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ブラックベリー・ワイン



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ブラックベリー・ワインの評価: 4.00/5点 レビュー 6件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(5pt)

心が温かくなる

誰にでもある子供の頃の思い出、痛みや心残り・・・
大人になった今でも忘れられない思いを鮮やかに思いおこさせます。
ひとはいつだって心に決めれば、向かう方向に進んでいけるんだなぁ
ブラックベリー・ワイン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックベリー・ワイン (角川文庫)より
4042906028
No.3:
(4pt)

ブラックベリー・ワイン

ショコラとは全く別のストーリーながら同じ街の空気が伝わった。
読後感がさわやかで気持ちいい。
ブラックベリー・ワイン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックベリー・ワイン (角川文庫)より
4042906028
No.2:
(5pt)

発酵する人生の芳香

フランス片田舎の豊かな自然と魅力的な人々と

触れ合って自分自身を見つめる、成長物語。

と言ってしまうとなんだかすごくありきたりのようですが、

そこは「ショコラ」で

母から受け継いだ血と能力の呪縛に抗う女性の

切々とした気持ちのゆらぎを甘さとほろ苦さでまとめた、

ジョアン・ハリスの見事な言葉を紡ぐ力が

今作でも現れています。

曇りのない心で人々と接していたつもりで、

実は作家であることの立場を口実に彼らを低く見ていた

彼自身の知られざる傲慢さに気づくくだりなどは

読んでいてハッとさせられます。

また、ワインとフルーツの香りと共に押し寄せる追憶や

心を閉ざす女性の謎など

ミステリーとファンタジーの要素を絡めながら、

主人公が自分の本当の居場所として

自分だけの奇跡・魔法として最後に何を見出すのか、

素朴だけど沁み入るラストです。
ブラックベリー・ワイン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックベリー・ワイン (角川文庫)より
4042906028
No.1:
(4pt)

癒されていく心の傷跡

スランプに陥った作家、ジェイ・マッキントッシュの再生の物語です。1999年という彼にとっての現在と、1975~1977年の少年の頃の思い出が交互に描かれていきます。過去において傷を受けた過程と、その傷が癒されていく過程が交互に描かれていくと言い換えても良いかもしれません。物語に魅力を与えているのは、過去と現在を強く結びつける人物として登場する元炭鉱夫のジョー・コックス老人です。この風変わりな人物の言葉は、果たして真実なのか、虚なのか? 先が知りたくて一気に読めます。私は、『ショコラ』に劣らず面白かったと思います。やはり、大人向けの上品なメルヘンだと思いました。『ショコラ』の続編ではありませんが、舞台は同じくフランスにあるランスクネ・スー・タンヌという架空の町です。『ショコラ』に登場した村人達が数多く登場するので、『ショコラ』のその後のランスクネ・スー・タンヌを知るという、おまけのような楽しみもありました。
ブラックベリー・ワイン (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ブラックベリー・ワイン (角川文庫)より
4042906028

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