名刀の切れ味です。

東野圭吾多重人説再び(多種、多様な文体、作風)。名刀の切れ味のごとくシャープで暖かい作品でした。上辺の印象としては医療ミステリーですが、タイムリミット物に、主人公の女性医療研修生が抱く実父の死との絡み、犯人を取り巻く様々な人間模様、そして「まさにある使命」等と伏線が絡みに絡み、結末まで一気に読ませるストーリーテラーと、人物描写、そして最後の1頁に思わず、胸が熱くなる結末と、読者の目を釘付けにすること間違いなし。早くも2007年度国内ミステリー物の大本命では???
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.29
(5pt)

ぜひ映画化を求む!

 実を言うと「使命」という言葉は好きだ。だが、その大それた(?)言葉は、政治家、医者、警察官などの職業の人たちにこそ当てはまる気がしていた。
 ところが、本書を読んでいるうちに、私のように平凡に日常を送っている者にさえ、使命があると認識できた。そして、それを全うすることこそ生きることであり、使命感を持って生きなければいけないのだと考えさせられた。
 昨今では、新聞やテレビなどのメディアで政治家や教育者などの不祥事が報じられ、使命感を感じている人たちが少ない。そういう中で、東野氏は、あえて「使命」という多少面映ゆい言葉を使い、私たちの背筋を伸ばさせてくれた。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.28
(4pt)

作為と不作為のリミット

医師と自動車販売責任者。両者は人の生命に関する責任を直接、間接の違いこそあれ背負っている。
医療ミス、欠陥車に関する報道が絶えない昨今、彼らの職務に対する責任感と利潤や効率を追求する気持ちのバランスに疑問を感じることが多い。

人がどれだけ日ごろの仕事に”使命と魂”を感じているかは、それぞれの職業観はあると思うが、他人の命を間接的でも預かっていると言う方は、この作品の重みが分かるはず。

故意、過失含めて、家族や恋人を失った人々の悲しみは計り知れず、作品の中の復讐劇にリアル感を与えている。

すべてを救うのが、愛情と善意であることに救いを感じ。作者の人生観を感じたようで爽快な読後感を得られた。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.27
(4pt)

作為と不作為のリミット

医師と自動車販売責任者。両者は人の生命に関する責任を直接、間接の違いこそあれ背負っている。
医療ミス、欠陥車に関する報道が絶えない昨今、彼らの職務に対する責任感と利潤や効率を追求する気持ちのバランスに疑問を感じることが多い。
人がどれだけ日ごろの仕事に”使命と魂”を感じているかは、それぞれの職業観はあると思うが、他人の命を間接的でも預かっていると言う方は、この作品の重みが分かるはず。
故意、過失含めて、家族や恋人を失った人々の悲しみは計り知れず、作品の中の復讐劇にリアル感を与えている。
すべてを救うのが、愛情と善意であることに救いを感じ。作者の人生観を感じたようで爽快な読後感を得られた。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.26
(4pt)

おもしろい

東野作品全般に言える、ちょっと文章が硬い部分はあるが、面白い。

特に少し前にテレビで心臓外科医の特集番組を見たばかりだったので情景が

具体的に浮かび楽しめた。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.25
(4pt)

おもしろい

東野作品全般に言える、ちょっと文章が硬い部分はあるが、面白い。
特に少し前にテレビで心臓外科医の特集番組を見たばかりだったので情景が
具体的に浮かび楽しめた。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.24
(5pt)

さすが、東野圭吾。

ともかく面白いというか、凛としていると言うか、いいねえ「誰にも使命がある」と教え諭す父親も自分の息子の死に関係した人間を医者としての使命で助けだそうとした西園も。恋人の仇を討とうとするが、最後には利用しようとした看護婦にやはり愛を見出す穣治の良心も。こじんまりまとまり過ぎていると言えばそれまでですが、東野圭吾は、やはりいい。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.23
(5pt)

さすが、東野圭吾。

ともかく面白いというか、凛としていると言うか、いいねえ「誰にも使命がある」と教え諭す父親も自分の息子の死に関係した人間を医者としての使命で助けだそうとした西園も。恋人の仇を討とうとするが、最後には利用しようとした看護婦にやはり愛を見出す穣治の良心も。こじんまりまとまり過ぎていると言えばそれまでですが、東野圭吾は、やはりいい。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.22
(4pt)

手ごたえのある作品

夕紀の父親は、大動脈瘤の手術中に亡くなった。手術を担当した医師と母の間には

隠された秘密があったのか?夕紀は研修医となって、かつて父を手術した医師西園が

勤める病院にやってきたが、その病院に重大な危機が!

人の命を救うための場所である病院に仕掛けられた罠。危機的な状況の中で黙々と

命を救うために働く人たち。その描写は感動的だった。人には全うしなければならない

使命がある。それは、病院に罠を仕掛けた犯人にもあった。「自分の使命を果たす

ために何の関係もない人たちを巻き込んでいいのか?」犯人の心の葛藤は続く。

夕紀の父親の死の陰には何があったのか?病院の危機をどのように乗り切ることが

できるのか?このふたつは、読者を一気にラストまで走らせる。ラストの1行は胸に

ぐっときた。人としての使命、そして人の本質である魂。どちらを優先するのかを

決めるのは、「命」なのだろうか。ずしっとした手ごたえのある、面白い作品だった。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.21
(4pt)

手ごたえのある作品

夕紀の父親は、大動脈瘤の手術中に亡くなった。手術を担当した医師と母の間には
隠された秘密があったのか?夕紀は研修医となって、かつて父を手術した医師西園が
勤める病院にやってきたが、その病院に重大な危機が!
人の命を救うための場所である病院に仕掛けられた罠。危機的な状況の中で黙々と
命を救うために働く人たち。その描写は感動的だった。人には全うしなければならない
使命がある。それは、病院に罠を仕掛けた犯人にもあった。「自分の使命を果たす
ために何の関係もない人たちを巻き込んでいいのか?」犯人の心の葛藤は続く。
夕紀の父親の死の陰には何があったのか?病院の危機をどのように乗り切ることが
できるのか?このふたつは、読者を一気にラストまで走らせる。ラストの1行は胸に
ぐっときた。人としての使命、そして人の本質である魂。どちらを優先するのかを
決めるのは、「命」なのだろうか。ずしっとした手ごたえのある、面白い作品だった。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.20
(3pt)

疲れず楽しめるかな

サラリと読めました。登場人物の人数が少なくないにもかかわらず、ストーリー展開が滑らかのは、いつもながら「さすが」と唸るところでした。しかしながら、医療現場の感覚からすると「これはちょっと」と思われる箇所が見受けられることと、偶然が重なりすぎて途中から展開が予想されるところに、物足り無さを覚えます。ラストシーンに期待していたので、最後の数行については、期待はずれでした。「容疑者・・・」のような感動は得られませんでした。これらを斟酌しても、安心して楽しめる本です。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.19
(3pt)

疲れず楽しめるかな

サラリと読めました。登場人物の人数が少なくないにもかかわらず、ストーリー展開が滑らかのは、いつもながら「さすが」と唸るところでした。しかしながら、医療現場の感覚からすると「これはちょっと」と思われる箇所が見受けられることと、偶然が重なりすぎて途中から展開が予想されるところに、物足り無さを覚えます。ラストシーンに期待していたので、最後の数行については、期待はずれでした。「容疑者・・・」のような感動は得られませんでした。これらを斟酌しても、安心して楽しめる本です。
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.18
(4pt)

まさにプロの仕事。

うっまーい。

最初、サイドストーリーで、あるミステリーを提示して、読者を引き付け、

次に本ストーリーで、サスペンスを提示して読者を離さない。

結末では、あるほのかな愛と、ある家族愛で全てを浄化させる。

それにトリックもいくつも用意して、読者の目をくらますし、

何かお手本の様な小説です。

欠点は確かにあります。

偶然が偶然を呼んで進行していく点や、人を殺すのにそんな方法はしないだろうと、

いくつもつっこみながら読んでいましたが、小説ですからね。

実際にこれを実行する人間が出てこないとも限らないし。

そんな欠点も凌駕する快作だと思いました。

始めの数ページを読んでいくと、研修医+医療ミスで、何か旬じゃないなと思いましたが、

2004年からの連載小説で納得しました。

今だったら臓器移植とか主題にするんでしょうか?
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071
No.17
(4pt)

まさにプロの仕事。

うっまーい。
最初、サイドストーリーで、あるミステリーを提示して、読者を引き付け、
次に本ストーリーで、サスペンスを提示して読者を離さない。
結末では、あるほのかな愛と、ある家族愛で全てを浄化させる。
それにトリックもいくつも用意して、読者の目をくらますし、
何かお手本の様な小説です。
欠点は確かにあります。
偶然が偶然を呼んで進行していく点や、人を殺すのにそんな方法はしないだろうと、
いくつもつっこみながら読んでいましたが、小説ですからね。
実際にこれを実行する人間が出てこないとも限らないし。
そんな欠点も凌駕する快作だと思いました。
始めの数ページを読んでいくと、研修医+医療ミスで、何か旬じゃないなと思いましたが、
2004年からの連載小説で納得しました。
今だったら臓器移植とか主題にするんでしょうか?
使命と魂のリミット Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミットより
4103031719
No.16
(5pt)

「心」に突き動かされ、翻弄され、けれど「心」によって救われる。

まさか泣くとは思わなかったのだが、最後の数十ページは、涙が止まらなかった。

一つには、研修医・夕紀の、長年の孤独──ごく近しい人たちを心の奥底で疑いながら、そのことを誰にも打ち明けることができずに生きてきた、悲しい孤独と、その彼女の疑念を知りながら、ただ見守ることしかできずにいた、周りの人たちの愛と苦悩を思って。

もう一つには、初めは利用し利用されるだけの関係だったはずの穣治と望の間に、いつしか本物の愛情が芽生えてしまっていたこと、そしてそのことが穣治の良心をどうしようもなく目覚めさせてしまったことに。

結局、この物語の中には、根っからの悪人と呼ぶべき人間は一人も登場しなかった。

誰もが、目に見えない自らの「心」に突き動かされ、翻弄され、けれど最終的にはその「心」によって救われる。

うまく言えないが、そんなふうに感じた。

文中に何度も登場する「使命」という言葉。

人は誰もが果たすべき使命を持っていて、その使命を果たすことがかっこいい生き方であり、幸福な生き方なのだ、という人生観、人間観には共感を覚える。

この本のタイトルは、非常に風変わりであると感じる。

「使命」という言葉が使われるのは分かるし、「リミット」も納得できる。

ただ、もう一つの「魂」という言葉がなぜここで使われているのかは、もしかしたら著者から読者への一つの謎かけなのかもしれない。

その理由を自分なりに考えてみるのも面白い。

直木賞作家の名に恥じない、堂々の力作であり、非常に完成度の高い、読み応えのある一冊だった。
使命と魂のリミット (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 使命と魂のリミット (角川文庫)より
4043718071