(短編集)

ロマネ・コンティ・一九三五年

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評判

ロマネ・コンティ・一九三五年の評価:

4.45/5点 レビュー 20件。 D ランク

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全29件 1〜20 1/2ページ
No.29
(4pt)

大人の文体

重厚な、または、軽やかな、そんな大人の文体。独特な描写でページが進む。実体験をしているからこそ書けるのだろう。好き嫌いは分かれるかも。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.28
(4pt)

大人の文体

重厚な、または、軽やかな、そんな大人の文体。独特な描写でページが進む。実体験をしているからこそ書けるのだろう。好き嫌いは分かれるかも。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.27
(5pt)

食わず嫌いだったのだが・・・ この中身のつまった文章の充実感は何だ!

〇 生前マスメディアに登場することが多かった開高さんは、純粋な文学者ではないように思われて読む気にならなかったのだが、山崎正和さんによる表題作の書評に出会ったので、念のためにという軽い気持ちで読んでみた。

〇 読んでおどろいた。色彩、密度、重量、強さ、手応え、そんなものがみっしりと詰まった文体で、この重量級の文章にすっかり魅せられた。退廃を描いてもシニカルにならない熱量がある。ひとことで言ってしまえば充実している。

〇 収録されている6篇の短篇はそれぞれ独立した作品だが、各篇とも中心となる物語にもうひとつのエピソードが絡む凝った作りになっていて、この対位法が単純なストーリーに複雑で精妙な味わいを生んでいる。

〇 美点をあげればまずは文章。そのほかにも読者を退屈させない物語の展開の速さ、洒落た会話の使い方、念入りな人物の描写があげられる。読者にたいするサービス精神もたっぷりで、ポンと放り出すように物語を閉じて読者に宙ぶらりんの居心地のわるさを味合わせる身勝手などはしない。

〇 この作家は当たり前のものではないものを描くところで力を発揮するようで、登場人物では作者によく似た異形の怪人がとても魅力的だ。だから東京でのサラリーマン生活をえがく「黄昏の力」よりは、北海道の釣りをえがく「渚にて」のほうがおもしろいし、それよりもベトナムや香港やパリを舞台にした「玉、砕ける」「飽満の種子」「貝塚をつくる」や表題作のほうがさらにおもしろい。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.26
(5pt)

食わず嫌いだったのだが・・・ この中身のつまった文章の充実感は何だ!

〇 生前マスメディアに登場することが多かった開高さんは、純粋な文学者ではないように思われて読む気にならなかったのだが、山崎正和さんによる表題作の書評に出会ったので、念のためにという軽い気持ちで読んでみた。

〇 読んでおどろいた。色彩、密度、重量、強さ、手応え、そんなものがみっしりと詰まった文体で、この重量級の文章にすっかり魅せられた。退廃を描いてもシニカルにならない熱量がある。ひとことで言ってしまえば充実している。

〇 収録されている6篇の短篇はそれぞれ独立した作品だが、各篇とも中心となる物語にもうひとつのエピソードが絡む凝った作りになっていて、この対位法が単純なストーリーに複雑で精妙な味わいを生んでいる。

〇 美点をあげればまずは文章。そのほかにも読者を退屈させない物語の展開の速さ、洒落た会話の使い方、念入りな人物の描写があげられる。読者にたいするサービス精神もたっぷりで、ポンと放り出すように物語を閉じて読者に宙ぶらりんの居心地のわるさを味合わせる身勝手などはしない。

〇 この作家は当たり前のものではないものを描くところで力を発揮するようで、登場人物では作者によく似た異形の怪人がとても魅力的だ。だから東京でのサラリーマン生活をえがく「黄昏の力」よりは、北海道の釣りをえがく「渚にて」のほうがおもしろいし、それよりもベトナムや香港やパリを舞台にした「玉、砕ける」「飽満の種子」「貝塚をつくる」や表題作のほうがさらにおもしろい。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.25
(5pt)

最高に決まってる

言うまでもなく、開高氏の作品の中でも大変面白い作品だと思います。3度目となる読破です。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.24
(5pt)

最高に決まってる

言うまでもなく、開高氏の作品の中でも大変面白い作品だと思います。3度目となる読破です。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.23
(4pt)

歳をとって読み返してみた。

他の作品も読んでみたくなりました。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.22
(4pt)

歳をとって読み返してみた。

他の作品も読んでみたくなりました。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.21
(4pt)

神は細部に宿る

開高健氏の最も円熟した時に書かれた短編集。中の「玉、砕ける」を再読したくて、購入。何気ない描写のうちに、世界の不穏な状況が浮かび上がる。見事だなと、唸る。神は細部に宿ると言ったのは、開高健氏なのかな?その言葉を見事に実践していると感じました。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.20
(4pt)

神は細部に宿る

開高健氏の最も円熟した時に書かれた短編集。中の「玉、砕ける」を再読したくて、購入。何気ない描写のうちに、世界の不穏な状況が浮かび上がる。見事だなと、唸る。神は細部に宿ると言ったのは、開高健氏なのかな?その言葉を見事に実践していると感じました。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
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No.19
(5pt)

戦後、昭和時代を代表する傑作短篇集

主題、文体、挿話……、すべてにわたって卓越している。川端康成賞、受賞作含む。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.18
(5pt)

戦後、昭和時代を代表する傑作短篇集

主題、文体、挿話……、すべてにわたって卓越している。川端康成賞、受賞作含む。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.17
(5pt)

問題ありません

問題ありません
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.16
(5pt)

問題ありません

問題ありません
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.15
(4pt)

旨い酒はバランスが佳い

ロマネ・コンティの輪郭が分かる
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.14
(4pt)

旨い酒はバランスが佳い

ロマネ・コンティの輪郭が分かる
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.13
(5pt)

描写が癖になる

大人の本です。濃厚で、何度も読みたくなります。特に女の描写が独特
それはそうですよね。有名コピーライターでもあるのですから。
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.12
(5pt)

描写が癖になる

大人の本です。濃厚で、何度も読みたくなります。特に女の描写が独特
それはそうですよね。有名コピーライターでもあるのですから。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040
No.11
(5pt)

開高健の本に間違いは有りません

今読み始めていますが、相変わらず繊細で洒落た文章に酔いしれています、何よりこれほどの天才が今はもうこの世に居られない事が残念でなりません
ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年―六つの短篇小説 (文春文庫)より
4167127121
No.10
(5pt)

開高健の作品の中で『玉、砕ける』がベスト!とひと晩考えて決定した。

遊び半分で、この作家は何がベストだろうと考えてみることがある。
例えば、「漱石なら、やっぱり笑える坊ちゃんがいい、」、「司馬遼太郎は花神かな、いやいや他にある」、「高村薫はマークスの山に尽きるなあ」…そういう脳内遊びを楽しんでいる。

 『夏の闇』にしようか『輝ける闇』にしようか、あるいは引き分けにしようかとも、など考えていたが、タイトな短編、『玉、砕ける』を選択した。

 開高の本質は詩人である、と私は見る。というか詩そのものだろう。
──彼はアーマライト銃の引金に指を掛けて鋭くあたりを見まわしつつ歩いて行った。強大な腰を右にひねり、左にひねり、彼は全身汗にまみれ、かるがる木の根株をまたいだり、茂みに潜ったりして進んでいった。──
『輝ける闇』だが、斯くの如く開高の描く人物は実に「右に左に、○○したり、△△したり」するのである。特長でもあるのだが、時にくどく、短所にもなる。したがってどうしても彼の代表作たる闇二編から選ぶことは出来なかった。
──レストランへ行ってもすみっこに壁にぴったりくっついてすわるか、日本人同士いっしょになってすわるかしないことには安心できないらしいし──
『夏の闇』で‘女’が言うセリフなのだが、もうこういうこともないだろうと思う。野球選手しかりサッカー選手しかり、宇宙飛行士でも一人で海外へ行く時代。古いと感じたからである。

 さて、老舎の死を題材にした『玉、砕ける』。小者が読んだのは高校二年生だったろうか。まだ老舎を知る前である。大学(中国文学)を卒業するくらいの時にはっと思い出した。開高のあの小説は老舎について書いてあったんだ、と。本編の持つ良さも高校生には理解しがたかった。
 今再読してみるといいねえ。短編に開高の文学がぎゅっと濃縮されている。
 日本に帰る途中(帰国が嫌なので、「日本に帰ると身体に黴が生える」と表現している)、香港に寄る。地元の作家と老舎のことを話す。風俗(性風俗ではない)で、垢を摺り落としてもらうのだが、三助?が摺った垢を球体にして呉れる。香港から飛行機に乗ろうとしたとき、老舎が殺されたことを知る。たったそれだけの話。だが、文章に何とも言えない艶がある。

文中から引用する。
──初老だけれども迫力のある、炸(はじ)けたような、流暢な日本語
──ネギ、白菜、芋、牛の頭、豚の足、何でもかたっぱしからほうりこんでぐらぐらと煮立てる。
──私は重力を失って、とろとろと甘睡にとけこんでいく。
開高らしさで溢れている。
 さらに、中国人の是か非かはっきりしない様子を馬馬虎虎(マーマフーフ)と言うのだが、「あいまいであることをハッキリ宣言している」という記述。
また
『四世同堂』よりも『駱駝祥子』の方が上であり、その理由を「ヒリヒリするような辛辣と観察眼とユーモア」と述べているが、ずばり本質を突いている。四世同堂はいささか共産党に配慮した記述が見受けられる。

 中国文学を経験した上では身にしみる言葉である。そういう私的な力学も加わって、開高健ベストはこの一編を選んだ。開高文学のエッセンスが詰まった傑作だ。
ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4) Amazon書評・レビュー: ロマネ・コンティ・一九三五年 (文春文庫 127-4)より
4167127040