■スポンサードリンク


捨て童子・松平忠輝



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

捨て童子・松平忠輝の評価: 4.26/5点 レビュー 31件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.26pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全26件 1~20 1/2ページ
12>>
No.26:
(5pt)

娯楽時代小説としては一級だが、反権力思想がうかがわれる

実は松平忠輝についてはよく知らなかったのだが、著者の「影武者徳川家康」があまりに面白かったので、この作品も面白いのでは?と思って購入したら見事的中した。幼少期から描かれているが、慶長15年越後福島60万石を与えられて合わせて72万石の大大名になったときには「こんなに知的で明るい雰囲気を漂わせた、涼し気な男は他に一人もいない。それに柳生宗矩さえ悩ませた武技の持ち主」になっていた。

娯楽時代小説なので良い奴らが「忠輝側」、悪い奴らが「秀忠側」と明確にされていて、それに史実の重要人物を絡ませて飽きさせないのだが、権力対反権力の戦いを左翼的と見る解釈も成り立とう。
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.25:
(4pt)

独特の視点

歴史小説として、最高のエンタテイメント
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.24:
(4pt)

独特の視点

歴史小説として最高のエンターテイメント。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.23:
(4pt)

独特の視点

歴史小説として、最高のエンタテイメント
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.22:
(5pt)

全巻揃えて

とても面白い作品でした。忠輝についてはいろいろな見方があるようですが、こちらは若々しく大胆でとても頭が良く、心も綺麗な忠輝になっています。こういう人だったのかもしれないと思わせてくれました。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.21:
(5pt)

鬼っ子様

(上巻)から読み始め、最初の部分はなかなか読み進めませんでしたが、途中からは主人公の生き生きとした描写で「鬼っ子様」が大好きになっていました。
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.20:
(4pt)

痛快

以前から隆慶一郎の作品を愛読しているが、この捨て童子も2回目になる。家康の子供でありながら不遇な幼少時代を過ごすことが
逆に強い力になり活躍するが、決して悪事にそのずば抜けた力を利用せず正義と思える方向に発揮するところは痛快である。
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.19:
(5pt)

文句なしにおもしろい

徳川家康の六男忠輝は、生まれた時、色きわめて黒く、眥さかさまに裂けて恐ろしげだったため、家康に捨てよといわれ、田舎の小大名に拾われます。関東惣代官大久保長安の調査役雨宮次郎右衛門と配下の忍び才兵衛は、出張先の沼で容貌魁偉な男の子に遭遇し、散々翻弄されます。この鬼っ子こそ、のちに「剣術絶倫、化現の人」と評された忠輝その人でした。江戸城に移った忠輝は、ひと騒動を引き起こします。兄秀忠は、家康の剣法指南役奥山休賀斎に隣席してもらい、忠輝に会いますが、休賀斎を驚嘆させた天賦の身体能力の高さに嫉妬し、忠輝の抹殺を決意します。

『捨て童子松平忠輝』は、恐るべき異能異形の人物であるがゆえに、権力者にうとまれ、濡れ衣を着せられて流罪に処せられた男の物語です。忠輝を大大名にしようと画策する大久保長安、純粋な気持ちから忠輝を応援する次郎右衛門と才兵衛、忠輝の身内同然になった剽悍な道々の民傀儡子一族、執拗に忠輝暗殺をもくろむ秀忠とその腹心柳生宗矩らがくりひろげるせめぎ合いが実に興味深い。

本書を初めて読んだのは、30年ほどむかし、地方新聞の夕刊の連載でした。夕刊の来るのがほんとうに待ち遠しかった。それ以来、隆慶一郎のファンになりました。何度でも読み返したくなる伝奇的時代小説の傑作です。
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.18:
(5pt)

「変わり者」にとってストレス解消の決定版

松平忠輝なる人物は不勉強で知りませんでしたが、なんと魅力的な変わり者が戦国末期に存在したのかと驚きます。肉体的に超人的な活躍はあるいはお話の中だけとしても、日本史の底流につねに「道道のともがら」の影が存在していた、という著者の主張は、いつものことながら説得力があります。忠輝の後半生が知りたかったのですが著者がなくなって残念です。
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.17:
(5pt)

迅速対応でした。

一気に読み終えました。期待以上で表舞台以外の主人公を知らされました。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.16:
(4pt)

状態が中々良かったので満足です。

読めればいいぐらいの思い出購入。

が、中々いい感じの状態の商品でほぼ満足です。
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.15:
(4pt)

状態が良く満足です。

読めればいいぐらいの思い出購入。

が、中々いい感じの状態の商品でほぼ満足です。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.14:
(4pt)

いい感じの商品でした。

読めればいいぐらいの思い出購入。

が、中々いい感じの状態の商品でほぼ満足です。
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.13:
(5pt)

捨て童子 松平忠輝(上)

個人読書履歴。歴史小説通算100作品目の読書完。1993/08/12
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.12:
(5pt)

捨て童子 松平忠輝(中)

大変面白かった。作品紹介は次のとおり。凛々しく成長した忠輝は、越後福嶋藩の大名となる。福嶋藩のキリシタン化を企てる大久保長安には、忠輝を将軍とする新体制をつくりあげる野望があった。忠輝を狙う、兄の将軍秀忠と柳生宗矩。途方もないエネルギーを持つがゆえに、権力者たちの暗闘に巻きこまれていく忠輝の波瀾の生涯を描く伝奇ロマン。
一般文学通算378作品目の読書完。1993/08/13
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.11:
(5pt)

捨て童子 松平忠輝(下)

大変面白かった。個人読書履歴。
一般文学通算378作品目の読書完。1993/08/18
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.10:
(5pt)

文句なしにおもしろい

松平忠輝は家康の六男。容貌魁偉な鬼っ子に生まれついたため、家康にうとまれ、
田舎の小大名の養子に出されます。自由気ままな野生児は、家康の兵法指南役だっ
た奥山休賀斎に預けられ、りりしい若武者に成長。やがて家康に認められて大大名
に取り立てられました。ところが、兄の秀忠は人間ばなれした才能をもつ忠輝を憎
み、腹心の柳生宗矩に命じて執拗に忠輝の命を狙います。

忠輝は誰とでもわけ隔てなくつきあい、飛び鎌を使う忍び才兵衛、剽悍な傀儡子一
族に心服されています。鬼っ子自身「剣術絶倫、化現の人」なのですが、味方の多
い忠輝は、暗殺者集団裏柳生のたび重なる襲撃をかわしつづけます。その死闘シー
ンもさることながら、本巻は忠輝の周辺で繰り広げられる謀略、諜報合戦が実に興
味深い。忠輝をかつぎ、キリシタン武士を動員して天下取りをたくらむ幕府代官大
久保長安、長安の身辺を探索する宗矩、忠輝に謀反の罪を着せたい秀忠と宗矩。陰
謀渦巻くきなくさい環境の中で、忠輝と秀頼、千姫、真田忍者猿飛佐助らとの交流
と友情、傀儡子の娘竹との交情は一服の清涼剤となっています。事件の展開がはや
く、読み始めたら息つくひまもありません。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101
No.9:
(5pt)

文句なしにおもしろい

金鉱山の開発で幕府の財政を潤した惣代官大久保長安が急死、謀反計画は頓挫しま
したが、遺族は公金横領の咎で処刑されます。忠輝の付家老を務めた長安の凋落は、
将軍秀忠にとって忠輝処罰の格好の口実になります。家康は、秀忠の寵臣大久保忠
隣を罪に陥れ、秀忠を牽制しました。本書は、何が何でも忠輝を葬りたい秀忠と、
何とかして忠輝を護り抜きたい家康の暗闘を中心に展開します。

驕慢で愚かな淀殿のおかげで大阪城はついに落城しました。秀頼と不戦の約束をし
た忠輝は戦場離脱をとがめられ、窮地に追い込まれます。家康は先手を打って忠輝
を勘当、謹慎を命じました。戦争が終われば「海道一の弓取り」はもはや必要ない。
将軍秀忠は、腹心の柳生宗矩に大御所家康暗殺を命じます。家康危うし!

忠輝と忍者才兵衛は人間離れした武技の持ち主ですが、柳生暗殺集団との死闘場面
だけでなく、知力と知力の戦いも興味深い。忠輝は戦術家としても非凡な才能を発
揮して父家康を驚かせます。見せ場が多く、息もつけないほどおもしろい伝奇ロマ
ンの傑作です。
隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十一巻 捨て童子・松平忠輝 下 (第6回/全19巻)より
410647011X
No.8:
(5pt)

絶品です。

捨て童子とは、酒天童子とかけている。というところから、もはやタイトルの
謎かけが始まっています。
 松平忠輝は、山岡壮八などの作品では、はっきり言って愚か者です。大久保長安、
伊達政宗、いずれの関係も何か暗い影を感じます。最後は蟄居させられる。こんな男は
捨ててしまえ。そんなイメージでした。

 それを大胆に覆す。それがこの小説です。本当なのでしょうか。
 小天狗のお話って聞いたことがあると思います。村人が驚くような運動神経、
とても追いつくことのかなわない跳躍力、走力、腕力。笑い声。どこに住んでいるんだろう。
忍者ですらその影をも踏むことはかなわない。そのお話の小天狗が松平忠輝だったとは
知りませんでした。
 天賦の才は、とどまることを知りません。学問、武芸、文学、そして医学。その原点が、
皆さんのおっしゃっている優しさだと思います。

 隆慶一郎は、どこでこの史料を手に入れたのでしょう。歴史って見方だと思います。
他の小説なんかを読んでいると、家康が最も手を焼いたのは忠輝。しかし、この物語では、
本当にこの世を統べてもらいたかったのは忠輝なのです。そして、そのぐらい恵まれた
天性にひがむのは、それを持たない権力者という構図です。

 人は、基本的に運ですね。これだけ恵まれた人が、時流からはどんどん遠ざかる。
しかし、忠輝は飽くまで明るく、優しく、正しいのです。

 前田慶次郎のお話とかぶるようですが、本当の天才松平忠輝を読むことが出来る、
そして読まされてしまう隆慶一郎の凄さ。
逸品です。お勧めします。
捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:捨て童子・松平忠輝(上) (講談社文庫)より
406185285X
No.7:
(4pt)

隆先生の真骨頂という作品でした。

長編の中では特に好きな作品です。影武者徳川家康の裏番組として読むとさらにおもしろいと思います。
隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)Amazon書評・レビュー:隆慶一郎全集第十巻 捨て童子・松平忠輝 中 (第6回/全19巻)より
4106470101

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!